Wリーグ 2021-22 第3週 トヨタ自動車×山梨QB

10/16に開幕したWリーグだが、奇数チームでの開催、日本代表活動の兼ね合いで変則日程となり、3週目にようやく新女王が初戦を迎えた。

感想としては…強い!選手層厚すぎ!

今週のコメントはこれだけで良いくらいだ。

 

バスケットボールというスポーツにおいては身長の高さが大きなアドバンテージとなるが、トヨタ自動車は身長+フィジカル、インテンシティがえげつない。終始圧倒し、game2後半は山梨が戦意喪失気味に見えた。前週はENEOSを追い詰め、歴史的勝利まであと一歩だったが、トヨタ自動車には全く歯が立たなかった。前週にリーグ戦があった山梨、そのデータを活用できたトヨタ自動車とオータムカップのデータしかなかった山梨。伊與田HCは戦前にこういったことを口にしていたが、正直なところチーム力に違いがありすぎた。

トヨタ自動車は選手層が厚すぎることが懸念材料だったが、今のところは概ねモンデーロHCが上手く操縦しているように感じる。選手の特長を組み合わせ、プレータイムの大きな偏りもない。ただどの選手も皆前のめりで貪欲。今のところは良くも悪くも粗い。選手たちはよく「皆個性が強い」と語っている。三好選手は以前このチームのことを「トヨタ動物園」と口にしていたが、獣たちが揃い、動物園を超えてサファリパークである。

(game2ラスト3分の全員がスティールを狙っていく姿はまさに獣だった)

全員が揃って練習をしている期間が少なく、皇后杯ファイナルラウンドに向けて試合の中でチームを作っていくのだろうが、その中で交通整理は必要だろう。新旧キャプテンがロールプレーヤーとなり、獣たち(HC含め)をコントロールしていくことになるのだろうか。

 

もう1つ気になったのが永田選手の存在感が希薄なことか。昨シーズンは主にエースキラーとして起用され、トランジションバスケの中ではオフェンスでも個性を発揮したが、コートネームのレイに相応しい華麗で王様な振る舞いを見たい。アウトサイドシュートの課題は依然としてあるが、あれだけの身体能力とスキルを兼ね備えた選手。この才能を活かす術を名将に期待したい。同期入団の平下選手に負けていられない!