【3x3日本代表】「FIBA 3x3アジアカップ2019」女子3位決定戦結果🏀#JBA3x3 #3x3japan #3x3Asia
— JBA 3x3 Official (@JBA3x3Official) 2019年5月26日
日本🇯🇵 ○ 21-14 ● 🇲🇳モンゴル
女子日本代表、銅メダル🥉獲得‼ #13伊集選手が大会ベスト3に選出されました😀
試合映像 https://t.co/hFUKOGucxw
FIBA公式サイトhttps://t.co/wR1VLADXWz pic.twitter.com/Aa5nlfGj4S
フィジカル重視の3x3では体格と高さの不利が5人制以上に出てしまいますが、個で打開する力と2ポイントシュートは十分に戦えていて、あとは経験の面が大きな伸びしろ。あと1年でどうやって、どれだけ強化できるか。楽しみにしてます!#3x3女子日本代表 #3x3Asiahttps://t.co/DfepjK60EV
— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年5月26日
伊集選手がチームを牽引
優勝したオーストラリアや準決勝で敗れたカザフスタンなど他国はサイズのある選手を揃えて挑んでいた。
その中で日本は170センチ以下の選手が2人いる構成だったが、日本らしさ・特長を前面に出してよく戦ったと思う。
所属するデンソーアイリスでは髙田選手という絶対的な存在がいるためか寡黙で自分の役割に忠実なイメージがあった伊集選手がチームを牽引した。
5人制でいうところのPG的なプレーをし、他の3選手の良さを引き出していた。
西岡選手との合わせ、篠崎選手へのキックアウトは圧巻で、伊集選手のプレーに会場は度々沸いた。
隙あらば2ptシュートも積極的に打ち、大会ベスト3は誰もが納得ではないだろうか。
鋭いドライブと2ポイントシュートで観客を大いに沸かし、大会ベスト3に選ばれた伊集選手。「この大会に呼ばれた4人がこれからの3x3を作っていく」という言葉にはシビレました。東京オリンピックが楽しみです!#3x3女子日本代表 #伊集南 #3x3Asia https://t.co/tSq82d0FCN
— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年5月27日
5人制だとポジション、役割が被る伊集選手と篠崎選手の住み分けは大会前から気になっていたが、篠崎選手は果敢にゴールを狙いつつ、ディフェンス面の貢献度も高かった。
西岡選手は三菱電機でのプレーからすると正直不器用だが、基本に忠実なセンタープレーヤーという印象だった。
今大会では身体を絞り、切れ味鋭い動きを連発していた。
5人制の選手が3×3に挑戦する意味合いの一つにプレーの幅を広げるという点もありそうだが、西岡選手はまさにそれを体現していた。
宮下選手は本調子ではなかったように思う。
今大会出場の4選手の中で個人的に一番思い入れがある選手だが、ジュリさんはこんなもんはじゃない。
もっとドライブでも外からでも点が取れる選手。
本人も自覚してると思う。
準決勝での負傷により、大会最後の試合となった3位決定戦には出場することが出来なかった。
この悔しさを糧に今後ビッグな選手になることを期待している。
こうして活躍した3選手と不完全燃焼に終わった思い入れの強い選手たちの戦い。
篠崎選手がFTを決めて、ノックアウト勝ちを決めた時は感動したし、選手の保護者のように安どした...苦笑
そして伊集選手が出場できなかった宮下選手を呼び寄せて労いあっている光景を見た時は涙腺緩んでしまった。
表彰式では上位3チームが一緒になって喜びあい、日本では合宿ともに汗を流した仲間たちがSNSでお祝いコメントも。
女子バスケっていいなと思っていました。
と自分は女子バスケが好きすぎて客観的な評価が出来ない人間なのかもしれない。
実際日本のメンバー構成は国際大会を戦う上では厳しいものがあり、来月のW杯ではどういう構成になるのかは注目している。
(FIBAの公式サイトでは現時点で伊集、宮下、馬瓜ステファニー、栗林の4選手となっているが)
また西岡選手のシュートエリアの狭さ、日本の規律正しさは出せたがあくまでそこまでとの意見もあり、納得してしまったところもあったりした。
関係者からも厳しい意見も
桂葵選手の不本意発言は切り取られただけとしか思っていないが、岡田優介選手と矢野良子選手のやり取りには3×3の裏の部分を見てしまったようで感動が冷めてしまった。
こっちの覚悟は、今となってはそっちのけ。2年前は相手にもされなかったよ。
— 矢野 良子 Ryoko Yano (@ryokoyano) 2019年5月26日
お三方とも普段からの活動や発言を考えると3×3のために身を粉にしていることは分かる。
女子3×3『3W』がファーストシーズン完走!賞金5000ドルを獲得したチャンピオンはREXAKT
— BasketballSpirits (@BBSpirits) 2019年5月27日
シーズン最多6回優勝のREXAKTが苦しみながらもFINALを制し、初代チャンピオンに! 昨年9月29日より新たに開幕した女子3×3リーグ「3W(トリプル…… #TD3x3 #3W #tripledouble #3x3https://t.co/xcaoHkOVFL
代表チームの在り方
エナジー論争の時にも言われたことだが、覚悟とか本気とか気持ちの部分は技術や体力、戦術が拮抗しているときに比較すべき項目ではないかと思う。
5人制の選手たちは競技に専念できる立場で、練習環境に恵まれ、体力的にも脂が乗り切った世代。
練習や試合でもレベルの高い相手と対峙しており、残念ながら能力が違いすぎるのではないだろうか。
3×3に専念している選手の中で渡嘉敷選手のようなスーパーな選手がいて、その方が代表に選ばれず、代表チームが結果を出せなかったら怒って当然だが、今回出場の4選手より誰が見ても上と考えられる選手がいるとすら思えない。
3×3に専念している選手たちとしてはそれこそ不本意な部分はあるだろうが、代表チームとは最強メンバーで構成されなくてはならないと思う
。
JBAが3x3代表強化に乗り出すのが遅かった、中長期ビジョンが見えない、どういうコンセプトの下で今回の4人が選ばれたのかなどの疑問もある。
また5人制A代表予備軍のスキルアップに使われている面も感じられる。
5人制A代表候補から漏れた三好選手や内野選手、石原選手を招集することに意味はあったのか。
(本人たちは良い経験と語っていたが、本心かは分からない)
この辺りから先駆者たちの不満は出てくるのだろうが、対立していて良いことは絶対ない。
これまで3x3を主戦場としてた、国内だと亜流と捉えられてた層と、協会を始めとする5人制バスケを主戦場としてた、本流の側の層。それぞれ3人制代表に関して全然違う思惑があるのが、「対立」っぽい空気になってきてる感がある。bjとNBLの時と、似た空気感。
— トクラケン (@tokuraken) 2019年5月26日
バスケ界が一枚岩になり、盛り上げていく空気感を
Bリーグが出来て、バスケ人気が上がり、3×3にもビジネスチャンスが生まれてきているのだろう。
何より自国開催の五輪を翌年に控え、自分もしくは自分のチームの選手が五輪に出てほしいという思いを持っている人は数多く存在するに違いない。
様々な利権や思惑が絡み合うだけバスケ界は成長しているとも言えるが、このままでは黒歴史を繰り返してしまうかもしれない。
まずは5人制と3x3の代表を掛け持ちさせないこと。
スキルアップには繋がるが、それは代表候補合宿とは別の機会に行えばいい。
そして五輪まであと1年強、5人制という本業もあるので、メンバーをもう少し絞り込む(8〜10人?)
また3×3のリーグを統一する、目的やレベルに応じて分けるなど改革は必要だろう。
これが出来なければ五輪で成果を挙げられてもそのあとがない。
そしてBリーガーはオフになると3×3に本格的に取り組む選手も多いが、Wリーガーにもその環境を整備していく必要があると思う。
代表合宿時だけでなく、クラブチームでも活動していけば5人制の選手の技量はさらに上がるし、より覚悟や本気度を示すことができ、先駆者たちを納得させられるだろう。
(怪我のリスクがより高い3x3において代表活動のみでも充分覚悟は伝わるし、アジアカップでも優勝目指して戦っていた気持ちは伝わってきたが)
兎にも角にも男女、5人制、3人制一丸でバスケ界を盛り上げていく雰囲気になっていくことを願っている。