Wリーグ2021-22 セミファイナル プレビュー

スポーツ新聞社のネット記事が格段に増えるなどメディアの注目度が昨シーズンまでと比べて大幅に上がっており、チケットの売れ行きも好調なWリーグプレーオフ

セミファイナルはトヨタ自動車×シャンソン化粧品ENEOS×富士通の組み合わせとなった。シャンソン化粧品のアップセットには驚かされたが、昨シーズンから取り組んできたスタイルを貫いた上での素晴らしい結果・内容だった。

それではセミファイナルの展望を…

 

戦力値に違いがありすぎるというのが正直なところ。特にフィジカル、パワーとフォワード・センターのサイズ差が顕著で、トヨタ自動車が2試合とも圧勝でファイナルに駒を進めても何ら不思議ではない。シャンソン化粧品が上回る部分としては3ptシュート、インサイドのクイックネス、そして平塚ラウンドを勝ち上がってきた勢いか。ファトー選手、佐藤選手でソハナ選手(河村選手)をかき乱したい。そして3ptシュートを高頻度・高確率で決めていければ、約一カ月ぶりの試合となるトヨタ自動車を飲み込めるかもしれない。

しかしそこからもう1勝となると話は別。これまで全く見せてこなかった秘策があって、それがハマらないことにはアジャスト力も高いトヨタ自動車斬りは現実的ではない。

よってgame1では試合間隔が空いたトヨタ自動車の苦戦・敗戦はあるかもしれないが、大アクシデントがない限りは順当に勝ち上がると予想している。

 

昨シーズンまでと比べて実力伯仲の両チーム。実際先月の対戦では富士通は隔離明け直後でコンディションが万全には程遠いにも関わらず、game2で快勝している。ただそこから試合が開催出来ずにプレーオフを迎えたため、約2年ぶりの復帰を果たした栗林選手など戦力底上げができなかったのは痛手。

一方のENEOSは怪我人続出の中でのデンソー戦、三菱電機戦で髙田選手が獅子奮迅の活躍。星選手、奥山選手も手応えをつかんだ。

この対戦でカギを握るのはHCがベンチメンバーをどれだけ信頼して送り込めるか。ここに尽きる。渡嘉敷選手は40分またはそれに近いくらい出る。富士通のガードは町田選手、篠崎選手、岡田選手の3人でローテーションする(赤木選手、星田選手はほぼ出ない)これは前提としてENEOSであれば星選手、藤本選手。富士通であれば田中選手、藤本選手。こういった選手たちを活かせるか。

とはいえ両チームともスターターを酷使する根性の戦いになる予感しかしない(笑)そうなるとプレーオフに向けての調整過程において分があり、インサイド陣のサイズでも上回るENEOSがgame3で押し切るか。ただENEOSは林選手が万全で臨めないとインサイドで作れる優位性を最大化できず、また岡本選手は戦線離脱しており、走り負けしてしまう可能性もある。

昨シーズントヨタ自動車がリーグ制覇して動かした日本女子バスケ界の歴史をさらに動かすためには富士通がファイナルに進んでほしい。バスケスタイル的にも富士通の方が好みではあるが、ENEOSインサイドの強みを活かして勝ち上がると予想。

(このカードは難しいですね…どちらが勝ち上がってもおかしくない。連勝する力もあると思うが、ウーン…どちらにせよgame3までもつれそうですね)

 

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では皆さんプレーオフを楽しみましょ〜

推しチームがプレーオフに進めなかった人も敗退した人も楽しむ形はあります。あの選手やこの選手が1ヶ月後にはうちの子かもしれませんよ?!