【名古屋グランパス】7度目の正直へ!

世間では北京五輪ムードが高まりつつあり、昨日は一足先に女子サッカーが開幕した。勝ち点3を目されていた相手になんとか追いついての引き分けだったようだが、優勝候補のアメリカも黒星スタート。まだまだ分からないだろう。

一方今日初戦を迎えた男子サッカー。不可解なジャッジもあり、勝ち点ゼロに終わった。こちらは今後の相手関係も考えると予選突破がかなり厳しい状況となってしまった。得点力不足は分かっていたとはいえかなり深刻で、中盤の梶山、本田圭あたりもブレーキだったが、谷口には可能性を感じた。今後は香川や本田圭より谷口をA代表に抜擢してもらいたいものだ。

こうは書いたが、私の関心は名古屋グランパスが圧倒している(笑)

昨日はナビスコ杯準々決勝2ndレグが行われた。カップ戦のノックアウトラウンドとして結果は良いものが出た。中2日でリーグ戦が控えている状況下で延長突入は避けられたし、けが人も退場者も出さなかった。また先週の練習で別メニュー調整期間があったバヤリッツァ、パフォーマンスの良くなかった中村、ヨンセンを途中で下げられたことも良かった。得点も課題のセットプレーから決めることができ、バヤリッツァ交代に伴い投入された三木が無難にプレーし、無失点に抑えることも出来た。

しかし内容は手放しで喜べるものではなかった。チームとしてやりたいサッカーを継続できてはいたが、コンディションがよくない選手が多く、チームコンセプトについていけていなかった。その象徴が中村。守備時は球際での強さを見せ、相手攻撃の芽を摘んでいたが、攻撃への切替が悪く、またパス・ドリブル・シュートの判断が遅く、攻撃の流れを停滞させていた。例年GW頃からパフォーマンスが落ちてくる選手だが、今季は今になってその傾向が出てきた。替えの効かない選手なことは十分承知しているし、次節は小川が出場停止のため無理だが、次々節の神戸戦で休養させるのもありかと思う。

またお祭りだか興行だか意図のよく分からない試合にフル出場させられた楢崎、ヨンセンの2選手には明らかに疲労の色が見られた。楢崎は代表合宿もあり、相当なものだろう。安定したセーブは見せていたが、終盤はあまり見たことないようなゴールキックの精度の悪さを見せていた。またヨンセンは完全に試合から消えていた。いくら千葉が守備的に戦っていたとはいえ本来の動きとは程遠くもっと早く交代させて欲しかったくらいだった。

一方小川、玉田は再三相手DFを翻弄し、チャンスを演出していた。ただ小川は最近スタンドプレーが目立つ。原点に戻りシンプルなプレーを心がけて欲しい。それが彼の持ち味でもあるのだ。玉田に関しては1点は決めて欲しかった。

また観るものを悪い意味でハラハラさせる守備が持ち味だった(笑)増川は試合を重ねるごとに安定感が増し、セットプレー以外でも果敢に攻撃参加するなど奮闘していた。阿部のサイドチェンジも相手が疲れた後半は効いていた。

阿部、中村、小川、玉田など替えの効かない選手がまだまだ多い名古屋において今季のリーグ優勝は難しいかもしれないが、ナビスコ杯はなんとしても狙ってもらいたいタイトルだ。