【名古屋グランパス】指宿キャンプスタート

選手全員ピクシー化計画! 目指すは華麗なパスサッカー(中日スポーツ

ピクシー、キャンプ初日からみっちり(日刊スポーツ名古屋)

ピクシー、本格的な戦術練習(日刊スポーツ名古屋)

名古屋では恒例となっている指宿キャンプがスタートした。

徐々にではあるが、ピクシーの目指すサッカーが見えてきたような気がする。個人的にはやはりI・オシムに近いサッカーをするのではないかと思っている。中盤でしっかりプレスをかけて、素早いパス回しから攻撃を仕掛ける。実際今季加入のマギヌン、深井はそのタイプの選手であり、昨季後半スタメンに定着した2年目の小川やベテラン吉村らはそれに欠かせない選手である。また昨季は不振だった中村も中盤でしっかり守備をする上では必要な選手。こうして運動量が豊富で、献身的な動きができる選手を中盤に揃え、前線では玉田がタメを作り、ヨンセンがフィニッシュ。もしくは囮となり、マギヌン、玉田らが決める。

サポーターとしてはこれまでは妄想に過ぎなかったが、だんだんと現実的なイメージが出来るようになってきた。

天気が今のところ芳しくないのは心配だが、これからはどんどん熱のこもった練習となっていくだろう。

一方宿舎では放任主義としたようである。選手の自己管理能力が問われるだろう。ここで自分を追い込めない選手は淘汰されていくだろう。

余談だが、ピクシーを「ミスター」と初めて呼んだ選手は2年目のDF筑城だったようである。

この果敢さをトップの試合でも発揮できるよう頑張ってもらいたいものだ(笑)

VVVの本田圭佑「絶対に自分の番が回ってくる」

本田圭佑に試練が訪れているようだ。どうもチームのスタイルに馴染めていないようだ。それは当然のことだし、本田自身も前向きに捉えているようだ。

「サッカーを楽しめたらいいなと思います。その中で勝負に徹するのがサッカー選手だと思うし、サッカーを楽しむことを忘れていいプレーはできないから。もちろん楽しむということをはき違えたらいけない。厳しさを持った楽しさ。それを次の試合には意識して、全員プレーができたらいいと思います」

この姿勢がチームメートにも伝わればいいが、2試合連続大敗でモチベーションが下がっているのかもしれない。またネガティブな意味で気にかかる発言もあった。

「チームになじみつつ、こっちはこうしたいんだということを言っていければ、やっていける自信はありますよ」

それよりもまず自分がチームメイトのことを理解するのが先ではないだろうか。日本人選手の中で数少ない成功者と言われる中田英寿小野伸二は最初から結果を出して、それによりチームメイト・サポーターの信頼をつかみ、長く活躍しました。他クラブからも警戒されました。

しかし本田は最初の3試合で得点・アシスト・勝利のいずれもできなかった。その中でチームメイトの信頼をつかむには自分の長所をアピールするより、チームメイトの特長を理解し、そこを活かせるように努めないとギャップは埋まらないだろう。

タイミングが合わずになかなか移籍できない選手も多い中、本田は欧州移籍をプロ入りから3年で叶えた。今は突っ走りすぎているのかもしれない。VVVが次も大敗するようだとその責任を本田が負わされることになりかねない。欧州のメディアやサポは冷酷なので、手のひら返したのように批評を展開するだろう。

まさに正念場である。次の試合次第でこの先欧州でやっていけるかどうかが決まると言っても言い過ぎではないだろう。

これまでも逆境を乗り越えてきた本田圭佑だけに期待したいものではあるが。