game1ではモンデーロHCの戦術を選手たちがコートで表現できず、どこか窮屈なバスケとなっていた。
オフェンスの悪いリズムがディフェンス面にも表れ、スコア以上の完敗だった。
game2は今季初めて山本選手、三好選手をスターターで起用し、その2選手が見事期待に応えた。
🏀#Wリーグ 第3週🏀
— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) October 20, 2019
トヨタ自動車 78-59 日立ハイテク
第3Qの大量得点で波に乗り
トヨタ自動車が快勝#山本麻衣 のキックアウトから
ステップバックスリーを決める#三好南穂 👏👏#LOVED#ソフトバンク・ワイモバイルなら見放題@mai10rimu23 @n12miyoshi@wjbl_official
山本選手のゲームコントロール
山本選手がまるで長年チームを牽引する選手のごとくリーダーシップを発揮し、攻守に安定感をもたらし、三好選手は3ptシュートにドライブに気持ちよくプレー出来ている感じがあった。
ただ外での小気味よいパス回しからフィニッシュは個の力という昨季のトリノススタイルを思い出す戦い方で、モンデーロHCの理想形とは異なるのではないだろうか。
芳しくない内容で敗れた翌日にすぐ戦い方を変えられる選手たちのアジャスト力はすごい。
後半に関してはモンデーロHCの思い描いているであろうギャップを作るパスやスクリーンが出来ていたと思うが、22試合という少ない試合数の中で連敗回避のために用いた窮余の策だと思う。
この戦い方でファイナル進出は出来るのか?
モンデーロHCは今季の目標をファイナル進出と語っている。
(昨季も皇后杯ではファイナル進出しているので、Wリーグでのファイナル進出を指していると考えられる)
今後も現実策で今季の目標に到達できるかとなると疑問符をつけざるを得ない。
タレント集団を操る山本選手のコントロール力はお見事だったが、前半の山本選手を休ませている時間帯は前のめりになりすぎた感があった。
各選手が自分で得点することに意識が傾いていたように思う。
また昨季に近い戦い方だとドライブで得点出来る力が求められ、栗原選手や西澤選手が活きない。
結果三菱電機との死闘となったセミファイナルのようにインサイドに偏ったオフェンスとなり、タイムシェアもできず、自らの首を締めてしまうこととなる。
ディフェンス面の課題も解決できておらず、オープンで3ptシュートを打たれる場面が多かった。
(相手の成功率の低さに助けられた)
エブリン・ステファニー・長岡・河村の4選手を同時起用するビッグラインナップで前から当たり、3ptを打たせないスタイルを試みるなど手探り状態だが、組織ディフェンスの構築は急務だ。
レギュラーシーズンはあと16試合
レギュレーション上、1位もしくは2位になりたいのは当然で、そのためにモンデーロHCが今後どうチームビルディングしていくか注目していきたい。
個人的には2シーズン後に2冠という目標もあるのなら山本選手にもっとプレータイムを与えて、託していっても良いと思える日立ハイテクとの2試合だった。