男子ワールドカップ未勝利で終戦…

前回の記事でグループステージでの1勝が現実的な目標と書いたが、それは達成出来なかった。

2選手が離脱し、強化試合で2回対戦したニュージーランドにも大舞台では歯が立たなかった。

チームの雰囲気が良くないとの話も出てきてしまった中で初出場の小国モンテネグロにも敗れた。

当然相手はデカく、ゴツく、フィジカルが強い。

しかも格上の国々が組織的な戦いをしている・5人が連動したバスケをしている・より走っているという声が多数聞かれた。

またBリーグで主流となっている戦い方と世界のトレンドが大きく異なるという意見が専門家から挙がっている。

アンテロープスAC時代に水島選手を育てた東頭氏の仰ることだけに重みがありますね。

(それは試合を見た多くの方が思ったことでしょう)

私は特に日本のオフェンスはスクリーンが少ないと感じた。

正直なところ、昨年千葉ポートアリーナでオーストラリアを破ったときの方が質の高いバスケをしていたと思う。

BIG3が初めて揃ったのはいいが、それぞれの特長を活かせていたとは言いがたい。

東京五輪前の準備段階でもNBAプレーヤーを早期合流させることは出来ないだろう。

その中でどう個性を融合させ、チームを作り上げていくか。

ファジーカス選手も八村選手も渡邊雄太選手も必要不可欠な存在であることは間違いないだけにラマスHCの真価が問われるところだ。

そしてロールプレーヤーの不在

オーストラリア戦では田中大貴選手がその役割を果たしていたが、BIG3との連携構築やコンバートの中で良さが消えてしまっていた。

大型ハンドラーの台頭が待ち望まれるが、宇都選手、テーブス海選手らラマスHCのトライはいずれも不発に終わった。

東京五輪まであと1年を切っている中で現実的に難しい。

どの選手も当然主役になりたい。

例えば田中選手はBリーグで3シーズン連続ベスト5、比江島選手に至っては三河に所属していた一昨シーズンにMVPを受賞している。

またワールドカップでは選考から漏れた張本選手もBリーグの外国籍選手起用のルールに阻まれ所属チームでは不遇だが、富山でのワールドカップ予選での働きを考えると十分に実力はある。

チームの得点源はBIG3と馬場選手というのが強化試合含めた今季の代表活動で明確になったのを考えると田中選手がポジションレスな動きで潤滑油となる、比江島選手がオーストラリア戦での田中選手のような働きをする、張本選手がアルバルク東京でのバランスキー選手のような状況に応じて求められるプレーをこなす。

このあたりが求められるのではないか。

先にも述べたように東京五輪までの間に劇的な改革は難しい。

しかし今から手を打っていかなくては今年来年がただの思い出作りとしかならない。

アンダーカテゴリーとの一気通貫体制の更なる強化、指導者の育成、審判の育成、選手・指導者の英語など語学力強化などなどやることは山ほどあるが、まずはBリーグの外国籍選手起用ルールの改正ではないか。

今のルールに変更した時も代表強化に繋がると判断した上で実行されたわけであり、何が正しいのかはやってみないと分からない部分もある。

世界基準に近づけるための策を話し合って欲しい。

厳しいことを並べてしまったが、日本バスケ界のトップである男子代表が強くなければBリーグの発展もバスケが日本で人気のあるスポーツになることもない。

私が愛する女子バスケ界は衰退する一方だろう。

ここから長い長い道のりだろうが、共に戦っていきたい。