女子バスケW杯予選日本代表候補選手発表

開催されるのか不透明な中で観戦チケットが発売開始されて、代表候補選手は唐突に発表されて、合宿は既に始まっているといういつも通りのパターンですねwそういうとこ相変わらずプロモーション下手だなぁと思います。。

 

さてさてこれはなかなか心躍るメンバーではないでしょうか。

12月くらいにメダリスト、アジアカップで活躍した選手、Wリーグで活躍している若手で合宿して、そこを勝ち抜いた選手で今回の合宿が出来れば理想だろうが、スケジュール的にトライアウトをしている余裕がなかった。また今予選は4チーム中3チームが本大会に出場できるレギュレーションだが、1勝だと4位になってしまう可能性もあり、計算できる選手を求めるのは当然だろう。ここ2年代表で実績のある選手を中心にベテランの復活、今までも候補合宿には呼ばれているルーキーとバランスは良いのではないかと思う。

その中でサプライズ選出はシャンソン化粧品で現役復帰した藤岡選手とトヨタ自動車からの移籍3シーズン目の近藤選手か。ともに多くのファンが納得の選出だと思うが、所属チームでスタメン出場は少なく(近藤選手は今シーズンに関してはスタメン機会が多い)、世代交代を考えると驚きの方が大きい。近年の代表での実績を重視しつつ、純粋に今活躍している選手も選ぶ方針は他のベテラン選手にとっても励みとなることだろう。

 

  • PG

町田 本橋 宮崎 山本 藤岡

 

五輪で中高生を中心に大人気となった町田選手とて生き残れるか分からない最激戦区。恩塚スタイルを考えると町田選手は序列こそ下がるかもしれないが、最高のプレーメーカーが外れることは考えにくい。残る2枠を宮崎選手、山本選手、藤岡選手で争う形か。スピードスター宮崎選手、センタープレーヤーにも当たり負けしない屈強なフィジカルで攻守にタフにプレーできる山本選手、大胆なドライブとキラーパスの藤岡選手。皆見たい(笑)

今シーズンプレータイムを制限しての出場が続いている本橋選手は新チームでの顔合わせ程度かと推測。

藤岡選手とチームメイトの小池選手を推す声が多く私も昨秋推していたが、他の選手たちと比べると個性・特長が不足しているのだろうか。

 

  • SG

林 三好 東藤 近藤

 

メダリストが順当に選ばれそうなこのポジションだが、東藤選手は所属のトヨタ紡織が非常事態にあり、予選までにコンディションが整うかは微妙なところか。

年明け好調三菱電機の渡邉選手、根本選手の名前はなかった。篠崎選手、本川選手にもチャンスがあるかと思っていたが、こちらも選外。恩塚体制で近藤選手の復帰は意外だった。どのあたりを評価して・期待しての選出なのかを聞いてくれるメディアが出てきて欲しいが、恩塚HCがWリーグ中継の解説で「ドリブルしながら3ptシュートを打てる選手」を高評価していた。近藤選手はミートが上手く、オフボールの動き出しから1,2回のドリブルでシュートまで持っていくプレーが巧みでステップバックからのシュートは職人芸。アウトサイドからだけでなく、プレーの選択肢も豊富。このあたりが評価ポイントなのかと私は思う。

 

  • SF

宮澤 赤穂 ステファニー 𠮷田

 

今合宿の中で唯一国際大会出場経験がない𠮷田選手に注目。大卒ルーキーながらシャンソン化粧品では不動の地位を築いており、新人王最有力候補。年上選手や審判にも物怖じせず自らコミュニケーションを取り、FT成功率も高いなどメンタルの強さも魅力な長身ながらアウトサイドシュートが得意なシューターである。

宮澤選手の肩の状態次第でメンバー構成が変わってくるだろう。また渡嘉敷選手が復帰した今なら赤穂選手のSG起用に再チャレンジするのもありか。

 

  • PF・C

髙田 エブリン オコエ 中田 渡嘉敷 谷村

 

常連が名を連ねた。長岡選手の選外は驚いたが、選手層が厚すぎるトヨタ自動車でプレータイムが減っており、致し方なしか。五輪を断念した渡嘉敷選手が恩塚体制でどう活かせるかはバスケファン注目のポイントだろう。

谷村選手のスリップ、3ptシュートは魅力だが、大黒柱2人がいるので、短い時間でも結果を出せる選手をベンチに置きたいところではないか。さらにはSFの選手もインサイドプレーに対応できる。

エブリン選手は15日の試合で負傷し、翌日はアップに参加せず、選手紹介時などで走ることも出来ない状態だった。今回は見送りか。

 

大黒柱はいるが、パリ五輪後のことを考えると心配なインサイドWリーグには留学生選手が増えており、今後は彼女たちの中から帰化して日本代表入りするケースが出てくるかもしれない。ただ帰化選手は1人しか起用できず、元から日本国籍の選手の台頭も不可欠。梅沢選手や赤穂さくら選手、三間選手らに期待したい。彼女たちが2年半の間で割って入ってくるようだと日本代表の未来は明るいと胸を張って言える。

 

これを踏まえて(?)メンバー予想

  • PG 町田 山本 藤岡
  • SG 林 三好 赤穂
  • SF 宮澤 ステファニー 
  • PF 髙田 オコエ 中田(𠮷田)
  • C   渡嘉敷

 

今回代表候補に選ばれた選手、この記事で名前を挙げた選手、それ以外にも能力の高い選手がたくさんいるが、日本代表入りだけが選手としての価値ではない。Jリーグ川崎フロンターレのレジェンド・中村憲剛さんですら代表では準レギュラー格の存在で、W杯出場は1回に留まった。代表選考には監督の好み、同ポジションのライバルなどなど様々な要素が絡む。 応援してるチームの選手を代表でも見たいという気持ちは誰もが持つ。私もそうです。でも代表には縁がなくても私にとってはスーパースター、それで良いんじゃないかと思います。本当に凄い選手は引退後も記憶に残り続けますから。