#3x3OQT FIBA 3×3 オリンピック予選2021
— 日本バスケットボール協会(JBA) (@JAPANBASKETBALL) 2021年5月28日
4連勝の日本は予選Pool B首位で決勝トーナメント進出決定https://t.co/i31dFT0mKt
🇯🇵20-17🇺🇦ウクライナ
🇯🇵21-6🇹🇭タイ
決勝トーナメント準々決勝はPool D 2位(未定)と対戦🔥
東京オリンピック出場権獲得まであと2勝!!
⚡️大会サイトhttps://t.co/677cU7T6wl pic.twitter.com/4OAZhyDpdQ
立ち上がりから日本のペースで試合が進むも2pt中心に猛攻を仕掛けられ、課題も見えたウクライナ戦。西岡選手がミスマッチを突き、インサイドで確実に得点を重ねて、危なげなく勝利したタイ戦。これでグループステージは全勝で首位通過となった。
日本の良さとしてスピード感溢れるオフェンス、山本選手のシュートレンジの広さ、粘り強いディフェンスなどが挙げられる。約1年半国際大会への出場がなかった中でも強化合宿を重ね、男子選手とのトレーニングも行なう中でこれらの良さが磨かれてきた。特に大柄で屈強な相手にも当たり負けしないディフェンスは目を見張るものがある。
🇯🇵 @mai10rimu23 will make you dance harder than @rinasawayama 💃 #3x3OQT pic.twitter.com/UqsrwEhpvO
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) 2021年5月28日
山本選手の2年前と今を見比べるとどれだけ鍛えられているかが分かる(サワヤマリナさんって方のお名前が唐突に出てきたのは謎ですが笑笑)
興味深いデータもある。
アグレッシブでハードでクリーンなディフェンスをしているってことか👌👌 https://t.co/8pTwbIJro5
— ガルシア🚗 VAMOS!FlyingHigh! (@LI_Garcia_10) 2021年5月28日
あのディフェンスをしていながら4試合全てオーバーファールになっていない。一方で被ファール数は多い。日本はフィジカルで劣ると言われている。確かに消耗は激しいかもしれないが、コンタクトを避けず、むしろ他国よりもドライブやカットインでペイントアタックを繰り返している。そして4連勝を果たした。
五輪出場まであと2勝だが、次のスイス戦に敗れると今予選での出場決定はない。日本の課題を挙げるとするとオフェンス面では以下の3点か。
- ステファニー選手のFT
- 西岡選手のゴール下でのシュート
- 篠崎選手の2pt
2ptばかりにならず積極的にペイントアタックするスタイルは貫き通してほしい。その上でグループステージを戦い終えた10カ国の中でトップスコアラーの山本選手包囲網が築かれる可能性もあるので、他の3選手の得点も増やしたいところ。
オーストラリアやウクライナの選手にコンタクトされてもバスケットカウントまで持ち込めるステファニー選手だが、FT成功率は芳しくない。もうひと頑張りしてほしいところ。
スピードを重視する日本チームにおいてスクリーンやゴール下での仕事など愚直な仕事をやり続け、潤滑油となっている西岡選手。タイ戦でつかんだであろうシュートのイメージを持って、五輪出場がかかる闘いに挑んでほしい。
動きはキレキレ、#鬼のカッティングで大柄な相手を翻弄する篠崎選手。2ptシュートの調子が上がってくるとより相手には脅威で、山本選手のアテンプトも増えてくるだろう。
ディフェンスでは2ptをどう抑えるかに尽きる。山本選手や篠崎選手が常に谷村選手と宮澤選手を足して2で割ったような選手とマッチアップしており、ここは日本のウィークポイントである。相手も当然そこを攻めてくる。日本のスピードには敵わないことは分かっており、2ptシュートかポストアップからの展開しか狙っていないと言っても差し支えない程である。ポストアップはある程度捨てるとしても得点効率の観点から2ptは簡単に捨てられない。
日本の良さとして個人的には先に挙げた点よりも集中力、遂行力など勤勉さがあると思っており、コミュニケーションミスでゴール下がガラ空き、攻→守の切り替えが遅くオープンで2ptを打たれるという場面をほとんど見ない。一方でその長所が相手のセットオフェンス時には短所となることもある。山本選手や篠崎選手がスクリーンをかけられた時にファイトオーバーしすぎる、ヘルプにいきすぎる傾向があるように思う。相手はそれを見越してスクリーンをかけて、小さい選手の上から打ってくる。
オーストラリアは2ptに固執しすぎて、終盤はオフェンスが雑になった。ウクライナは2ptが決まり始めるのがやや遅く、日本は強敵から勝利出来たが、本当の闘いに向けて策を見い出したい。
(とはいえスイスはオーストラリアやウクライナ、五輪出場決定戦で対戦しそうなアメリカやフランス、スペインとはやや毛色が異なるだけにまた難しいところ…苦笑)
今のチームで戦うのは今夏が最後だろう。篠崎選手は代表活動の集大成だと思う。山本選手、ステファニー選手、西岡選手は5人制代表に入るべき選手である。
最後の戦いの場を大舞台にしてほしい。
日本のバスケを貫けば五輪出場権は必ず獲れる!課題も解決出来るだけのチーム力がある!