Bリーグ17-18 SF 三河対東京

ものすごく楽しい週末を過ごすことが出来た。

試合内容に関しては多くを語る必要はいと思う。

三河の敗因としては明確でタイムシェアが出来なかったことだ。

(正確に言うと1戦目の前半は出来ていた。また2戦目に関しては3戦目を見据えてスターターを入れ替えた?)

東京はBリーグ1練習をしていると言われ、昨季まで三河に在籍していた柏木が名古屋移籍当初練習量の違いに驚いたらしく、三河は練習量が少ないのだろう。

最後まで動けていたのは東京だが、それは日々の練習で蓄積されたものだけでなく、タイムシェアをし、チームとして戦えていたからであり、実際2戦とも三河は5選手が(オーバータイム含めて)ほぼ30分以上出場している。

橋本は2戦目の4Q序盤にして肩で息をしている状態だった。

その状態でも、4ファールになっても休ませれないのが三河の現状だった。

一方の東京は2戦とも30分超えは田中とカークのみ。

2戦目のオーバータイムでは4点リードを許しても安藤、田中を休ませていた。

小島や馬場、バランスキーと狩俣や西川、森川の能力にそこまで大きな差があるとは思えないが、結局昨季の課題が解消されず、SFをホームで開催しても敗退という結果となってしまった。

大ベテランにしてメンタルが不安定な桜木への依存度が高すぎるのも欠点か。

NBL15-16からタイトルを取れていないが、選手のレベルを考えればこれではいけない。

来季は大改革が必要かもしれない。

ただ改革するにも失敗すると今季序盤の前年度王者のようになってしまう。

三河にはなんだかんだシーズンオフも注目したい。

またスタミナ、タイムシェアだけでなく、ディフェンス面の違いもあるだろう。

レギュラーシーズンの平均得点が85点くらいの三河を2試合ともオーバータイムまで突入しているのに70点前後に抑えている。

それでいて2試合とも競り勝ち、3戦目が行われなかったのだから、脅威の一言だ。

以下の2つのシーンに両チームのディフェンス力が垣間見えた。

1Qで修正してきた東京と前半から(もっといえば今シーズン通して?)課題を解決できなかった三河

バスケは点取りゲームではあるが、ディフェンスからリズムを作るという観点もある。

それを体現できたのが東京だったのではないかと思う。

こうして東京はファイナル進出を決めたが、今シーズンを振り返るとクラブとして将来性を感じるのは三河だと思う。

東京は色々な事情があるのだろうが、QF1戦目で観客が1,600人ほどだった事実は重い。

三河から吸収できることはあると思う。アイシンに出来てトヨタに出来ないはずがない。

というか近年の名古屋グランパスの変化を考えれば、三河以上のものを作れるはずだ。

今季の三河のようにチェアマンから絶賛され、他ブースターから羨望の眼差しが送られるホームアリーナになってほしい。

(じゃないと来季はホームゲーム行かないぞ!←上から目線)

そして今季もファイナルと入れ替え戦を残すのみとなってしまいました。

中立地での一発勝負で、お祭り感があって、自分はそこまで興味持てないです。

2シーズン目で初のアウェーチームの勝ち上がりをやってのけてくれたことで、既に満足感があります(笑)

今シーズンは地上波での生中継がないようですが(なら土曜昼じゃなくても一発勝負じゃなくてもいいじゃないか?!)、それでもレギュラーシーズンと比べて注目度は上がると思うので、普段バスケを見ない人にも魅力が伝わる試合になってほしいですね。