日本代表のメンバー選考

昨日の試合を受けて、様々な意見が出ていた。

その中でシューターを求める声、特に多かったのが金丸晃輔待望論だ。

こういう議論があることは私は好ましいと思うが、個人的には金丸は選びたいが選べないというのが結論。

なぜならバスケの代表チームではサッカーのように23人も選べないからだ。

12人でタイムシェアするわけだが、金丸のようなオフェンスに特化した選手は練習時間も少ない代表では扱いが難しい。

また北海道でのイラン戦で発熱、東アジア選手権ウルグアイ戦前合宿、10月の強化合宿ではいずれも負傷により別メニューだったと聞く。

それでは強度のある練習を課すこともできず、HCとしては手元に置きたくないのも頷ける。

また他の選手も含めてユーティリティ、ディフェンス、スピードを優先しての12人ではないか。

個人的にもフィリピンの戦いぶりを見て、この相手に金丸や辻がコートに立っている姿は想像できなかった。

古川に関しては夏のアジアカップで負傷し、手術もして、公式戦復帰したのが11/4。

スターターでの出場もないはずで、コンディションが万全ではないのは当然だ。

彼を選出したことには疑問もあるが、チャンピオンシップMVPが示す勝負強さとリーダーシップを買ったのだろう。

現地で観戦した方によると一番ベンチで声を出していたのは古川で、ベンチの反対側まで届くくらいの熱さだったようだ。

クールな選手が多い中で、彼のような熱い男をメンバーに含めたい気持ちは分かる。

この1年アイラ・ブラウンが起用されている帰化選手枠にも触れておきたい。

バスケの代表戦では帰化選手は1人しか使うことができない。

国籍取得には様々な問題が絡むが、本当にアイラで良いのか・他にいないのかという指摘も出ている。

日本でのプレー歴が長い選手だとファジーカス、ロシター、エドワーズなどが思い浮かぶが、フィリピンのブラッチェを見ているとガードナーが日本国籍を取得してくれたらと思ってしまった。

日本の法律を考えると東京五輪本大会に間に合う可能性は極めて低いが、プレースタイル的には一番必要な選手だ。

ブラッチェは元NBAプレーヤーとのことだが、日本も本当に東京五輪に出たいのならもっと発掘をしておかなくてはならなかった。

(A東京のルーカスはそれこそ23人ベンチに入れられて、帰化選手も3人まで可って感じじゃないと使えない...)

あとはこれ。

国際舞台で持てる力を発揮するには日頃から緊張感ある環境での拮抗した試合を行うことだが、Bリーグの試合ではエンターテイメント性が重視され、コンサート会場さながらである。

タイムアウトの時もほぼ音楽が流れ、チアガールが踊っている。

三河の試合ではTシャツや餅が投げ込まれる(笑)

多くの人に関心を持ってもらうためにはエンターテイメント性は必要だが、勝負の世界の厳しさとは無縁だ。

ここをどう折り合いをつけていくのか。JBABリーグは難しい判断を迫られる。

最後に今回地上波で生中継がなく、深夜録画も関東ローカルだったことについて。

現状のバスケ人気を考えれば残念だが仕方ない。

↓のブログの後半で書かれていることと同意見です。

毎度おなじみの千葉ジェッツ通信さんです(笑)

3,500人しか入らないハコで開催している時点で国民に与えるバスケの影響力はその程度ってことだ。

本当に国民的人気があるのなら武蔵野の森スポーツプラザのこけら落としになっている。

選手の発掘・選考・強化、経験値、メディア露出。

この辺りも含めて日本バスケ界は発展途上。

↑のご意見に強く賛同しています。

罵詈雑言の中にも愛のある発言があふれるバスケ界隈になることを願っております。

次回ブログはオールジャパン改革案について触れようと思っています。

(ふぅ、何とか今日中に2本書き終えることが出来た/笑)