Bリーグ17-18 第22節 三河対北海道 Game2

完全な試合評ブログは久々というか2018年初でした。

それでは先ほど行われていた試合についてつらつらと語っていきます。

北海道としてはGame1同様第1Qでエンジン全開の三河についていけず、点差をつけられ、結局最後まで主導権を握ることができなかった試合だった。

三河は桜木の存在によりオン1のクォーターで優位に立てるが、今日の試合ではシムズ欠場によりバッツがスタメン。

バッツのリバウンド力の前に後手に回ってしまった印象だ。

シムズ欠場は想定していなかったのかもしれないが、もう少し早くトラソリーニからミラーに代えることはできなかったか疑問が残る。

三河が3Qで立て続けにバスケットカウントを獲得した時の選手交代やタイムアウトを取るタイミングを含め本日の水野HCの采配はCS出場を狙う上で教訓としてほしい。

選手個々で見るとスコアリーダーの多嶋は18得点、野口は桜木のマークに手を焼きながら12得点と活躍。

関野は安定した働きを見せ、川邉の成長も感じられる。

新外国籍選手のトンプソンも即座にフィットしており、今節の連敗により東地区最下位となってしまったが、十分CS狙えるだけの実力があるチームだ。

三河としては強さとCSへの不安を同時に見せた試合だった。

比江島、金丸がいつも通りの変態ぶりを披露した。

中継の解説を務めていた藤本さんは一ファンのような感想を連発していた。

桜木は老獪なポストプレーで野口を翻弄した。

(3Qのバスケットカウントは桜木の肘が出ており、オフェンスファールかと思ったが...)

橋本は攻守にアグレッシブなプレーでチームを鼓舞した。

開幕戦以来のスタメンとなったバッツは26得点、18リバウンドの大暴れ。

1Qと3Qの7分以降は圧倒した。

しかしここに三河の致命的な欠陥が見え隠れしている。

まさに変態たちが強いチーム、変態たちの融合により出来上がっているチームでしかないのだ。

95得点中93得点が前日の5選手である。

またシムズ欠場もあり、プレータイムは桜木は2Qあたまに休んだだけで37:49、バッツは3Q終盤で休んだだけで39:08。ほぼフル出場である。

狩俣、村上というPGの選手がいながら比江島に託す時間帯もあり、実質7人で回している状態で、スタメン以外の選手のプレータイムは計26分ほど。

ボックススコア

鈴木HCは試合後のインタビューで「外国籍選手が5,6試合いなかったら辛いが、1試合だけなら絶対勝てる」と言っていたが、先を見据えた戦いが全くできていない。

2Qで西川を4番ポジションで起用したが、すぐに諦めた。

普段どういう練習をしているのか、森川は何のためにこのチームにいるのか。

一度練習に忍び込んでみたいものだ(笑)

また今後は外国籍選手が長期離脱しても入れ替えはできないが、リスクマネージメントができているのか甚だ疑問である。

才能ある森川や他クラブからもオファーがあったであろう西川、松井が燻ぶっているのは不憫でしかない。

全体1位でレギュラーシーズンを終えるとワイルドカード上位=東地区3位の対戦となる。

現時点では川崎で、東京、千葉の可能性もある。

それらのチームと当たって、今のタイムシェアが出来ていない状態では非常に厳しいだろう。

Game3までもつれる可能性も高く、勝ち上がっても疲労を残したまま、SFでは昨年の過ちを繰り返すだけだろう。

結局HC批判となってしまったのだが(笑)、比江島・金丸の才能をもっと引き出してほしいという思いが行き着く先である。