たまにはBリーグネタを…
各クラブロスター編成が着々と進んでいますね。B1はだいぶ固まってきた感があります。コロナ禍で親会社を持たない地方クラブにとっては特に厳しい状況で、大企業傘下のクラブに実績ある選手や才能ある若手が集まった感があります。その中でも個人的には名古屋ダイヤモンドドルフィンズに注目していきたい。
注目ポイントとしては主に4点。
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ドナルド・ベックアドバイザーの役割
Wリーグ・トヨタ自動車アンテロープスを率いた経験もあるベック氏の富山グラウジーズ退団が発表されたのが5/31。Wリーグでは基本的に6/1に新シーズンの各チームの体制が発表されるので、ベック氏のWリーグ復帰を期待してしまったが、名古屋Dのアドバイザーに就任した。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズが梶山信吾体制を継続、さらにドナルド・ベックがアドバイザーに就任 https://t.co/ohzr6GHEgD
— バスケットボールMagazine (@Basketmatome) 2020年6月2日
名古屋DはアソシエイトHCを務めた遠山氏が琉球に移っているだけに、ベック氏がどういう役割を担うのかは今季を占う上で最重要点。決して若いとはいえない年齢だけに文字通りアドバイザーの可能性もあるだろう。ただ富山からライオンズ選手も移籍してくるなどチーム史上最高戦力とも評されているロスターを揃えただけにベック氏が実質的なHCとなり、タイトル獲得に向かっていく可能性も充分あり得る。
梶山HC体制下で若い選手たちの速く、エネルギッシュなバスケは魅力はあるものの、安定感には欠けた。ベック氏の特徴としてはタイムシェアを徹底し、40分間インテンシティの高い安定したバスケといったところか。タイムシェアやセットオフェンスに拘りすぎるきらいがあり突出した個性は活きにくい、ディフェンスはオーバーヘルプ傾向といった面もある。
こういった特徴が上手く融合すれば名古屋Dの躍進は何ら不思議ではない。梶山HCとベックアドバイザーの役割に注目したい。
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PG争い
Bリーグ開幕以後は笹山選手が中心を担った。セルフィッシュになりすぎる傾向があり、上位を狙うには厳しい。
今季は齋藤拓実選手が加わった。昨季は滋賀で全試合スターターで出場し、チームの躍進に貢献した。課題だったアウトサイドからのシュートにも向上の跡が見られた。速い展開を志向する名古屋Dならさらに彼の特長が活きるだろう。ビッグガード・木下選手も面白い存在で、PG陣が切磋琢磨し、レベルアップ出来れば、チームの安定感は増すだろう。
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バーレル選手がフル稼働できるか
17-18シーズンはバーレル選手がシーズン通して活躍したことにより、CS出場を果たし、沖縄でのアウェイ戦であと一歩のところまで追い詰めた。しかし他のシーズンは彼が一時離脱する時期があり、その間はインサイドの攻防で苦戦を強いられた(はず、記憶が定かでない←)
今季は外国籍選手起用のレギュレーションが代わり、先述のライオンズ選手、さらにはエアーズ選手とBリーグ経験豊富な選手が加わり、バーレル選手の負担は減るだろうが、それでもカギを握る存在であることは間違いない。日本国籍取得のウワサもあるが、そうなった場合はなおさらカギを握る。
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張本選手の活かし方
W杯予選にも出場するなど日本代表経験豊富ながら名古屋Dでは満足なプレータイムが得られていない張本選手。今季はレギュレーション変更とバックコート陣の充実で競争は激化するだろうが、彼をシックスマンとして時にSF、時にPFで起用し、攻守をつなぐ潤滑油にできれば他の選手たちにとっても心強いのではないだろうか。
⛹️♂️レオ・ライオンズ
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) 2020年6月2日
(PF/207cm/115kg)
抜群のオフェンス力で得点を量産💥
トリッキーなアシストで味方の得点を演出することも🙌🏻@nagoyadolphins #Bリーグ https://t.co/u7IYszJPNi pic.twitter.com/QLtfkqLU2G
齋藤選手とエアーズ選手は昨季滋賀でも共にプレーしてますね!さらには狩野選手も!
ドルフィンズなのかレイクスなのか、三菱なのかトヨタなのかごちゃごちゃしてますが(←)、魅力あふれる選手が揃ったので、あとはシェフが素材をどう活かすかのみ。地区優勝、最低でも地区2位が求められる戦力ですね。
開幕しても収容制限がかかるでしょうが、6,000人収容可能なドルフィンズアリーナならね...(以下ご確認想像にお任せ)
さあみんな魅惑のドルフィンズを観に行こう(とシーズン最後まで言っていられるくらいのチームであってほしい。バスケの名古屋は中位から脱してほしい)