日本学生選抜バスケットボール大会観戦記

まずはAkatsuki Five 男子日本代表のW杯二次予選進出おめでとうございます☆

9月からの戦いにも期待ですね!

女子の日本代表はスペイン遠征、男子のB代表は台湾での国際大会に向けて合宿中など代表の活動はあり、3×3に参戦するBリーガーもいたりするが、バスケロスを感じているファンは多いことだろう。

そんな中私は地元愛知県のスカイホール豊田で開催されている大学の大会を観戦してきた。

※学生バスケには疎いので、いつも以上に忘備録的な内容です。

私は午後から出向き、到着した時は3試合目だった。

男子の関西対九州を観たが、まず目についたのがこの選手。

見た目もプレーも筑波大→渋谷の杉浦に似ていると思ったが、彼よりスピードがあり、ディフェンス力も高そうで、ポテンシャルの高さを感じた。

調べたら学生日本代表に選ばれている選手のようで、関西と九州に関しては予備知識がなかった中で、見る目あるなと自画自賛(笑)

関西は留学生がいて、その彼以外も全体的にサイズは大きめでした。5番のガードの選手も良い選手でした。

九州は留学生がおらず、サイズも見劣りするが、ガードに打開力のある選手が多い印象を持った。

特に9番の選手に好印象。島根→三遠の渡邊翔太のようなタイプだろうか。

有力選手は関東に集中してしまうが、他地域にも良い選手はいるものだ。

こうは言いながらも自分の一番のお目当ては関東です(笑)

どの選手も現地で観るのは初めてだが、インカレ、U19W杯など映像では見たことある選手ばかりだ。

その中でもCSチャンネルでの放送で見たことがある中村、ラミン、CSparkの動画でお馴染みの盛實に注目していた。

中村は第一印象通り本当に良い選手。

今日は力強くかつ速いドライブからの得点は少なめでしたが、ディフェンスで頑張れる選手。

3ptの成功率も高いです。

このあたりは敬愛する水島さんと共通するところなのだろう(笑)

コントロール能力を上げて、卒業後はぜひBクラブでプレーしてほしい選手です。

ラミンは自分の中にあった留学生のイメージとは真逆の選手ですね。

背高い・細い・基本スキルは高くないという選手が多いですが、ラミンはそこまで背は高くないが、体つきは今すぐB1でも通用するくらいに良く、ポストプレー、シュートなどの技術も備わっている。

3ptを決めるほどのレンジの広さはないから、柔らかいシュートフォームでロング2ptを決め、FT成功率も悪くなかった。

そして何より陽気な性格でチームのムードメーカー的な存在になっている点が好印象。

先日残念な出来事があったが、バスケに限らず留学生はどうしても内気な印象を受ける選手が多いが、ラミンは日本語も既に上手に使いこなしているとのこと。

卒業後は本人が希望すれば間違いなくB1でプレーする選手だろう。

そしてもし日本国籍を取得すればファジーカスの後釜として日本代表入りも期待できる選手ではないか。

そして盛實。

こういう動画ばかり見ていたので、すごい選手なんだと思っていた。

当然能力高くなければ出来ない芸当なのだが、初めて現地で観て、正直失望...

オフボールの動きが悪いですね。

即席チームでの試合なので所属先では違うのかもしれないが、だからこそスキルやセンス、バスケIQが問われるところで、彼からそういう部分を感じられなかった。

もう3年ではあるが、改善され、安定感が出てこれば超一流になれる選手なのだが...

他にも何選手か手短に。

将来を嘱望されている選手で、実際ハンドリング、ステップワーク等には才能を感じた。

スター性もありそうで、実際彼のワンハンドダンクの時は私が観ていた2試合の中で一番沸いた。

ただ既に完成されている感があり、ここからの3年半の大学生活でどう成長していくのか描けない選手だと思ってしまった。

まずはとにもかくにも肉体改造ではないか。

あとは西田優大、前田怜緒も2番ポジションを任せればBリーグで活躍できそうな選手ではないかと思った。

東海選抜の速井も名前の通り速くて、オールラウンドな能力を持ったガードですね。

と盛實にはガッカリさせられたが(苦笑)、今まで見たことなかった選手を覚え、初めて生で観る選手の良さを改めて知る機会となりました。

各地区の選抜メンバーが集ういわば見本市のような大会ですが、観客の少なさは残念でした。

まず主催者側の広報・宣伝方法に問題があって、プロ予備軍ばかりなのだから、Bリーグや地元Bクラブ、ソフトバンクなどと連携した何かを出来ないものか。

また地元で観ることが出来たのにこんなこと言うのもなんですが、バスケコート4面取れる多目的アリーナでやってちゃいかんです。

経費かかっても2,3会場に分けて、せめて各会場2面までで試合を行い、フロアレベルでも観戦できるようにして、もっと魅力を感じてもらわないと。

それがプロを目指す選手たちにとっても良い経験となり、モチベーションともなるのではないだろうか。

バスケだけでなく、大学スポーツのブランド力向上に努めてもらいたいものだ。

日本では高校スポーツはメディア露出が多いが、競技レベルが高いのは大学であり、バスケの場合、ほとんどの選手が日本の大学を経由して、トップリーグのクラブと契約をしているのだ。

大学界と積極的に連携していってほしい。

以前から感じていたこのことを改めて痛感した一日でもあった。