待ちに待ったWリーグの開幕。
夜にじっくり新生アンテロープスを見ようと思っていたら、W-TVでは見逃し配信は翌日以降と知り、ガッカリ...
ただスポナビライブ時代はノータッチだったソフトバンクがバスケットLIVEでWリーグの試合を何試合か配信してくれることになり、しかも実況解説付きという全く期待していなかった事が起こり、ありがたく3試合堪能させていただきました。
その中からデンソーアイリス×日立ハイテククーガーズの試合をピックアップして、今回の記事を書きます。
結果としてはデンソーの地力が勝った。
内容は日立ハイテクの仕上がりの良さが目についた。
簡単に言ってしまうとこんなところか。
デンソーはスターターに180センチ以上を3人並べ、シックスウーマンとしてオコエが出てくる豪華なインサイド陣。
ガード陣含めタイムシェアが出来ておらず、ベンチメンバーの底上げは課題となってくるだろうが、やはり強い。
今季はスペイン人のカミノスコーチが実質率いている。
練習の指導は彼が中心となっているようで、試合でもタイムアウト時など小嶋HCはほぼ口出ししていなかった。
その中で2番手PGの田村など若手が台頭してこれば打倒JX-ENEOSに一番近い存在となるだろう。
バスケスタイルとしては速い展開の中で長い距離のパスも用いて、コートを広く使ったオフェンスが増えた印象。
昨季の印象だと同じ刈谷のシーホース三河のようにハーフコートオフェンスからの横綱相撲的なスタイルだったが、練習メニューもガラリと変わったとのことで、今季は違ったデンソーが見られそうだ。
日立ハイテクは薮内HC、鈴木がアジア大会に参加したが、A代表メンバーはおらず、夏の間にチームを作り上げたのだろう。
1Qの出来の悪さが悔やまれるが、インサイドのサイズでは大きく劣るデンソー相手にあと一歩のところまで詰め寄った。
2Q以降よく動き、出足の鋭いディフェンスからリズムが作れていただけに40分安定した試合運びが出来れば上位進出も十分あるだろう。
選手個々で見ると鶴見の積極的な仕掛け、北村の身体の強さとシュート力、ヌンイラの身体能力と身のこなしは気に入った。
東京羽田は富士通に1勝し、その他の試合も接戦が多く、、Wリーグファンの方は混戦の可能性を口にしていた。
確かに22試合の短期決戦である以上、何が起こるか分からない。
このレギュレーションには疑問はあるが、チーム間実力差均衡の中で選手が育ってきてほしいと思っている。
そして11連覇を阻止するチームが現れることを願っている。
※決してJX-ENEOSが嫌いというわけではありません。