Tokyo2020 3x3女子日本代表 Day2

game3 🇯🇵日本19-10🇲🇳

モンゴルが日本ディフェンスのマークのズレをついて、ゴール下で2連続得点。日本は前日のROC戦同様入りが悪かった。ただこの試合では足は動いていた。むしろ動きが良すぎてオーバーヘルプになっている感があったくらいだ。

篠崎選手、馬瓜選手は中でも外でも特長を発揮できており、西岡選手も献身的なプレーでチームの屋台骨となっている。気掛かりは山本選手か。ドライブやディフェンスでの動きは抜群で存在感は十二分に発揮しているが、外でボールを受けたときのシュートフェイクなど相手を外す動きにキレを欠いているように思う。

どこか敏捷性など一瞬の動き出しに必要な部位に痛みを抱えているのかと思っていたら残り2分頃で不可解なファール判定から気持ちをコートにぶつけたのか世界の山本が本領発揮。
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ファール後のオフェンスで光速カットインから得点。オフボールの動きで相手ディフェンスを手玉に取ってクイック2ptシュート。

もう心配はいらないだろう。

 

チームとしてはノックアウト勝ち出来ず、最後に2ptショートを決められてしまい、クローズがよろしくなかったが、強敵フランス戦に向けて今一度気を引き締めるキッカケになったのではないか。

 

 

game4 🇯🇵日本19-15フランス🇫🇷

5月の五輪予選で敗れるなどこれまで苦杯を喫してきたフランスに会心の勝利。4人がそれぞれ特長を出し、チームとしての戦い方も完璧だった。予想通り(希望通り?笑)フランス戦にきっちりと仕上げてきた。

この試合も出だしは決して良くなかった。サイズのある相手にやや強引なオフェンスが目立ち、ブロックされ続けた。ディフェンスでは珍しくファールが先行。その状況で闘魂注入したのが篠崎選手。ドライブ、2ptシュート、ボックスアウトなど攻守に躍動。この五輪に賭けるチーム最年長の気持ちが他の選手にも乗り移った。バスケの神様をも味方につけた。馬瓜選手の神の手ショット、膠着状態での西岡選手のミドルショット、そしてまだ完全とは言えないものの世界の山本が本領発揮。得意の小気味いいステップからのクイックシュート、針の穴を通すアシスト、それらを警戒させてのミドルショット。こうなると皆がノリノリだ。豊富なスタミナがあり、他国には慣れない気候条件も味方につけ、日本は最後まで落ちないパフォーマンスを見せた。

 

男子はこの日は勝利できず、通算1勝3敗となった。選手個々で見ると能力は高いが、富永選手、ブラウン選手の3x3経験不足と即席チーム感がモロに出てしまっている格好。タフショットの多さ、相手に2ptを簡単に打たせてしまっている守り方が気になった。

 

 

予選リーグは残り3試合。女子はアメリカに勝てば1位通過もあり得る。相当に強い相手だが、チーム力としては断然日本が上。フランス戦残り5分以降の戦いを10分通して出来れば十二分に勝機はある。

2位以上での決勝T進出は極めて厳しくなった男子。残り3試合でチームケミストリーを上げ(本来五輪本番でそれではダメだが…)、準々決勝でベストパフォーマンスを発揮してほしい。

 

5人制も始まったバスケットボール競技。色んな競技を見たいが、ここからはバスケ中心に見ていくことになるだろう。