タイトルがポルノグラフィティの曲みたいだな(幸せについて本気出して考えてみた)
...さてと…
昨シーズンは世界的名将であるルーカス・モンデーロ前HCの下で銀河系軍団とも称された(おまえしか言ってないだろ?w)圧倒的な戦力を擁して、シーズン後半は破壊的な強さを見せたトヨタ自動車アンテロープス。
シーズンオフに銀メダリスト3選手を含む5選手が引退・移籍し、モンデーロ氏も退任。ACを務めていた日本女子バスケ界のレジェンド・大神雄子氏が昇格。チームはガラリと変わった。
今シーズンここまでリーグ戦では開幕週でENEOSに1敗したのみ。皇后杯も準決勝には進んでいる。戦い方としても大きく変わっておらず、一見するとバトンタッチは上手くいったように思えるが、強烈な個の力で打開している試合が多く、チーム力は下がっているように感じてしまう。
その要因の1つとして7〜8人でローテーションしており、移籍1年目の小笠原選手、大卒2年目の平野選手、佐藤選手を戦力化できていないことではないだろうか。戦力底上げが出来ていない要因を探っていきたい
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プロは実力主義
結果を出した者がチャンスを与えられる。それはアーリーエントリーの選手が証明した。
#Wリーグ 2022-23シーズン
— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) 2023年1月21日
【試合終了】#トヨタ自動車 103-73 #日立ハイテク
切れ味のあるドライブイン‼️
期待の新戦力 #横山智那美 💨#未来は私たちがつくる@wjbl_official@Antelopes_1
横山智那美選手は1/15のシャンソン化粧品とのgame2ガベージタイム(概念)でWリーグデビュー。短い時間で2pt・1astと結果を出した。日立ハイテク戦ではgame1の2Qから出場機会を得た。コートイン後最初のオフェンスから得点を演出するなど4pt・2ast、鮮烈な印象を残した。チーム練習の中で成果を出していたから起用されたのだろうが、試合でも結果を出したので、後半も勝敗が決していない3Qで再びコートイン。↑の映像はコートイン後2回目のオフェンスでの得点だった。トップカテゴリーで戦うための心技体が備わっているから出来るプレーである。
その横山選手もgame1では18分出場したが、game2は3Qまでで得点することが出来ず、13分出場に留まった。小笠原選手、平野選手、佐藤選手よりはチャンスを貰っているが、それでも結果が全てと言えるだろう。
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他の選手が凄すぎる
ローテーションに入っている選手たちのシュート決定力、リバウンドへの嗅覚は凄いとしか言えない。国内トップクラスのサイズがある梅沢選手ですら全試合スタメンではあるものの平均プレータイムは21分弱と長くはない。
あらゆる能力がスーパーなステファニー選手、クラッチタイムでシュートチャンスが回ってきたら外す気がしない山本選手、3ptシュートが2本連続で外れると今日は調子良くないと思えてしまう梅木選手、平下選手。コートネームのリュウに相応しい支配力が備わってきた川井選手はどこを抑えてもディープツーをサラッと決める。宮下選手がゴール下にいるとボールが落ちてくる。
梅沢選手のサイズを最大限に活かさなくても勝てる理不尽なシュート力、フィジカルがある面々と同等以上のプレータイムを得るのは簡単なことではない。ずっと私も3選手もっと使ってよ!って思っていたが、ローテーション選手たちが凄すぎて代えられない…!(彼女たちからすると)イージーなシュートを外したり不必要なファールをしていては信頼を掴むことはできない…
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少人数でのプレシーズン
ステファニー選手、山本選手、平下選手は9月末まで日本代表に招集されていた。ソハナ選手も試合に出場できるコンディションが整っておコンディショらず、サマーキャンプ、オータムカップは7人で戦っていた。コーチも選手もチームを作る・コンディションを上げるのに難しいプレシーズンだったんだろと思いながら書き始めたのがシャンソン化粧品戦を終えてすぐだった。しかしチーム練習合流後2週間ほど(推定)の横山選手が信頼を掴んでることを考えると理由にならないですね…
平野選手、佐藤選手はトヨタ自動車在籍2シーズン目、小笠原選手は東京羽田で2シーズン中心選手としてWリーグを戦ってきた。横山選手は類稀な才能を持つ選手だが、年齢もWリーグ経験も3選手の方が上。全選手合流から3ヶ月強が経ち、20試合以上の公式戦があった。やっぱり理由にならないな…
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大神HCの選手時代
高校は超名門の桜花学園(大神HC在校時は名古屋短大付属、どーでもいい話ですが私はさらにその付属の幼稚園卒です←)今年度の体育館には死に物狂いだか死ぬ気で戦うだか掲げられている高校だ。バスケ楽しんでほしいとか学生生活謳歌してほしい(桜花だけに←)と思ったりもするが、優勝しか求められていないのだろう。
話を戻して大神HCはアメリカ、中国でもプレーし、トヨタ自動車で現役引退したが、長く在籍したのはENEOS。日本代表含め先日対戦した日立ハイテクの内海HCが師匠的な存在なのではないか。
Wリーグ共同開催🏀貴重な出会いや再会がありました✨
— レバンガ北海道 (@levangakousiki) 2023年1月22日
★日立ハイテク #内海知秀HC(2018-20 レバンガ北海道HC)
★トヨタ自動車 #大神雄子 HCと #桜井良太 選手(同級生&元日本代表CAP)
★#馬瓜ステファニー 選手&#磯部美空 マネ(桜花学園高同級生)
★#森岡ほのか 選手&レバード https://t.co/BvjE9xlOg1 pic.twitter.com/c7o0NWDBUT
その内海HC、日立ハイテク3シーズン目となる今季は突出した選手がおらず、若手も含め多くの選手を起用しているが、過去2シーズンは谷村選手が毎試合39分とか出ていた。ENEOSの佐藤前HC、佐久本現HCもタイムシェアとか若手育成とか無縁なタイプ(佐久本HCは開幕当初は違うと思ったが富士通に連敗して方針転換してしまった…)このチームも優勝しか求められておらず、試合に出たいなら自分で成長しろって感じなんだと思う、たぶん。そういう環境で這い上がってきたのが岡本選手であり宮澤選手であり星選手なのかなと。
とここまで書いてきて大神HCがメンバー固定傾向になるのは当然なのかもしれないと思ったが、ロサンゼルス五輪で日本代表を率いるという夢があるのなら育成する姿勢とか柔軟な采配とか出来るようになると良いなと思ったりします。ワンサイドゲーム・川井選手のファールトラブルがあった東京羽田とのgame1でも終盤にしか出番がなかった平野選手を日立ハイテクとのgame1では前半を締めるPGで起用するなど変化はしていますけどね!
一方で昨シーズンの銀河系軍団ならまだしも今シーズンの少数精鋭ロスターなら3選手がもっと脅かして欲しいという思いもあったり……
全く起用されないわけではなく、大神HCは特に小笠原選手に期待していることは試合観戦をして見て取ることができた。
トヨタ自動車最大のストロングポイントはSF馬瓜ステファニーだが、今シーズンはPFでの出場時間が長い。小笠原選手がローテーションに加われば昨シーズンに近い形まで持っていけるので、大神HCとしても戦力化したいのは当然である。3連覇へのキーパーソンは大神HCと小笠原選手です。
⛹️♀️Wリーグ順位表 _ 9th/13週目⛹️♀️
— トウコの部屋▶︎【CourtVision -Wリーグ応援メディア-】 (@CourtvisionW) 2023年1月22日
第9週の順位表と、ここまでの連勝表です
シーズンも終盤戦、ここまでトップを走ってきたトヨタ自動車と三菱電機がプレーオフを確定させました!
特にトヨタ自動車の強さは圧倒的…上位の順位争いも楽しみですが、プレーオフの枠を争う戦いも楽しみです!#Wリーグ pic.twitter.com/k11CRafhjS
さてWリーグレギュラーシーズンも残り8試合(4チームは10試合)となった。ENEOS、富士通が6敗、シャンソンは終盤戦でメンバーが揃うのか不透明など順位予想は極めて難しいがプレーオフ進出は3シーズン連続同じ8チームで優勝はトヨタ自動車、富士通、ENEOSのどこかと予想。デンソーはENEOSとの対戦を回避できれば…だがエクスキューズ付くチームは優勝出来ないですかね。
難しい中でも順位予想してみたところ…
全チーム全試合戦えればQFでENEOS×富士通が対戦して、トヨタ自動車がSFでその勝者を迎え撃つ可能性がありそうだなとなって、頭痛が痛いので(←)細かい予想とか分析とか割愛してこの辺りで失礼しますww