Wリーグ西地区後半戦第3週

f:id:antelopes_7_12_23:20210222213639j:plain


山梨×トヨタ自動車

トヨタ自動車は大差での勝利を収めたが、3ptシュートの試投数が少なく、成功率も低いのが気掛かり。永田選手が2試合とも2/3だが、打たされたシュートが決まっていたように感じた。山梨や前節のアイシンAW相手であればフィジカル、スピードの違いでインサイドを崩せる。ミドルシュートで手堅く得点を重ねられる。デンソー戦やプレーオフを見据えて、シューターに打たせる形を作り出すオフェンスがもっと見たかった感がある。またアグレッシブにいきすぎてファールが多く、FTからの失点を増やしてしまっている。相手との実力差があるので、タイムシェアで乗り切り、ファールアウトする選手は出さずに済んでいるにすぎない。

game2では3Qで2度のタイムアウトを取り、大差でもアーリーエントリーの佐藤選手、平野選手の出番はなかったことなどから不出来なことはモンデーロHCも理解しているのだろう。自分たちの意図していたことは出来なかったが、今後に向けて隠していることもあるかもしれない。ただこの内容では次節デンソーに連敗して、地区優勝を逃すこともあり得る。今週はモンデーロHCが練習を指揮するはずだ。ギアを入れ替えて臨んでもらいたい。

 

デンソー×アイシンAW

デンソーは連勝したもののトヨタ自動車同様内容は良くなかった。悪いなりに渡部選手、近藤選手、畠中選手といった脇役が試合を引き締めて、取りこぼしをしないのはさすがというべきか。マルコビッチHCも今週半ばにはチームに合流するようで、どう変わってくるか注目したい。

game2は特に良くなかったデンソー相手に連敗となったアイシンAW。好連携のディフェンスから良い形を作るもシュートが入らない・リバウンドも拾えない。逆に相手にイージーバスケットをされて、疲弊してしまう。チームでオフェンスの形が作れず、得点が止まり、焦って宮下選手、梅木選手の単騎攻めが増えてしまう。この悪循環で負け続けている。個で打開できるだけにどうしてもコーチ陣は頼ってしまいがちだが、時には休ませる勇気も必要。しかし交代やタイムアウトを取ったときには既に流れを奪うことが出来ない状態に陥っていることが多く、ベンチワークの改善も見られない。

最適解を導き出せずに今季あと2試合となってしまったが、デンソー戦では珍しく2試合とも同じスタメンで臨んだ。game2では5試合欠場していた加藤選手がチームに勢いをもたらした。三菱電機戦ではひと花咲かせられるか。

 

西地区もう1カードはトヨタ紡織×三菱電機だったが、トヨタ紡織が連敗。昨季は三菱電機デンソーに2勝、トヨタ自動車からも1勝したが、今季はこの3チームとの対戦で全敗するなど低迷した。アイシンAWは山梨に3勝、山梨はアイシンAWに1勝に留まり、AクラスとBクラスがハッキリと分かれてしまった。西地区はここまで鮮明に実力差が出るとは思っていなかったので、残念でならない。トヨタ紡織は地区優勝も可能な戦力、アイシンAW、山梨に関しても1〜4位チームとの16試合で3,4勝は可能なポテンシャルはあるのではないか。それが出来なかったのは戦術、戦略、交代策などコーチの力量差が主な原因だと思う。

あと2試合、アイシンAW、山梨はプレーオフ進出の望みは絶たれたが、意地を見せてほしい。負けるにしても最後の最後までどちらに転ぶか分からない試合を。

対する三菱電機トヨタ紡織してもプレーオフに向けて躓いていられない。双方のプライドをかけた大熱戦が2日間6試合続くことを願いたい。

 

最後に東地区のENEOS×日立ハイテクについて。

両者とも試合に出場できるコンディション、実力の選手が少なく、苦しい台所事情だが、ENEOSが連勝。game1はオーバータイムの末に、game2はWリーグでは珍しいレベルのハイスコアゲームを共にENEOSが決定力の違いを見せて、勝利した。ツインタワーを欠き制空権を握れないENEOSは岡本選手が2試合フル出場するなどどうしてもガード陣の負担が大きくなる。これまでの選手起用方針を考えるとフレッシュな戦力の台頭は考えづらく、主力選手の根性に賭けるしかない。日立ハイテクも谷村選手、北村選手の負担は大きいが、プレーオフセミファイナル・ファイナルは1勝1敗になれば3連戦。セミファイナルからファイナルまでの間隔も短い。一発勝負の皇后杯とは訳が違う。

トヨタ自動車デンソーは今季ENEOSに勝てなければあと10年は優勝出来ないと思うので、時代を変える意気込みで戦ってほしい。

 

Wリーグ西地区後半戦 アイシンAW×トヨタ自動車

このカードについて語る前に先週末のWリーグ全体の印象から。3週間空いてからの再開だったが、上位3チームと下位3チームの差が広がったように思う。デンソー×トヨタ紡織はgame1を3Qまで観戦したが、トヨタ紡織は今季加入選手がフィットしきれずにシーズンを終えてしまいそうだ。怪我なのか欠場している選手も何人かおり、補強の成果を示せていない。昨季2戦2勝だったデンソー皇后杯も含めて5戦5敗、点差も広がっている。スコアだけでの話にはなってしまうが、山梨や東地区も同様の傾向がある。東西とも星を分け合ったカードはなく、1桁点差もシャンソン×富士通のgame1のみ。

Bリーグ1部でもチーム間格差、地区間格差は指摘されているが、それでも先週末の試合で見ると9カード中3カードが1勝1敗。東地区上位×西地区下位の対戦が3カードあったが、三遠が渋谷に連勝、京都は宇都宮に連敗したものの2試合とも5点差以内である。また新リーグが発足するラグビーはなるべく拮抗した試合を増やすために1部リーグのチーム数を12とした(現状のトップリーグは16チーム)

スポーツ興行においてメインディッシュは試合、前菜やトッピング、デザートが少ない(セントラル開催の今季は皆無に等しい)Wリーグなら尚更である。得点がたくさん入るスポーツは両チームが得点を獲り合うことで盛り上がる。日本代表強化においてもマイナスであり、Wリーグも12チーム(来季からはアランマーレ秋田が新規参入し13チーム)が同じカテゴリーで戦うのはもはや無理があるのではないか。

 

f:id:antelopes_7_12_23:20210215222322j:plain

今季4,5回目となったこのカード。これまでの3回はアイシンAWが前半何とか喰らいついていたが、今回は2試合ともトヨタ自動車が終始圧倒。game2ではアイシンAW米谷選手が3ptシュートを8本沈める大活躍だったが、それでも得点は10しか増えず、失点は2しか減らなかった。その要因を探っていきたい。

 

3〜5番ポジションはほとんどの時間帯でトヨタ自動車が優位な状況にあった。サイズがあるだけでなく、フィジカル、クイックネスでも優っていた。デカくて強くて動き出し速い選手たちがインサイドを攻め続けたのだ。アイシンAWのコンタクトを受けてもびくともせずレイアップを決め切り、3ptシュートの精度は2試合通して悪くここは課題だが、セカンドチャンスもことごとくものにした。エブリン選手、長岡選手、河村選手がスタメンで出て、交代でステファニー選手、ソハナ選手、永田選手らが出てくるので、強度が全く落ちない。ものすごいスピードでレベルアップしているチームだと思う。

世界基準を知るコーチ、能力の高い選手、質量とも充実したスタッフが揃い、強度の高い練習が出来ているのだろう。同じように強度を上げても怪我のリスクが高まる。練習を長くやったからといって必ずしも成長するわけではない。長時間練習の弊害を指摘する声は多々出てきている。実際日本女子バスケでは今も長時間練習をしているチームはあるようで、怪我人が多いチームがいくつか思い当たる。チーム力の差を埋めるのは容易なことではない。

 

アイシンAWトヨタ自動車の3ptシュートを相当ケアしていたが、インサイドで着実に得点を重ねるとともにミドルレンジも制圧していた。これもフィジカルと関係してくるのだろうが、ノーマークを作り出し、確実に決めてくるのがトヨタ自動車であり、アイシンAWはエアボールになってしまう場面が何度も見られた。

 

  • オフボールでの動きの質の差

チームごとに戦術は異なり、一概には言えないが、トヨタ自動車の選手たちは常に動きが見られる。一度下がってボールを受けようとする動き、ハイピックなどでマークのズレを生み、スペースを作り出し、得点機会をうかがう。ディフェンスにおいてもボールがないところでも激しいディフェンスを仕掛ける。アイシンAWはまずドライブでズレを作るスタイルなのかもしれないが、トヨタ自動車のディフェンスが激しく、割って入っていけない。game2では酒井選手の小気味いいパスとハイピックから米谷選手のシュートシーンを作り出せていた。常に流動性を作り出していきたい。

 

  • この試合にかけるモチベーションの差

皇后杯準々決勝で前半苦戦したトヨタ自動車から相手を叩きのめす強い意思が感じられた。2試合とも同じスタメンで臨み、序盤から圧倒した。10月のリーグ戦ではgame1とgame2でスタメンを大幅に入れ替えたこともあったが、アイシンAW相手では最初から試す余裕はないと判断したのだろうか。

アイシンAWもコート上の選手は試合終了まで戦っていたが、ベンチワークは来季のチーム編成に向けてのセレクションでもしているかのように映った。降格がないリーグなので先を見据えることも大切ではあるが、プレーオフ進出が消滅したわけではない。トヨタ自動車に勝つための戦術、意図のある選手交代が見えなかった。

 

トヨタ自動車は3ptシュートの精度向上は継続の課題ではあるが、ソハナ選手という強力なセンターが既にフィットしており、40分通して高さを維持できる。思い切って打っていけば良い。皇后杯でも28分くらいまでは自分たちのペースで試合を運べていた。ベンチも含めてビビらずに戦えればたとえベストメンバーのENEOS相手でも勝てるレベルにあると思う。

アイシンAWは繰り返しになってしまうが、とにかく今季中に1つ勝つこと。これに尽きる。

 

 

 

 

男子代表メンバー予想

来週からカタールで開催されるアジアカップ予選の予備登録メンバー24名が発表された。おそらくこのメンバー全員がカタールに遠征はしない。というのも招集は1クラブ1名までという報道が出ているからだ。この第一報が出たときにファンの間では様々な意見が出ていたが、選手もクラブもファンも落としどころとして納得せざるを得ないだろう。

この状況でも出たい選手・不安を感じる選手それぞれ。こういう時だからこそ団結しようと思うクラブもあれば、怪我人が多く拒否できるなら拒否したいクラブもあるだろう。富樫選手や田中選手が観られないなら返金してほしいと思うファンもいるかもしれない。

しかし予選を行わなければ本戦も出来ない。男子バスケの場合、アジアカップとワールドカップ、オリンピックが繋がっている。パリ五輪にまで影響を及ぼしてしまう恐れもある。Bリーグクラブとしてはチーム成績を左右しかねないが、想定外の事態が起こることを想定し、降格をなしにしたシーズンなので、受け入れてもらいたい。推し選手が観られないのは辛いが、60試合もあるので、ここは我慢してほしい。新たな推しを見つける機会が出来たと考えるのはどうか。特別指定選手が数多く活躍している(BリーグやバスケットLIVEのSNSだけを見ると活躍している日本人は特別指定選手しかいないとおもってしまうくらいだ 笑)

20試合しかないこちらの界隈で代表戦とリーグ戦の日程が重複したら怒り狂いますけどね←

 

さて私の予想です。

篠山 富樫 ベンドラメ

古川 田中 安藤(周)マーフィー 西田 

ブラウン(or橋本(拓))チェンバース 今村

 永吉 橋本(晃)

竹内(公)(orロシター)シェーファー 太田

大企業がWリーグのチームを保有し続ける意義とは

f:id:antelopes_7_12_23:20210205210904j:plain

昨日自分の周り(っていってもSNSですが笑)で盛り上がってたネタに便乗して…

また湧いてくる人がいそうだけど、思い立ったが吉日ってことで書いてみます(笑)

 

Wリーグの在り方については疑問が山ほどありますが、まず大前提としてこの社会情勢下でも全チームが今季参戦していること・現時点では来季以降の活動休止や廃部等を打ち出しているチームがないことに感謝しなければいけないと思います。普段から不満垂れ流してるお前が言うなと思われそうですが(←)、1つ2つそういうチームが出てきたら、他に続くチームが出てきて、リーグは成り立ちません。なので各企業・クラブには敬意を。とは言っても感謝・敬意ばかりでは思考停止なので思ってることはある程度吐き出します(笑)

※今回のブログ内では所々おまいう案件が出てきますが、スルーしてください←

その上でWリーグが何故こうもクローズドな体質なのかを考えてみます。

 

女子スポーツをメジャー化することの難しさ

まずこれがあると思います。なでしこリーグのブームが一過性で終わってしまったこと、WEリーグ創設もあまり盛り上がってる感はないことが示しています。時期が悪かったとはいえリーグに大きな資本は入っておらず、アッと驚く大企業のクラブ経営参入もありませんでした。国外に目を向けてもWNBAの選手はあまりサラリーが良くないと聞きます(WCBAや昨年ベルギーで開催された五輪予選は観客多くて盛り上がってる印象ですが、選手のサラリーとか興行収入とかどうなんでしょうか…?)サッカーにしても女子はアメリカが本場ですが、今までに2回プロリーグを創設して潰れた過去があります。ヨーロッパでは近年ようやくビッグクラブが女子チームも保有し始めて、力を入れてきたところです。

サッカーにしてもバスケにしても共通しているのが男子だとメッシ選手、カリー選手とか詳しくない人でも知ってる選手がいるものですが、女子スポーツの選手だとなかなかいないですよね。日本国内限定で見てもハンドボールってバスケよりマイナースポーツだと思いますが、宮崎大輔選手って結構有名だと思うんですよね。五十嵐圭選手もBリーグ開幕前から有名でした。女子だとなかなか…

アスリートとして一般的に映えるのは男子なのでしょう。女子の取り上げられ方はいまだにこういう取り上げられ方をすることもあるのです。

その結果、日本では見るスポーツとしてのバスケがマイナーなこともあり(Bリーグも国内3大プロスポーツってだけで、世間の認知度とか全然ないことは緊急事態宣言下での収容制限を決める上で参考とされていないことから明白です)、内輪で盛り上がるイベントになってしまっているのが現状ではないのでしょうか。

 

 

ファンを増やすための努力はしている

ファンって必要なの?的な意見も見かけましたが、もちのロンで必要だし、協会やリーグはその努力をしています。じゃなかったら代表戦の男女共催とかオールスター開催、グッズ販売、昨季だとトレカ配布もしてましたが、そういうこと一切しませんよ。チームグッズを販売しているところもありますが、これも社内でやれば良い話ですよね。

なぜその努力をしているかというとバスケのステータスを上げたい。男女ともに競技人口が多いバスケにはポテンシャルがあります。Wリーグのステータスが上がれば学卒後もバスケを続けたいと思う女性が増えるでしょう。そうなればあとは好循環です(たぶん)また五輪など代表戦の露出度・注目度を高めたい意図もあるでしょう。会社・チームとしても代表選手、特にオリンピアンを輩出することは名誉です。

まだまだ少ないとはいえBリーグ開幕を機に国内でのバスケへの注目度は上がっています。女子代表チームは5人制アジアカップ4連覇、3人制ではU23W杯で優勝するなど競技力が高く、もっと人気にならないとおかしいのですが、それを妨げてる原因は明白です。

 

  • 広報体制のチーム間格差

=12チームしかないのに一枚岩ではない

手前味噌ですみませんが、アンテロープスは広報面に関してはプロクラブにも引けを取らないと思っています。

一方SNSアカウントすら持っていないチームやリーグ戦再開まであと一週間ほどの段階でトレーニングが出来ているのかすら分からないチームもあります。

こういうのってライト層を興ざめさせると思うんですよね。

  • 無料で観戦出来ることの是非

企業チームのホームゲームだと基本的に従業員の方は無料で観戦できるようです。それどころかチケットを取得する必要すらなく、当日入口で社員証を見せればOKの場合もあるようです。一般ファンと従業員では入口が違うチームもありました(笑)

バレーボールVリーグも観に行ったことありますが、こちらも従業員っぽい方は多いです。ただ半額とかでチケット買っていたり従業員用のファンクラブに入ってたり、要はお金払ったり手続きをしたりしているんですよ。なのでちゃんと観てます・応援してます。Wリーグ観に来てる従業員の方は乱暴な言い方すると暇つぶし風な方が多いんです。

観に来てくれることは嬉しい。全試合リーグ主管で従業員招待が基本ない今季の閑散とした客席を考えると招待客も必要である。従業員の立場からすると福利厚生の特典を活用して何が悪いんだって話で、悪いのは企業側。もっと言えば従業員の観戦は無料で良いと思われてしまっていること=競技としてのステータスの低さが悪いのです。

  • 身内優先 

無料で観戦できるだけでなく、従業員用エリアが確保されていて、グッズや飲み物・食べ物が貰える場合もあって、チケットを買っている一般ファンとは違いすぎる待遇差。昨季行なわれていた選手により、グッズ投げ込みでは従業員エリアしか見ていない選手が多かったり、試合後のインタビューではファンよりも会社や従業員へのお気持ち表明が優先されていたり。

これだけ閉ざされた世界ではファンは増えませんよね。私なんかはBリーグ開幕をキッカケにバスケにハマって、水島沙紀さんで女子バスケに魅了されたという土台があるので、嫌悪感はあるけど、応援する気持ちがマイナスになることはなかったです(いや多少のマイナスはありました←)でも特に好きなチームや選手が定まってなくて、近くでやってたから・友達に誘われたから観に来たって人が好きになるかと言われると至難の業ですよね。

 

と考えていると日本人なら誰でも知ってる大企業(中には海外でも有名な企業も)が女子バスケ部を保有し続けてくれるってありがたい話ではあります。オリンピアンを輩出することは名誉あることと書いたものの女子バスケでメダル獲得実績はなく、仮に昨夏五輪が開催されていたとしても(=渡嘉敷選手、本橋選手、吉田さん、大崎さんがいたとしても)銅メダルが精一杯だったと個人的には思っています(醒めててすみませんが…)

トヨタ自動車フィギュアスケート小塚崇彦選手、ファーストリテイリング錦織圭選手と契約しています。これらの会社にはスケート部やテニス部があるわけではなく、要はスポンサー契約です。相応の価値があるってことですけど、女子バスケにそれだけのブランド力はないです。その中で続けてくれてるってやっぱりひたすら感謝ですよ(不満はたっぷりあるけれど←)

 

協会やリーグも改革の意志はあるけど、スピードが遅い。大きな組織の動きを待っていては廃れる一方。今はこの社会情勢でやれることは限られているかもしれませんが、明けない夜はありません。5年もしたら何であの頃はあんなに皆ヒステリックになってたんだ?!となるはずです(願望込み)そのときに今のままでは見向きされません。

 

  • チームを運営する各企業に女子バスケはもっと投資価値がある対象だと思ってもらいたい
  • 色んなスポーツが好きな人・多趣味な人の余暇の選択肢にWリーグも含まれる。そういう人が増えてほしい
  • 絶対女王体制崩壊=戦国時代到来でパワーバランスを変えよう

 

選手やファンがやれることはこの辺りだと思います。批判は建設的に・具体的な提案も込みに。

まず1つ目、デンソーが分かりやすくて、女子バスケ部と女子バレーボール部を保有していますが、後者は従業員も有料で、ファンクラブがあって、昨季以前は地域イベントにも積極的に参加していました。試合時の飲食ブースは結構な数の出店があるようです。会社にも地域にも認められているのです。女子バレーボールは大昔に五輪で金メダル(でしたっけ?)を獲得した実績があって、その名残からか根強い人気があり、一概に比較はできませんが、女子バスケは一般ファンの数が少なく、選手の個性アピールも不足している感があります。まずは色んなスポーツ好きな人に女子バスケも面白いな〜と思ってもらえるようファンも選手も訴えかけていきたいですね。サポーターがJリーグ屈指のビッククラブと有名企業の交渉を仲介した(?)なんて話もあります。

我々もブロンコビリー世界の山ちゃんを利用しまくればオールスターだけでなく通年でスポンサードしてくれたりリーグ戦で冠試合してくれたりよりパイプが強くなるかもしれません。

 

そしてもっともっと大事なこと、一強は色々と弊害があって、国内2大タイトルを3季連続くらいでトヨタ自動車デンソーが争うくらいになれば…このご時世ドラスティックな改革は難しいし、やるのは賭けに近いですが、夜が明けた時にパワーバランスが変わっていれば一気に進むことでしょう。要は3年くらいで力を溜めて、そこからGO!ってことです。

 

協会やリーグの改革スピードを上げる、一部企業・チームが意識を変えざるを得ないと思うくらいに行動していきたい。

(まずは一強が崩れないことにはだけど……)

 

 

シーホース三河とアイシンAWウィングスの戦術に相関関係はあるのか

競技未経験者、細かい・難しいスタッツの読み解き方も知らない素人が主観を元に分析してみます(笑)

 

シーホース三河、国内バスケファンなら誰もが知る名門。ところが比江島選手、橋本選手が移籍すると2季は低迷。このままでは古豪と言われてしまうレベルだった。彼らが移籍して自分もWリーグヲタクになってあまり見なくなったが(笑)たまに見ると…

  • 重いオフェンス
  • リバウンドやルーズボールへの淡白さ
  • 戦術ガードナー

ガードナー選手とジェイアール選手の相性も悪いように見えた。PGの選手が若返ったが固定できず、勝ち逃した試合も多かったのではないか。

 

アイシンAWウィングス、こちらはプレーオフ進出がやっとなレベル。選手が「負け癖がついてしまっている」と認めているチーム。一昨季はトヨタ紡織日立ハイテクからも勝利を収めているが、昨季は仕事と両立でバスケに励み練習環境にも恵まれないクラブチームからの勝利に留まった。

Wリーグヲタクになった当初はたまにしか見ていなかったが、このチームの印象としては

  • パスのテンポが悪い・オフボールの動きが少ない
  • ファストブレイクが禁止されているかのごとく、守→攻のトランジションが遅い
  • 戦術宮下(with白)

試合中の選手たちはコミュニケーションが少なく、宮下選手以外自らアタックする選手が皆無に等しかった。ベンチメンバーもどこか白けていて、雰囲気が芳しくなかった。

 

アイシングループのこの両チームのここ2季の状況は似ているとも言えるが、1人の男が両チームにポジティブな変化をもたらした。シーホースのレジェンド・桜木ジェイアールである。

 

シーホースは現役引退したジェイアール氏の32番を移籍新加入の日本代表ビッグマン・シェーファーアヴィ幸樹選手が背負い、外国籍選手登録のレギュレーション変更に伴い、2m近いビッグガードのカイル・コリンズワース選手らが加入。黄金期を支えた柏木真介選手も復帰し、常勝軍団復活へと歩みを進めている。

  • コリンズワース選手のリバウンドとそこからのコントロール
  • 黒子に徹する川村選手、ウィティングトン選手
  • 点をとることに専念する金丸選手
  • 良い意味で絶対的な存在ではなくなったガードナー選手
  • 攻守にエネルギッシュなシェーファー選手

今回ブログを書こうと思ったキッカケは上記記事を見たことだが、正直自分には難しくて何のこっちゃって話です(笑)この記事で読み取れたことと自分の印象を総合すると3ptシュートのアテンプト・幅を広く取ったオフェンス、アーリーオフェンスが増えたこと(=ガードナー選手、ジェイアール選手のローポストありきではなくなった)、柏木選手の存在により長野選手ら若手ものびのびとプレーするなどベンチメンバーの充実。このあたりが好調の要因だろうか。どのスポーツでも一般的には守備からリズムを作ることが多いと思うが、シーホースに関しては攻撃の流れが良いと守備にも良い影響を与えるチームだと思う。

東西の地区格差を指摘する声もあるかもしれないが、開幕節ではオールコートプレスを身上とする渋谷に連勝。両地区合わせて勝率1位の宇都宮からも1勝しており、ホンモノではなかろうか。ただ渋谷と似たタイプの秋田に1敗していることから考えるとアグレッシブなディフェンスをしてくる若いチームには分が悪そう。ベテランが多い故か。

2月に宇都宮と再激突、3月には千葉との対戦が共にアウェイで控えている。ここで対等に戦えれば頂点も見えてくるが、そのためには高橋選手がフィットし、よりタイムシェアしていく必要があると思う。

 

 

ジェイアール氏が現役引退してテクニカルアドバイザー(TA)として加わったのがウィングス。選手の入れ替わりはあったものの鈴木HCが君臨し続けるシーホースに対してウィングスはHCが交代し、インサイドの主力選手も抜けた。新戦力は高卒ルーキー1名に留まった。小川HCの就任が7/1(Wリーグでは概ね6月上旬から新チームが始動する)。ジェイアールTAは開幕前のメディアインタビューで「役割はAC」と語っているが、実質HC?2頭体制?この辺りは14試合見続けてもよく分かりません(笑)何にせよ1からの状態でスタートは出遅れた。8月中旬には活動休止を余儀なくされた。その中でジェイアールTAが持ち込んだ「havefan」のスローガンの下で選手たちが試合というアスリートにとって成果を表現する場を楽しんでいる感が伝わってくる。これが最大の変化。ジェイアールTAも現役時代は自らのプレーがうまくいかない時、試合内容が芳しくない時など不貞腐れてる光景をよく見たものだが、若い選手たちに根気強く指導している姿が印象的である。

f:id:antelopes_7_12_23:20210131205441j:plain

f:id:antelopes_7_12_23:20210131205454j:plain

そして選手ありきの戦い方=選手それぞれの特長が活きる戦い方、前体制下では出番に恵まれなかった選手や大怪我明けの選手も積極的に起用するなど先入観を排除した采配も好印象。

  • 自ら点をとるだけでなく周りを活かすプレーが増えた宮下選手
  • 上長選手、江良選手の果敢なドライブイン主力ガードに成長
  • プレーの幅を広げた近平選手
  • 怪我で出遅れた三間選手が今では移籍した選手たちの穴を補って余りある活躍ぶり
  • ムードメーカー遠藤選手

と書くと知らない方が見たら今季大躍進したかのように思ってしまうかもしれないが、現状は14試合を終えて3勝11敗で西地区6チーム中5位に甘んじている。中身は大きく変わったが、結果はあまり変わっておらず、今季もプレーオフ進出は厳しくなったのが現状である。勝てそうな試合は3試合ほどあったし、前半は良かった試合もあったが、簡潔に言うならば勝負弱い・脆い・詰めが甘いといったところか。

シーホースのように勝ち方を知っているHCも百戦錬磨の選手もいない。タイムシェアしていても追い込まれると宮下選手、梅木選手一辺倒になってしまうが、彼女たちとてガードナー選手や金丸選手のような怪物感があるわけではない。年明けの試合では上位チームとのサイズ、フィジカル差を埋めるべく好連携のディフェンスでゴール下に入れさせず、スティールからの速いオフェンスでの得点が何度も見られた。ハーフコートでのボールの動かし方にも進化が見られ幅の取り方はシーホースっぽさを感じさせるなど成長の跡は示したが、いかんせん3ptシュートのアテンプトが少なく、成功率も低い。3ptシュートへの意識は見られるが、皇后杯シャンソン化粧品戦でハマっていたP&R、P&Pも封じられるなど相手のスカウティングも進んでいる。

課題は色々とあるが、一番は3ptシュートの精度だと思っている。ここを上げて、上位チームから勝利し、負け癖を払拭して、今季を終える。これがチームの歴史を変え、選手たちは自信をつけて、コーチジェイアールもステップアップできる。

 

とまとまりのない感じになりましたが、シーホースとウィングスは以前も今も似たところが多く、またバスケは繋がってるので、BリーグWリーグも(出来れば大学や高校も)見てください!ってことを言いたいわけです。

(会場で選手やコーチに声掛けする人とかは嫌だけどね…)

ジェイアールTAは近い将来シーホースのHCを務める人財だと思います。指導者としてどう歩んでるいるかに注目してみる価値は絶対あります。毎試合、毎週ではなくてもある程度定期的に見ておくと進化・変化も感じられて、興味深いです。

また彼以外にも北海道の宮永HCは昨季まで富士通でACを務めていました。シャンソン化粧品には鵜澤ACがいます。シーホースに所属していたらしい佐藤信長氏は東洋大学HCを務めている。Bだけ、Wだけではなく幅広くチェックしておくと新たな楽しみ方を手に入れることも出来ると思います!

 

日本バスケ界の発展を願って。シーホースのジェイアールHCが誕生する頃には賑わいがあるアリーナに戻っていることを願って。

その頃はここではなくて新アリーナかなぁ…

f:id:antelopes_7_12_23:20210131205522j:plain

f:id:antelopes_7_12_23:20210131212538j:plain

 

Wリーグ西地区後半戦2週目

f:id:antelopes_7_12_23:20210119191100j:plain

山梨-デンソー

game1の4Qしか見ていないので偉そうなことは言えませんが…苦笑

山梨はアーリーエントリーの石川選手がgame1でデビュー戦し、12ptの活躍。デンソー相手に競った展開で結果を出せたことは自信に繋がるだろう。

デンソーはgame2で渡部選手がキャリアハイとなる14ptの活躍。クラッチタイムでは本川選手に頼りがち。プレーオフに向けて本職PGの選手たちのレベルアップは必須だが、他の選手が刺激を受け、ポジション争いが激化していくのではないか。

 

アイシンAW-トヨタ紡織

簡単に言ってしまうならばコーチも選手も勝ち方を知らないアイシンAWと昨季開幕週でトヨタ自動車に勝利、三菱電機デンソーには連勝するなど躍進し、勝負のツボを心得ているトヨタ紡織。HCは百戦錬磨の中川文一。

game1は両チームともメンバー交代をあまりせず戦った。アイシンAWは梅木選手、宮下選手が38分出場。トヨタ紡織に至っては平末選手、東藤選手、飯島選手が40分フル出場だったが、クラッチタイムで余力が残っていたのはトヨタ紡織。こういう選手起用が良いとは思えないが、トヨタ紡織は普段からやっているので、選手たちも対応できる。一方のアイシンAWは多くの選手を使い、チーム全体のレベルを上げていこうと試行錯誤してきた今季前半戦だったので、梅木選手、宮下選手が踏ん張り切れなかった。その相手に平末選手のスピードなどストロングポイントを最後まで徹底的に出し続けた中川HCに軍配。

game2、アイシンAWはgame1で終盤に息切れしたことを踏まえてか上長選手がベンチスタート。前半からgame1ではDNPだった髙原選手、板谷選手を起用したが、今度は前半で点差をつけられてしまった。メンバーを入れ替えた1Q終盤から劣勢となり、17点差での折り返し。4Q髙原選手の2本のシュートなどでトヨタ紡織の背中を捉えはしたものの、前半のビハインドが重くのしかかり、連敗となった。

2試合を通して露呈したのは皇后杯準々決勝同様チームとしての引き出しの少なさ。追い込まれると宮下選手、梅木選手どちらかの単騎強襲になってしまう。機能していない時に梅木選手の負けん気の強さが悪い方に作用し、ゲームコントロールが出来ない。特にgame2で数字にも現れており、宮下選手、梅木選手のターンオーバーが合わせて10。アシストはチームトータルで8に留まっている。パスで散らせる酒井選手に代える、タイムアウトで整理するなどベンチワークで流れを変えることも出来ない。

セカンドユニットの底上げ、3ptシュートの形を増やす、ゲームの流れに応じた選手起用など課題は山積している。2月は地区優勝を争う3チームとの対戦が待ち構えているが、1つでも勝利し、皇后杯後に宮下選手が語っていた負け癖を払拭したい。上位チームから勝利する成功体験を得て今季を終えたい。

トヨタ紡織はどこからでも点がとれるチームだが、今季個性が融合しきれていなかった感があった。前週のトヨタ自動車戦連敗で個々の役割も整理され、オフェンスのリズムは格段に良くなり、昨季の良さを取り戻した。デンソー三菱電機との対戦が残っており、順位アップも期待できた中での平末選手の負傷は気掛かりだが、レギュラーシーズン中に復帰出来ればプレーオフでのアップセットも見えてくる。

 

f:id:antelopes_7_12_23:20210119191125j:plain

トヨタ自動車-三菱電機

一昨季ファイナルに進出した三菱電機。その後風間選手、王選手、池谷選手が引退。いわばスケールダウンしているが、あの頃の強さを取り戻して新年を迎えた。トヨタ自動車の三好選手、長岡選手もそれを感じたようだ。

一方のトヨタ自動車は敗れたgame1は今季ワーストとも言える内容だった。皇后杯決勝の4Qでも見せてしまったインサイドドライブインで強引にこじ開けようとする悪癖が出てしまい、粘り強いディフェンスを信条とする三菱電機としては思うツボ。ソハナ選手を投入するなど手を変えるも永井選手、西岡選手がリバウンドを制して、そこからの速い展開で川井選手が10astの活躍。終始優位に試合を進めた三菱電機がスコア以上の完勝だった。

game2、トヨタ自動車は脇選手がモンデーロHCの下ではリーグ戦初のスタメン出場。game1の4Qで3ptシュートを2本決めた栗原選手をこの試合では1Qから起用するなど変化をつけ、両選手とも期待に応えた。一方の三菱電機もgame1に続き永井選手が体を張ったプレーを見せ、渡邉選手のファールトラブルで見崎選手のプレータイムが伸びるなど総力戦の様相。こうなるとトヨタ自動車に分がある。最後は河村選手がインサイドを制圧し、スペースを作って、栗原選手、三好選手の3ptシュートが立て続けに決まって勝負あり。

シーズンの中で悪い波はどうしてもあるが、悪いなりに1勝はしたトヨタ自動車。スペイン人コーチ体制では特長が出し切れていなかった栗原選手の活躍により勝利を手繰り寄せたこと、前週に続き若手を起用しながら最低限の結果も出せたことは収穫だろう。3週間の中断の間に余分な異議で退席を宣告されたモンデーロHC筆頭に今一度整理し、プレーオフに向けて邁進してもらいたい。

三菱電機も昨季からのトヨタ自動車戦4連敗を止め、連勝も見えるくらいの展開まで持ち込んだ。永井選手、見崎選手、篠宮選手は自信を掴んだことだろう。トヨタ自動車デンソーとの対戦を終えただけに他力本願にはなってしまうが、上り調子でプレーオフに臨みたい。

 

2/13の再開が待ち遠しいが、まずは無事に開催されることを願うのみ。

Wリーグ西地区後半戦開幕!

東地区は残念ながら今月(各チーム4試合ずつ)の試合が中止となってしまったが、西地区は無事に開催された。どこまで開催出来るか不透明な中で各チーム一戦必勝の思いがより強かったのだろう。熱量の高い試合を見せてくれた。

 

f:id:antelopes_7_12_23:20210111224409j:plain

アイシンAW×山梨

今季前半の対戦では星を分け合った両チーム。昨季、一昨季も分け合ったが、今回はアイシンAWが連勝した。game1は山梨のディフェンスが冴え渡り、アイシンAWドライブインもP&Rも封じられた。外からのシュートで活路を見出すも確率が悪く、得点が上がらない。後半は山梨がさらにディフェンスのギアを上げるが、両チームともシュート成功率が悪く、ロースコアの接戦に。最後はアイシンAWが押し切ったが、2Qの苦しい時間帯で遠藤選手の活躍が大きかった。実質今季初出場の選手をあの場面で投入するのは賭けにも近かったが、その成功がgame2にも繋がった。選手起用法は固まりつつあるが、プレータイムが短い選手もその中で結果を出せばまたチャンスを得られるチーム。選手のモチベーションの高さを感じることができた。

f:id:antelopes_7_12_23:20210113003006j:plain

game2では点差が縮まらなかった4Qも手綱を緩めることなく最後まで攻め続けた。とはいっても現状では後半戦あと2勝できるかどうかで、プレーオフ進出となると相当なレベルアップが求められる。3ptシュートの安定感が必須。

f:id:antelopes_7_12_23:20210113002852j:plain

山梨はディフェンス力は高く、ボックスアウトの意識も非常に高いが、それを2試合継続して出せないことが課題か。また3ptシュートのアテンプトは多いが、成功率があまりにも低い。昨季よりサイズアップは出来ているが、それでもまだ劣るので、3ptシュートを決めていかないことには勝利が見えてこない。

 

 

三菱電機×デンソー

前回対戦時に続き星を分け合ったこのカード。オーバータイムまでもつれ、選手層の差が如実に現れたgame1。デンソーは稲井選手がアクシデントがあったのかプレータイム少なめ。クラッチタイムで髙田選手がファールアウト。その中でPGを託された本川選手が鬼気迫るプレーでチームを引っ張った。三菱電機は根本選手が45分フル出場するなどバックコート陣は3選手とも40分以上の出場。

選手たちが4Q最終盤でのジャッジに納得いかないままオーバータイムを戦っていたとは思えないが、あれだけタフな試合でコートに立ち続けていたら当然足も気持ちも止まる(そう考えると皇后杯決勝のENEOSは人間を超えた力が出たのだな……)オーバータイム始まってすぐで本川選手が3ptシュートを決めて勝負アリだった。

大激戦の翌日は三菱電機がディフェンスのエナジーを上げて、終始優勢に試合を運んでいたようだ(第1試合に満足して、あまり見ていません←)バックコート陣3選手はこの日もプレータイムが長いが、それでも結果を残している。プレータイムに恵まれないベンチメンバーもモチベーションを落とすことなく、コートに立つ選手たちを鼓舞しており、古賀HCのマネージメント力の高さだと思う。その力を選手育成にも発揮できれば再びファイナルへの道も見えてくるが、現状では以前の定位置6位(今季の2地区制だと3位)が妥当な位置となってしまう。

デンソー・マルコビッチHCの意外性ある采配は相手を幻惑していると思うが、選手たちが準備・対応できていないのではないか。。昨季のトヨタ自動車も似た傾向があったが、マルコビッチHCの場合、この社会情勢下で来日が遅れ、10月中旬からチームに合流。母語とは異なる英語を用いてるようで指示が完全に行き届いていないこともあるかもしれない。マルコビッチHCのメソッドが浸透したらもっともっと強くなるが、本職PGの選手たちのより一層の奮起が求められる。

 

f:id:antelopes_7_12_23:20210111224454j:plain

トヨタ自動車×トヨタ紡織

育てながら勝つ。プロスポーツの世界においては永遠の課題かもしれない。三菱電機にしてもそうだし、以前このブログでも取り上げたシャンソン化粧品Jリーグ名古屋グランパスも然り。

この両チームは皇后杯を経て、アーリーエントリーで新たな選手も加わり(トヨタ紡織の選手は未合流)、選手起用に変化が見られた。トヨタ自動車はスタメンこそほぼ固定だが、2試合とも永田選手、脇選手を長く起用し、西澤選手も前半のうちから起用していた。アーリーエントリーのソハナ選手はgame1で20点差の4Q開始時に投入された。3Qにリバウンドで圧倒し差を広げたが、まだ安全圏とまではいえない点差・残り時間だったが、ソハナ選手は期待に応えた。それどころか7分あまりの出場で12得点の鮮烈デビュー。game2でも最後の2分ではあったが、ソハナ選手、さらには佐藤選手、平野選手を起用。大神ACが入念に指示して送り出して、佐藤選手が3得点。安全圏に突入していたが、上手くいっていないと見るやタイムアウト。その間もアーリーエントリー選手と同ポジションの先輩たちがサポート。チーム一丸で若手を育てていく姿勢が感じられた。

f:id:antelopes_7_12_23:20210113003215j:plain

f:id:antelopes_7_12_23:20210113003232j:plain

f:id:antelopes_7_12_23:20210113003257j:plain



トヨタ紡織も齋藤選手の欠場は残念だったが、開幕時の輝きを取り戻した平末選手と坂本選手でPGをローテーション。皇后杯準々決勝で初出場を果たした佐坂選手が奮闘するなど9人で回せていたが、game2はいつもの選手起用に…

この2試合での成果によりトヨタ自動車がタイトルを得られるわけでもなんでもないが、我慢・継続の采配により2勝。若手選手は手応えを掴めたと思う。game2後半立ち上がりも好例の1つ。12点リードで永田選手、平下選手を送り込んだが、2分経たずに4点差まで迫られて、タイムアウト。一度永田選手、平下選手をベンチに下げたが、そのあと再び起用している。飴と鞭とでも言うべきか。

f:id:antelopes_7_12_23:20210113003125j:plain

育てながら勝つ、我慢・継続の難しさを痛感させられた対戦だった。

f:id:antelopes_7_12_23:20210113003041j:plain

 

Wリーグだけでなくスポーツ界で感染が拡大しており、今後の開催が懸念されるが、ただでさえ試合数が少ないリーグ。無観客でもなるべく開催してもらいたい。