第85回皇后杯 決勝 トヨタ×JX-ENEOS

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. 【アンテ情報 NO.63】 . . 1/13(日) ●86-65 . . 第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド 決勝 . . 結果は準優勝となりました。 . 応援してくださったすべての皆様、 運営・設営・サポートいただいた皆様、 本当にありがとうございました。 . . 決勝という素晴らしい舞台で戦うことができました。 . 結果は、悔しい敗戦となりましたが . 続くリーグ戦へ向けて、 3月まで戦い抜けるように努力してまいります。 . . . 〈Next Game〉 . 1/19(土) 15:00〜 1/20(日) 15:00〜 vs 羽田ヴィッキーズ 会場:大田区総合体育館 . . . 次なる挑戦へ #VAMOS 🔥 #startyourimpossible #TOYOTA #トヨタ自動車アンテロープス #Antelopes #あらゆる壁を乗り越えて進化する #つながれば面白くなる #未来へ挑戦 . #平成最後 の#全日本バスケ #天皇杯 #皇后杯 #心に響く一発勝負 #さいたまスーパーアリーナ #ありがとう . #アンテグラム

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正直な話、勝てるとは思ってなかった。

準々決勝、準決勝で気持ちも伝わってくる好ゲームを見せてもらえたので、満足感はあった。

遡ること1か月前。

今季リーグ戦でそれまで全敗、昨季も新潟以外のチームに勝っていない山梨に第3Qまでリードを許す大苦戦を強いられた。

勝ちはしたものの、間違いなく今季ワーストゲーム。

そこからチームを作り上げたトリノスHCらコーチングスタッフ陣には敬意を表したい。

選手たちのプレーもまずインテンシティーが全く違った。

決勝でもこのチームにはまだまだ伸びしろがあることを確認できた。

強力なインサイド陣相手に怯まず仕掛けて、宮澤、梅澤のファールトラブルを誘い、得点も稼いだ馬瓜エブリンと長岡。

持ち味であるスリーをなかなか決められない中で体を張ったプレーで爪痕を残した三好。

安間は今季取り組んできたことを皇后杯で存分発揮していた。

個人的には大会ベスト5でもおかしくないと思う。

馬瓜ステファニー、馬も10センチほどの身長差がある渡嘉敷に負けていなかった。

山本がルーキーらしいプレーをしてしまっていた時点で今日の勝ちはないと思ったが、彼女も終盤に存在感を示せたと思う。

「成長するトヨタを期待していてください」と頼もしい言葉も残している。

準決勝、決勝ではプレータイムに恵まれなかった近藤も試合の決着がついた時間に起用されたが、自分のプレーに徹し、結果を出した。

そしてコート上の選手もベンチメンバーもコーチングスタッフも誰も下を向かず、試合終了のブザーが鳴るまで闘い続けたチームを称えたい。

推しチームへの褒め言葉はここまで。

JX-ENEOSは言うまでもなく強かった。

宮澤、渡嘉敷、岡本、石原皆シュートが上手く、ミスが少なく、基本が徹底されている。

しかしこのチームが何故ここまでも強いかというと吉田亜沙美が偉大すぎるから。

個人的にはMVPもMIPも吉田。

17分の出場で14アシストは流行語的に言うと半端ない。

プレータイムは限られるかもしれないが、まだまだ代表でも活躍してほしい選手だ。

しかし吉田がいないと隙が見られるチームで、彼女が引退後このチームが常勝を維持できるのかという疑問は沸いた。

JX-ENEOSには脈々と受け継がれた伝統があると思うが、それも吉田が中心となって築き上げてきたものではないだろうか。 

日本代表、デンソーアイリスと髙田真希の関係性も同様だが、特定選手に依存しすぎるチーム作りのリスクはあると思う。

彼女らが現役の間に奪還するチームが出てきてほしいし、誰もが彼女らより上と認める選手が台頭してきてほしい。

そうなったとき、日本女子バスケ界ではアジアトップレベルから世界トップレベルへと昇華すると思う。