年が明け、名古屋グランパスの今オフの補強がほぼ終焉を迎えたようである。
家長にオファーしており、玉田には海外移籍の可能性が浮上しており、逆に本田は海外移籍が失敗に終わる可能性もあるので、終焉とは言えないかもしれない。
ただ家長はG大阪側がレンタルでの放出を明言しており、そうなると名古屋は不利だろう。
玉田は年末にスポニチで噂が出た後続報がなく、契約更改の発表があるまで気にはなるものの、残留ではないだろうか。
そして本田はVVV側の評価が高いようで、順調に移籍が決まると見ており、今季を戦うメンバーが揃ったと見ていいだろう。
ところで今までは名古屋グランパスに関する報道=中日スポーツであったが、昨秋あたりからどうもおかしい。
マギヌン、久米GMの名古屋入りに関する第一報など日刊スポーツ名古屋版が質量とも高い情報を届けてくれている。
ストーブリーグ以外の情報も以下で紹介する久米GMとのインタビューや自主トレ情報、新加入選手の経歴・特徴紹介など細かく取り上げている。
またフェルフォーセン前監督の退任はスポーツ報知、ストイコビッチ監督就任はスポーツニッポンが第一報を流しており、中日スポーツは後追い報道ばかりで内容も薄い。
本田海外挑戦は中スポが最初だったが、昨シーズンを回顧するコラムでは根拠に乏しいネガティブなことばかりを並べている記者ばかりで、品位を疑う。
ただ上述で挙げた日刊名古屋があるのが救われる。
本日は久米GMとのインタビューが掲載された。
名古屋立て直しへ、久米GMに聞く
内容は清水エスパルスサポーター向けの会員制サイト「Sの極み」でのものと重複するところが多いが、誰でも見られるサイトでこうした内容が掲載されたのは非常に喜ばしい。
遠慮なしにブログで紹介できるから(笑)
・プロ意識の徹底と、強じんな精神力を持った日本人選手の育成と補強
・かつての磐田さんのように、日本人で天下を獲りたい
・名古屋はこれだけの素晴らしい施設と、ブランドイメージを持っている。(清水では目標達成に3年かかったが)もう少し早く達成できるんじゃないかな
・全力で監督をたてて、サポートする
・まずは身だしなみから徹底しようと思っている。
・私は立て直し屋なんですよね。低迷しているクラブに行って、自分の持っている経験を落としてチームを強くするという使命感
名古屋の現状を非常に把握している。
資金力に任せてただ強くするだけではなく、育成もして強くしていく。
選手の人間力形成にも努めていく。
まさにプロフェッショナルな人だ。
GMというよりもっと上の役職を与えてもらいたい人だ。
今年1年でいきなり上位進出を期待してはいけない。
今年は辛抱しなくてはいけない。選手も上層部も。サポーターも。
それが出来なければ歴史は繰り返されるだろう。
だから自分は信じてついていきたい。
3年後には明るい未来がある。
最初に述べたように補強が出揃った感があるので、ここで自分の考えるフォーメーションを。
このクラブのエースはヨンセンである。
昨夏に負傷し、復帰が予定よりも遅れ、復帰後も本来の力を発揮できていなかった。
しかしあれだけ巧みなポストプレー、ヘディング技術を持った選手はリーグ全体でも希有な存在で、ヨンセンの善し悪しが成績を左右すると言っても過言ではない。
なのでヨンセンを最大限に行かせるシステムを組んでもらいたい。
ヨンセンは名古屋加入後の1年半でリーグ戦43試合出場23得点の実績を持ち、ストライカーのイメージだがノルウェー代表等では1.5列目を務めるチャンスメーカー的な役割が得意な選手である。
実際周りを使う術に長けている選手である。
幸い今季の名古屋はポストプレイヤーの周りを衛星的に動き回り、ゴール前に飛び出したり、ドリブルでチャンスを生み出すことが出来るマギヌンが加入した。
またフェルフォーセン体制下では出番に恵まれなかった玉田もドリブルが得意な選手で、キープ力・展開力も持っている選手である。
この3人の攻撃的な特徴が最大限に活かされるよう以下の布陣が自分の希望である。
ACミランが用いているいわゆるクリスマスツリー型である。
状況に応じてヨンセンが下がって、玉田がトップの位置に入る・藤田が上がってマギヌンが下がるなど流動的なサッカーを期待したいものである。
アンカーは昨季序盤同様藤田だが、脇に運動量の多い選手、当たりに強い選手がいるので、守備の負担は昨年ほどではない。
右SBの一番手は大森だろうが、攻撃へ姿勢があまりにも消極的なので、吉村をコンバート。
スタミナがあり、昨季終盤はセットプレーのキッカーを務めるなどキックの精度もある。
またミドルシュートも打てる選手であり、面白いと思う。
本来なら本田をアンカーで使いたいのだが・・・
(※バヤは新加入のバヤリツァのことである。
サポーターにとっては未知の選手だが、監督・ヘッドコーチがともによく知る選手なので期待している。)