アーリーカップ改革(試案)

Bリーグ初のカップ戦であるアーリーカップが行われたが、課題も噴出した。

そこで来季以降より実りのある大会とするために検証を行いたい。

私が感じた課題は主に以下の3点。

①会場ごとの格差

②出場クラブ選定基準がない

③開催時期

まず①から。

主管クラブに権限が委譲された大会だったようだ。

関東大会は3日とも多くの観客が詰めかけていたし、様々なイベントも行われていたのと事。

東北大会も開催地山形や人気クラブ秋田の試合では特に公式戦さながらの盛り上がりを見せていた。

一方新潟大会はお世辞にも盛り上がっているとは言えず、運営面に関して

主催の新潟アルビレックスBBSNS等で批判が殺到していた。

リーグの大会ならリーグが開催経費を出して、賞金も出して、行わなければならない。

その上で観客が少ない・盛り上がりに欠けるのは主管クラブやその他出場クラブの発信力の問題だ。

⓶に関して

B1中心に24クラブが参加したが、三河、京都は不参加だった。

B1、B2全クラブ、B3のプロクラブも出場、B1ライセンスを保有するクラブは出場など何か基準を設けるべきである。

また栃木や千葉、琉球が出場する大会が今後発展していくことや渋谷が出場辞退した

バスケ版ACLの出場が義務化される可能性も考えられるが、他大会出場のためのアーリーカップ辞退は認めるなど、

辞退はどこまでの理由なら可なのかも詰める必要があるのではないか。

最後に③について。

これが一番の課題ではないか。

私はフジテレビが関東大会開催を9月1週開催でリーグもしくは千葉に持ち掛け、

ついでのような形で他の3大会も行われたと推測している。

しかしリーグ開幕戦は9/29or30。リーグが三大タイトルと煽ったことも影響したのか

例年より早い仕上げとなったのだろう。

けが人が続出している。

普及期のBリーグにおいて、アーリーカップなんてやめてしまえは暴論に過ぎないが、

9月1週でないとスポンサーがつかないのならやめたほうがいい。

以上3点踏まえたうえで、改革案を提示させていただく。

出場クラブは32、B1全クラブとB2からは前年度勝率で決定。

どの会場にどのクラブが出場するかはリーグ戦での地区割同様の決定方法とする。

国際大会への出場が厳しく管理されるようになるまでは辞退不可とする。

プレシーズン大会の位置づけなら4クラブずつでの3位決定戦ありのトーナメントを開幕2週前の土日で行う。

金曜夕方からバスケクリニックなど子供向けのイベントを行い、普及活動も行う。

大河チェアマンが発しているように3大タイトルとするなら、8クラブずつでのトーナメントを2会場に分けて行う。

開幕3週前の日曜に1回戦、2週前の土日で準決勝、決勝、順位決定戦。

1回戦前日にはこども向けイベントだけでなく、チアの合同ステージ、芸能人を招くなど、

開幕を告げる華やかな催し物にしてほしい。

3位決定戦、5位決定戦は行うが、7位決定戦は行わない

=1回戦から連敗したチームは2試合戦い、それ以外のチームは3試合戦う。最終日は1会場で開催。

4大会の優勝チームを集めて、3月~4月上旬でチャンピオンズカップのようなものは土日短期決戦で行う。

これこそW杯予選等代表の国際大会で勝負強くなるために必要ではないか。

ただBリーグクラブの現状はロスターが11~13人と少なく、コンディショニングやメディカルの体制、

練習環境等も不十分で、9月から選手に過度な負担を強いるのは酷で、しばらくはあくまでプレシーズン大会として行ってほしい。

各クラブがロスターを15人、18人と抱えられるくらいプロにふさわしい選手が増え、選手のコンディション管理体制が整備されれば、

リーグ戦を54試合に減らし、リーグ戦開幕を1~2週遅らせた上で、3大タイトルとしてカップ戦を行ってほしい。

それが理想図だと私は考えている。