女子日本代表 OQT ×ベルギー

最大20点差はあっただろうか。3Q終了時でも15点差。

そこから3pt攻勢で残り1分半で1点差。

会場に詰め掛けた観客はさぞ楽しめたことだろうが、日本としてはスコア以上の完敗。

ハイスコアゲームは望むべく形ではないし、何より40分安定した戦いが出来ていない。

〇試合の入りは良かった

よく動き、よく走っていた。ディフェンスでは脚力で相手を圧倒出来ていた。

その中で長岡選手は出色の活躍、トヨタでもこれだけの働きぶりはなかなか見たことがないくらいだ。

スウェーデン戦では得点0に終わった林選手も1本目で3ptを沈めた。

〇2Q以降相手のP&Rに対応できず

P&Rでズレを作られた後のピックアップが上手くいかず、ダイブされインサイドで得点を重ねられた。

インサイドを封じようとオーバーヘルプになってしまい、今度は3pt。

JX-ENEOS×トヨタを見ているようで辛かった(苦笑)

後半もここを修正できず、むしろ点差が広がった。

ベルギーが高確率でシュートを決めてくるので、リスタートからのオフェンスが多くなり、ブレイクも出せない展開に。

ベンチワークでも変化を出せず、選手は完全アウェーの雰囲気に飲まれるばかりだった。

〇スモールラインナップで追い上げた4Q

1点差まで追い上げたが、これはあくまで結果論ではないか(負けたので結果論という表現もおかしいが)

あくまで林選手がゾーンに入っていただけで、これが日本も五輪出場権を懸けた試合でかつ勝っていれば‘勝てば官軍’だったのだろうが、宮澤選手を無理させなかった日本に求められることではない。

そもそもツーガードが窮余の策な感は否めず、町田選手投入も明らかに遅かった。

選手は総じてコンディションが良さそうで、実際にスウェーデン戦の後半やベルギー戦の1Qは日本のやりたいバスケが出来ている。

40分遂行させるのがHCの役割だと思う。

五輪前に真剣勝負が出来るのはカナダ戦が最後。

次は髙田選手も出場してくるだろう。

スウェーデン戦、ベルギー戦の経験をHCが活かしてほしい。

スウェーデン、ベルギー、カナダとのグループで1勝しかできないようではメダルどころかベスト8すら怪しくなる。

結果も内容も求めたい。