Wリーグ新体制が発足

新会長決定の第一報を聞いたとき、不安が先立ったのが正直なところ。学生時代バスケに打ち込んでいたとは映画監督に何ができるのだろうかとまず思った。Twitterエゴサマシーンと化しているし(笑)、そもそも会長といっても非常勤だろう。お飾りかもしれない。五輪の公式記録映画の監督をしているようにで天下り的な人事かもしれない。

少し注目度が上がって、メディア露出が増えれば良い。組織を引っ掻き回す存在でなけらば構わないと思っていた。

 

時が経つにつれどんどんとポジティブな印象に変わっていた。アルバルクアンテロープスで部長としてチーム運営、強化を指揮した清野英二氏の専務理事就任。元Wリーガー5名の理事就任。アランマーレ秋田に続く2年連続での新規参入チームの誕生。

皆さん就任に際して熱い想いを語っている!漲っている!この想いを形にして欲しい。既成概念の塊みたいな人たちは黙っててください!邪魔しないでください!!

 

中でも印象に残ったのが河瀨会長が集客はB2くらいと具体的な目標を示したこと。他にもOG、ファンなど様々な立場の人が課題と認識しているものの手つかずだったWリーグの試合をどこで見ることができるかを発信、選手の結婚・出産後のサポート、セカンドキャリアサポート課題に取り組んでいくと明言したこと。

映画監督の仕事がある以上、非常勤ではあるだろうが、片手間ではない強い意欲が感じられた。

 

ただ著名映画監督である会長が自ら指揮を執って製作するプロモーション映像とか世界的写真家が撮影したリーグ理事の写真は必要なのか…笑

それよりも試合配信の質を上げて欲しい。とにかくまずは画質を!そしてハイライト映像の充実を!

バスケットLIVEで全試合配信はされているものの、レギュラーシーズンではハイライト映像はピックアップマッチ以外見ることが出来ない。試合は見逃し配信もあるが、2時間見ようと思うライト層はなかなかいないと思う。

日本代表東藤選手アーリーエントリーで鮮烈デビューを飾った時も映像で紹介しなかったのは機会損失でしかない。そこから何年経ったが改善されていない。好プレーを詰め込んだハイライト映像で訴求してほしい。ハイライトだとSNSでの拡散もしやすい。

 

また新シーズンの試合日程も昨日発表された。10月12日(火)に新旧女王対決で幕を開ける。ミッドウィークに開幕戦を行なう異例のスケジューリングだが、9/26〜10/3までインドで日本代表が出場するアジアカップが開催される予定となっている。トヨタ自動車ENEOSには日本代表候補選手が多数所属している。

↑は冗談として、選手に負担を強いる以上は一万人規模で大きな会場で開催、そこを満員にするためのプロモーション、これまでのWリーグのイメージを覆す華やかな演出、地上波ゴールデンタイム生中継などを期待したい。

そのための資金作り、スポンサー獲得に向けた取り組みとして新会長自ら手掛けるプロモーション映像や世界的カメラマンとのタッグだと信じたい。

それらの積み重ねが配信映像の質向上、ハイライトの充実、テレビ中継増、観戦環境の良い会場での試合開催等に繋がり、リーグの価値が高まっていく。若年層の選手にとって憧れの舞台に。結婚・出産後も選手を続けられるリーグに。

そのための改革元年だと信じて、これから応援していきます。