Wリーグ2021-22 第5週 アイシン×三菱電機

蒲郡の超人気ラーメン店・未蕾

ホント美味しかったです!基本こってり・あっさりなラーメンが好きですが、せっかく蒲郡まで来たので行ってみました。店内の雰囲気も味もお上品で、あんな隠れ家的な場所なのに繁盛してるのも頷けます。

是非蒲郡に用事があったら行ってみてください!!

 

さて本題へ。

今回も負け癖を払拭できなかったアイシン

ファイナル経験ある勇者たちと初スタメンの若者が魂を見せた三菱電機

 

そういう構図だったように感じるが、game1から振り返っていきましょう。

前週の日立ハイテクとの2試合ではスコア以上に力の差を突きつけられたアイシンだったが、そこからの修正は図られていた。特にディフェンスでのプレッシャー強度は上がった。しかし奪ってからのトランジションが遅く、チャンスを作りかけても相手は守備陣形を整えている。

勝つチャンスも十二分にあったが、4Qはシュートを打つことを恐れているように見えた。バスケはパス回しの回数を競うスポーツではない。三菱電機のようにビッグセンターがいるわけではないので、3ptシュートの形を作り出すこと・ドライブでインサイドを打破していかなればならない。基本中の基本だが、チャレンジャーが攻め気を失っては勝ち目はない。

 

game2はWリーグでは珍しいハイスコアのクロスゲームが最終盤まで展開された。

アイシンは中川HCの情熱がようやく選手にも伝わったのか攻守にアグレッシブなプレーを見せた。今までと比べてバスケットカウントが多く、ドライブインも格段に増えた。

遠藤選手が渡邉選手との1on1でタフショット打たせてファストブレイクから得点、同じくブレイクからの酒井選手のバスケットカウント、江良選手の積極果敢なドライブ、セカンドチャンスにどんどん飛び込んでいった近平選手。ケアレスミスで中川HCの檄が飛んだ直後に3ptシュートを決めてみせた荒木選手の反骨心、西岡選手のインサイドアタックにも怯まずダブルチームで対応し、最終的にはファールアウトに追い込んだ。

バスケの魅力が感じられるプレーがたくさんあったが、それでも勝てなかった。これ以上頑張れと言うことも出来ないくらい好ゲームをしたと思うが、負けた。

その要因として3点挙げたい。

 

  • 策の少なさ

上長選手、大澤選手は非帯同。髙原選手は手術をしたことが報告されているが、それ以外の選手も試合に出られるコンディションが整っていないのだろうか。7人でローテーションしており、開幕から好調だった遠藤選手はgame2で負傷し後半途中からコートに立てなかった。2試合とも終盤はフィジカル、スタミナ面で限界がきた。また使える駒が少なくては打つ手も限られる。三菱電機が決してタイムシェアしているとは言えないが、代わりがいるかいないかでは選手もコーチも気の持ちようも変わってくる。

 

  • 頼れるエース

攻守において1on1で我慢比べとなった時に踏ん張りが効かず、ターンオーバーも多かった渡邉選手は本調子ではないように見えたが、それでも連日20pt前後とっている。

根本選手は3ptシュートがgame1で3/8、game2は4/6。ここで1本欲しい!というところで必ず決めてくれるのが根本選手。(肌感覚だが)アイシンはそういうところで決まる得点がミドルシュートだったように思う。

そしてこの2人の背中を見て育った藤田選手の大活躍。特定選手に依存する戦い方は良くないが(昨シーズンまでのアイシンのように…)エース、大黒柱など頼れる存在は必要不可欠。

 

  • 勝者のメンタリティ

18-19シーズンでファイナルを経験したメンバーが多くいる三菱電機プレーオフに進めないシーズンが続いているアイシンではクラッチタイムでどうしても差が出る。

 

次週からは昨シーズン4強との対戦が続く。4強は相当強いが、試合に出られる状態の選手がバックコート、フロントコートとも最低でもあと1人ずつ増えて、三菱電機とのgame2のような戦いが出来れば全く歯が立たないということはないはずだ。そのあとの8試合はメンバーも揃ってくるはず。試練は続くが、プレーオフに進めるだけの力はあると思うので、頑張ってほしい(としか言えない)