女子バスケW杯予選まもなく開幕!

  • PG 本橋 宮崎 山本
  • SG 近藤 三好 林
  • SF 赤穂 ステファニー
  • PF 髙田 谷村
  • C   渡嘉敷 オコエ

JBAからの正式発表はないが、「INSIDE AKATSUKI」を見る限り上記12選手が登録メンバーと見てほぼ間違いないだろう。

→日付が変わる直前で正式発表されました。

 

率直に町田選手、宮澤選手が間に合わなかったのは非常に辛いところ。アジアカップでは3ptシュートに頼らないオフェンスを展開した日本代表だったが、宮崎選手、山本選手、ステファニー選手が個で打開する場面も多かった。五輪のチームとアジアカップのチームの良さを組み合わせる上でマストな2選手の不在は大きな痛手である。

強化合宿終盤に合流した藤岡選手は戦術理解度の問題だろうか。PGが3選手ともスコアラータイプだけに毛色が異なる藤岡選手にもチャンスがあると予想していたが、約1年のブランクがあり、フィジカル面で世界を相手に戦うには時期尚早と判断された面もあるかもしれない(本人も全盛期と比べて6kgほど細く、フィジカルコンタクトは以前の方が充実していたと語っている)

また藤岡選手と同じくシャンソン化粧品所属の𠮷田選手は恩塚HCの期待も大きそうで、宮澤選手不在なら長身シュートとしてチャンスはありそうだったが、SGにシューターを揃えた。林選手、三好選手、近藤選手の中から2選手を同時起用するのはサイズ的に厳しいと思うが、近藤選手は東藤選手のように守備職人として期待しているのだろうか。恩塚HCの意図が非常に気になるが、SFには屈強なタイプを求めているのかもしれない。

 

特有の事情もあり恩塚HCはメンバー選考で頭を悩ませただろうが、メダリスト7人を含む十二分に戦えるメンバーが揃った。

カギを握るのは本橋選手とオコエ選手だと思っている。宮崎選手、山本選手はグイグイ攻める。アジアカップでは彼女たちの攻め気が強くなりすぎた時にコントロールできる選手が居なかった(第3PGが永田選手だったのは謎…)PG最年長で代表経験も一番豊富な本橋選手が2020年以前の町田選手のイメージで派手なことはしなくても整えられると試合は安定する。コンディションは100%に戻っていないようだが、今シーズンは東京羽田でもベンチスタートとなっており、役割も心得ているはず。またインサイドは髙田選手、渡嘉敷選手のプレータイムが長くなるだろうが、オコエ選手がディフェンスで耐えつつ3ptシュートを決められると相手としては厄介なことこの上ない。

 

4カ国出場で上位3カ国がW杯本大会出場のレギュレーションだが、ベラルーシは残念ながら出場辞退となった。しかし残り3カ国が自動的に本大会出場権を獲得するわけではなく、ベラルーシにも救済策が与えられる可能性がある。形式的に試合をするわけではないので勝利が求められる。

五輪後にHCがスペイン人に代わり(リオ五輪などでルーカス・モンデーロHCの参謀を務めていた方のようだ)選手も大きく入れ替わっているとの情報があるカナダ東京五輪には出場していないものの2021シーズンWNBAのMVPである#35ジョンケル・ジョーンズというスーパースター擁するボスニア・ヘルツェゴビナ、共に未知数な難敵である。

新生JAPANも世界トップレベルにあることを証明する格好の機会だろう。冬季五輪もあり地上波やBSでのTV中継が無いのは残念だが、フジテレビNEXTDAZN、バスケットLIVEで見られるので多くの方に見てもらいたい。