🇯🇵日本75-90アメリカ🇺🇸
アメリカは男子で例えたら、世界と同じようなタレント差がありながら、男子よりも代表の準備期間があり、かつ、男子よりも毎年主力の選手が変わらずに出場しています。今大会6人が初代表選出、とはいえ、スー・バードやダイアナ等、絶対的エースはずっと残っているし、男子よりも五輪経験はある。
— 東頭 俊典 〜Don’t Worry, Be Happy〜 (@SeanTodo) 2021年8月8日
男子アメリカ代表がメンバーがより固まっていて、準備期間をしっかりしていたら…と想像してみてください。
— 東頭 俊典 〜Don’t Worry, Be Happy〜 (@SeanTodo) 2021年8月8日
それが女子アメリカ代表です。
言い訳をするわけではなく、そこと決勝で15点差、というのはまだまだですが、でも大きな大きなステップを踏んだ、ということだと思います。
東頭氏のこの一連のツイートが全てではないだろうか。ワンハンドとか関係ないです。決勝Tでアメリカと対戦したオーストラリア、セルビアよりも点差は開いていない。後半はイージーシュートを落としたり、オールコートプレスに屈する場面があったのは日本のしつこくて粘っこくて嫌らしいバスケで体力を削がれていたからだろう。とはいえ明確な差があり、それは日本含む他国の伸び代だと思う。
高さでは圧倒的な差がある日本とアメリカ。#15グライナー選手中心にインサイドを徹底して突き、得点を重ねたが、それよりも目立ったのは堅固なディフェンス。宮澤選手、林選手に3ptシュートを打たせないシフトを徹底していた。一瞬のズレが出来てもブロックショット、ドライブでペイントエリアを崩そうにもブロックショット。単独でのドライブインやミドルシュートへ誘導されていた。
アメリカのディフェンスをまず褒めるべきで、ワンハンド論争が今巻き起こる意味は全く分からない。あえて言うならば3ptシュート4/5と当たっていた本橋選手、少ないプレータイムながら仕留めてくる三好選手らをもう少し起用しても良かったのでは?というところか。2Qの後半で髙田選手、赤穂選手を休ませるなど準決勝までよりはタイムシェアしていく意図は感じたが、宮澤選手、林選手の3ptシュートで勝ってきた今大会。頼りたくなるのは人として当然かもしれない。
日本の得点が伸びない中でアメリカはインサイドだけでなく、3ptシュート、ペリメーター付近からのシュートをオープンになると確実に沈めた。またオフェンスリバウンドに掛ける人数が多い日本の特徴を読み、アウトナンバーの状況でイージーバスケットも増えた。
後半は日本に合わせのプレーが増えるなどかきまわし、ベテランが多いアメリカはやや息切れした感があったが、ディフェンスを怠らず、3ptが決まらない(試合終了時で8/31)。自分たちのストロングポイントを強調するだけでなく、日本対策も完璧だったアメリカが異次元すぎた。
そんな相手にも最後まで戦い続け、決勝Tではプレータイムに恵まれなかった宮崎選手も終盤でバスケット・カウントを獲得するなど全選手が大会の中で特長を示すことができた。そして悔しさはありつつも笑顔で大会を終えられたことが本当に良かったと思う。
詳しくは別記事で書きたいが、次の五輪までは世界トップレベルでいられるチームだと思う。アメリカとの差を縮めるには・勝つには「日常を世界基準に」、言葉だけでなく協会・リーグ・チームが一体となって取り組んでいかなくてはならない。
Poetry in motion
— Dois du (@2Duu) 2021年8月8日
Motohashi 1,64
Griner 2,06 pic.twitter.com/U4Gy5E40Xf
【読まれています】女子バスケ、王者アメリカに敗れ銀メダル 男女通じ日本勢初の表彰台https://t.co/ipATq6wqyy
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) 2021年8月8日
バスケットボール女子決勝で、世界ランキング10位の日本は米国に75-90で敗れ、銀メダルを獲得しました。 pic.twitter.com/QVnmx4o7pv
イージーレイアップを落とす・ブロックショットされる、シュートのバリエーションが少ない課題はある。↑の本橋選手のドライブからのリバースレイアップ、林選手の利き手とは反対の左でのフローター気味のシュートなどスキルを身につけるには海外移籍しやすい・出戻りしやすい仕組みを作る、Wリーグに外国籍導入、拮抗した試合を増やす仕組み≠2部制導入などを議論し、やれることはすぐに始めてほしい。銀メダル獲得は賞賛するが、継続出来なければメダルの輝きは色褪せていくばかりだ。
日本のポテンシャルを示すことが出来た東京五輪だったが、だからこそもっと強くなってほしいし、女子バスケに憧れる少女が増えてほしい。