“サプライズ劇場”は国立へ続く <準々決勝 津工業(三重)vs.広島皆実(広島)>(スポーツナビ)
三重県代表の津工業が本日の準々決勝でも堅守の広島皆実から3得点を奪い、快勝した。
本日も華麗なパスワークに松葉、飯田にドリブルを織り交ぜた攻撃的なサッカーを堪能させてもらった。
シュートで終える意識、ボールを奪われたら自分で取り返してやるという意識が高く、見ていて気持ちいい。
基本的なことのようで意外とプロレベルだと出来ていない選手が多く、壁にぶち当たっている選手などは高校サッカー特に津工のような体格・フィジカルで劣るようなチームの試合を見ると良いかもしれない。
ちなみに津工のメンバー平均身長は今大会出場チームで最も低いらしい。
また県大会での失点は最多のようである。
上記でも褒めている津工の松葉司だが、今大会を最後に本格的にサッカーをするのは最後で、地元企業に就職するとのことである。
非常にもったいないと思う。
どこかJリーグもしくはJFLのクラブが獲得してくれないものか。
あのような逸材がプロレベルでこれからサッカーをしないのはもったいない。
明日は高円宮杯覇者で、千葉県大会ではインターハイ覇者の市立船橋を破って出場してきた流通経大柏との準決勝である。
圧倒的不利は承知の上だが、決して前評判の高くなかったチームが無欲で勝ち上がってきた。
近年の選手権や種目は違うが甲子園ではそういうチームが優勝していることが多い。
津工のサッカーを貫いて、強豪に立ち向かって欲しいものである。
またJ1清水入りが決まっている大前と松葉のエース対決も非常に楽しみである。
近年の選手権は成人の日(第2月曜)に決勝を行うことが定着しているが、もう少し日程を緩和できないものかと思う。
今年で見ると開会式を12/30に行われ、その直後にオープニングゲームを行った。
残りの1回戦は12/31に行われ、勝ち進むとその後1/2,3,5,6と試合が行われる。
12/31の1回戦から登場し、準決勝まで勝ち上がったチームは7日間で5試合を戦うという殺人的な日程だ。
また2回戦から出場のチームとの不公平感もかなり生じる。
開幕を早める(今年を例に見ると3連休明けの26日開幕)、開会式を前日に行い、30日に1回戦の全試合を行う、第2土曜(今年だと1/12)に試合をするなどすれば緩和されるのである。
再考を願いたいものだ。