少しでもウーマンズシリーズ東京大会に興味を持ってもらう為に、そして五輪に誰が出場するかの予想も兼ねて候補選手の紹介をしていきます。
〇ガード
・伊集南(デンソーアイリス)
男子顔負けのダブルクラッチなど豪快なドライブで観客を魅了する。アシスト力も高い。
3x3代表では精神的支柱でもある。
5人制代表とは不思議と縁がないが、新人王を受賞するなどWリーグ屈指のSGである。
We 👀 u, @ijufive37 👀 #3x3Asia pic.twitter.com/tvbiJFyGDa
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) May 26, 2019
・篠崎澪(富士通レッドウェーブ)
ファンの間で忍者と称される(最近では3x3代表&富士通の生方マネージャー公認)動きで攻守において相手を翻弄する。
クラッチタイムでの勝負強さも光るスピードスター。
5人制でも2015年アジア選手権(現アジアカップ)、2018年アジア大会などに出場した経験がある。
It's the Shinozaki show, here in Montreal. 💃 Best dime: 1 or 2 ??? #3x3WS pic.twitter.com/wYe8xd0KXE
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) September 6, 2019
・三好南穂(トヨタ自動車アンテロープス)
多少遠くても・マークがついていても2pt(5人制で言う3pt)シュートを打ち抜くタフメンタルが持ち味のガード。
アウトサイドだけでなく、巧みに緩急を使いレイアップまで持ち込むなど得点力が高い。
5人制ではリオ五輪に出場しており、現所属のトヨタ自動車ではキャプテンを務めている。
Foul them all you want, @JAPANBASKETBALL 🇯🇵 were unstoppable in their #3x3WS opener vs. Ukraine 🇺🇦 pic.twitter.com/MW0V9Dk2MD
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) May 31, 2019
・山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)
昨年のU23W杯では女子バスケファンに衝撃を与えたライジングスター。
変幻自在のパス、ドライブ、シュートで得点を生み出していく。
早くから将来を嘱望されていた選手で、東京五輪後は5人制代表をけん引していくべき存在。
🇯🇵 rising star @mai10rimu23 can go 0 to 100 real quick. Now can she push it to 2020 for the @Tokyo2020 @Olympics? 🏎 pic.twitter.com/lDDxvqChem
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) January 21, 2019
〇フォワード
・内野智香英(富士通レッドウェーブ)
決してサイズはないが、果敢にリバウンドやルーズボールに飛び込める泥臭さが真骨頂。
時折見せる2ptシュートはチームを救う。
昨季シャンソンから富士通に移籍し、今春には5人制の代表候補にも選ばれるなど評価を上げている選手。
Japan 🇯🇵 upset France 🇫🇷 to the beat of @siiiiiii8 's magic 🔮! @JAPANBASKETBALL @ pic.twitter.com/SRn37SLYo2
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) June 1, 2019
・宮下希保(アイシン・エイ・ダブリュ ウィングス)
フィジカル・体幹の強さを活かしたドライブが最大の特長である生粋のスコアラー。
3x3での経験により、周りを活かすプレーも向上してきている。
アイシン・エイ・ダブリュではルーキーイヤーから絶対的エースとして活躍している。
・馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)
日本女子で最も3x3適性のある選手ではないだろうか。東京五輪出場も確定と言って差し支えないレベル。
驚異の身体能力と長い手足を活かした豪快なプレーでゲームを支配する。
今春には5人制代表でも強化試合に出場しているが、3x3での活動を優先している模様。
Who said we need two hands?? #3x3WS pic.twitter.com/f5rnAqqrEB
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) September 8, 2019
〇センター
・田中真美子(富士通レッドウェーブ)
ラグビー選手を兄に持つ遺伝だろうか。体幹の強さが抜群な選手。
また下記動画の通り(西岡選手ではなく田中選手です)腕の使い方が上手く、ペイントエリアを支配する。
昨季富士通はインサイドの選手層に課題があっただけにルーキーイヤーからの活躍が期待される。
.@nishiokarisa15 with the dream shake 😎😎 #3x3WS pic.twitter.com/Yuo9Q0Blg2
— FIBA3x3 (@FIBA3x3) August 23, 2019
※以下2選手動画ありません...
・西岡里紗(三菱電機コアラーズ)
基本に忠実なプレーでチームを助けるピュアセンター。
今季は身体が絞り、アジリティが格段に向上している。
合わせからの得点、ミドルシュートなどプレーの幅も広がり、見るたびに成長が感じられる選手である。
・栗林未和(富士通レッドウェーブ)
188センチの長身に加えて、幅・厚みもある日本では希少価値の高いセンター。
ポストアップからのターンアラウンドシュートが武器。
アウトサイドシュートにも向上の跡が見られ、東京五輪後は5人制代表でインサイドに君臨してほしい選手。
なおウーマンズシリーズ東京大会には篠崎、三好、馬瓜、西岡の4選手が出場予定。
Bチームの出場はなく、モントリオール大会同様の編成となりそうだ。
東京五輪メンバー予想の前に情報を整理。
8月中旬に上記10選手が参加して国内合宿を行なっており、3x3の経験値などを考えると五輪もこの10選手の中から選出されると考えてよいだろう。
アジアカップには伊集、篠崎、宮下、西岡の4選手、W杯は伊集、宮下、馬瓜、栗林の4選手が出場している。
日本の特長であるスピードを活かすのならアジアカップや直近のウーマンズシリーズのようにガードを2人起用するのが理想。
しかしサイズ、フィジカルの課題が現実としてあり、ガード1-フォワード2-センター1が着地点か。
ガードが1人となるとコントロール力やリーダーシップに長けた伊集選手、山本選手が有利か。
フォワードは次世代の5人制代表育成の観点からも馬瓜選手と宮下選手と言いたいところだが、宮下選手はアジアカップ、W杯でアウトサイドからの得点力に課題を残した。
ガードを2人にして、スピードで圧倒できる篠崎選手を起用する選択肢も十分あり得るし、現時点ではそれの方がチーム力は高いと思う。
センターは現時点では獲得ポイント国内1位でもある西岡選手が有力だろうが、個人的には田中選手を推したい。
サイズ、シュート力では劣るが、田中選手のペイントエリアでの動き出しはより3x3向きだと思える。
富士通でのプレーを通してシュート力を上げていきたい。
予想は困難、馬瓜選手だけは決まりというのが結論(笑)
一番強いと思えるのは伊集・篠崎・馬瓜・西岡の組み合わせ。
サイズ、将来性などバランスを考えると伊集・宮下・馬瓜・西岡の組み合わせ。
個人的に見たいのは山本・宮下・馬瓜・田中の組み合わせ。
でも劣勢の時に三好選手がいれば打開できそうだし、接戦の残り1分とかで内野選手がいればファイトしてくれそうだし、オーストラリアやヨーロッパのセンターと対等に戦えるのは栗林選手だけだし。
などと考えるとベストな組み合わせなんてホント分からないです。
コーチングスタッフもギリギリまで悩むことでしょう、まずガードを1人にするか2人にするかで悩むのではないか。
開催国だし、AチームとBチームとか富士通チームとトヨタ系チームとか2チーム出させてくれてもいいのにと思ってしまいますね(笑)
まずはウーマンズシリーズ東京大会を楽しみましょう。