#皇后杯 女子最終結果
— 日本バスケットボール協会(JBA) (@JAPANBASKETBALL) January 12, 2020
🏆優勝:JX-ENEOS
準優勝:デンソー
第3位:三菱電機/トヨタ自動車
🏀共同通信社MVP賞
渡嘉敷来夢(JX-ENEOS#10)
🏀大会ベスト5
渡嘉敷来夢(JX-ENEOS#10)
宮澤夕貴(JX-ENEOS#52)
髙田真希(デンソー#8)
赤穂ひまわり(デンソー#88)
渡邉亜弥(三菱電機#45) pic.twitter.com/M1q2Hktx5B
JX-ENEOSが盤石の試合運びで快勝、7連覇を達成した。
準決勝のトヨタ自動車同様ハードなディフェンスと赤穂ひまわり選手のスピードを活かしたオフェンスで1Qは食い下がったが、2Q以降徐々に突き放され、終わってみれば30点差。
準決勝同様の展開となってしまった。
吉田選手は昨年11月の代表戦のような輝きはなかったが、宮崎選手が自慢のスピードを活かして、チームを操った。
準決勝の活躍がフロックではないことを証明したし、大会ベスト5でもおかしくなかったのではないか。
デンソーがゾーンディフェンスを敷いたところで活躍したのが林選手。
日本代表に定着しつつあるシューターだが、JX-ENEOSでは出番に恵まれないが、起用に応えて投入直後にゾーンを打ち砕く3ptシュート。
さらにもう1本決めて、流れをデンソーに渡さなかった。
上述の林選手やルーキーの高田選手、星選手、奥山選手など他チームならスターターで毎試合30分出られる選手。
宝の持ち腐れだなと思ったりもしてしまうが、それを覚悟の上でJX-ENEOSは上手くなれる環境があるのだろう。
(会社の規模、引退後の事などもあるとは思うが)
実際に岡本選手も宮澤選手も皆常に進化しているように思う。
JX-ENEOSの強さを見せつけられ、現実を突きつけられた大会だった。
JX-ENEOSが『JX-ENEOSらしさ』を貫いて快勝、皇后杯7連覇となりました。圧倒的に強い『女王』ですが、髙田選手はそれを認めつつ「勝てなくはない」と冷静に試合を振り返り、JXの選手たちは勝利に安堵しました。両者のライバル関係は今後も続きます!#皇后杯 #全日本バスケhttps://t.co/AmuUszdChO
— バスケット・カウント (@basket_count) January 12, 2020
#天皇杯 男子最終結果
— 日本バスケットボール協会(JBA) (@JAPANBASKETBALL) January 12, 2020
🏆優勝:SR渋谷
準優勝:川崎
第3位:滋賀/宇都宮
🏀共同通信社MVP賞
ベンドラメ礼生(SR渋谷#9)
🏀大会ベスト5
セバスチャン・サイズ(SR渋谷#2)
ベンドラメ礼生(SR渋谷#9)
ライアン・ケリー(SR渋谷#34)
辻直人(川崎#14)
ニック・ファジーカス(川崎#22) pic.twitter.com/TwM81ztxze
渋谷が今季取り組んでいるオールコートプレスとベンドラメ選手、サイズ選手を中心とした躍動感あるオフェンスで優位に試合を進め、Bリーグ発足後初のタイトルを獲得した。
この試合では両チームHCの采配に疑問を感じることが多かった。
大前提として渋谷はもっと楽に勝てた試合だった。
川崎は篠山選手、カルファニ選手が負傷離脱中。
さらに鎌田選手、藤井選手がインフルエンザで欠場した。
準々決勝直前でソープ選手が短期契約で加入はしたもののチーム練習がほとんどできていないであろうこと、これまでの実績を考えると多くは望めない。
苦しい台所事情ではあったが、その中で辻選手の活躍は感動すら覚えたが、主力選手のプレータイムが長くなってしまったことは今後のチーム作りの反省としてほしい。
・1番手PGを青木選手ではなく本職ではない辻選手にしたこと
・辻選手をPGで使うならSGは他の選手だけで回せなかったか
・3Qでソープ選手を使ったが、その時にファジーカス選手・ヒース選手を2分だけでも休ませられなかったか
・BIG3ラインナップの時にゾーンディフェンスを敷いたが、ならその時に林選手を使う選択肢はなかったのか
・林選手は何のためにベンチにいるのか
中二日でBリーグの試合がすぐにある。そのあとも過密日程が続く。
他の5チーム全て勝率5割以下の中地区所属で最高勝率を手にしたところで何ら意味はない。
戦力底上げに期待したい。
その川崎相手に優勝した渋谷。
日本人選手のプレータイムをなるべく均等に分け合うことありきな交代策にも疑問を覚えた。
2Q序盤渋谷に流れがきて、突き放すこともできそうだったが、最強の5人でディフェンスの強度を上げて仕掛けにいくわけでもなく、外国籍選手を休ませるわけでもなく、普段通りの選手ローテーション。
各選手の調子やマッチアップする相手とのかみ合わせ、試合の流れに応じた使い分けはできないのだろうか。
この決勝に関して言えば特に杉浦選手はもっと使うべきではなかったか。
そうこうしているうちに川崎が点差を詰め、渋谷がタイムアウトを取っても流れを変えられず、同点で前半を終えた。
後半も川崎がBIG3で臨んできたところで謎の5枚代えから川崎と同じくゾーンディフェンス。
川崎の欠場した4選手のうち1選手でも出られたら確実に川崎が快勝していたと思う。
バスケスタイルは魅力あるし、Bリーグ制覇も充分可能だと思うだけに伊佐HCの采配はなんだかなあと思ってしまう。
両チームともポテンシャルある選手が揃っているし、Bリーグは試合数も多すぎるくらいなので、もう少しメリハリのある采配が見たい。
使いすぎても使わなさ過ぎても選手は育たないし、指導者の質が上がらないと日本バスケの質は絶対に上がらない。
Bリーグ関連だと厳しいことばかり並べてしまうが、Bリーグの発展あってこそなので...
自分たちのバスケを信じて全力のプレッシャーディフェンスを続けたことが、最後に効きました。SR渋谷はもちろん川崎も天晴れ、最後まで手に汗握る素晴らしいファイナルだったんじゃないでしょうか。話を聞きたい選手が多すぎてどうしよう!(マジで)#天皇杯 #全日本バスケhttps://t.co/VyjHbNfV1Y
— バスケット・カウント (@basket_count) January 12, 2020
今季就任したデンソーアイリスのセルビア人HCヴクサノビッチ氏の采配は日本人コーチも学んでほしいと思った。
経験の乏しい若手を起用する勇気、決断力。
長い目で見てチーム作りをしていく器量の大きさ。
若手選手への信頼、決勝も見据えた采配、さらにいえば今大会だけが全てじゃないという器量の大きさを感じました。
— ゆうちゃん (@y_e_k_o) January 11, 2020
2ガード、2ガード・2シューターのスモールラインナップなど策も多彩で、髙田選手ありきだったデンソーをガラリと変えたコーチ。
赤穂ひまわり選手が代表活動で大きく成長してチームに戻ってきたこと、Wリーグには昇降格制度がないなどヴクサノビッチHCの手腕だけでない部分もあるが、選手の特長を引き出して組み合わせる能力は圧巻の一言。
その彼が私の中で今回の全日本バスケのMIPです。