【日本代表】名古屋・玉田、1年8ヶ月ぶりの代表復帰!

岡田ジャパン、玉田がドイツW杯以来の復帰 W杯予選(サンケイスポーツ

まさか今回玉田が選ばれるとは思っていなかった。昨秋から調子はよかったが、フェルフォーセン監督からは冷遇されていた。オフには移籍も視野に入れていたようだが、ストイコビッチ監督就任もあり、残留した。そして迎えた今季にかける思いは人一倍強く、攻撃のリーダーとしての自覚も感じるし、プレーでは前線での守備を以前よりはしっかりするようになってきた。他サポには「過去の選手」などと言う人が多いようだ。確かにドイツW杯ではブラジルからゴールを奪ったものの、名古屋での2年間は結果が出せなかったし、控え続きだったから、そう思われても仕方ないだろう。一方名古屋サポはいつか玉田の代表復帰が来るものだと思っている人が多かった。しかし得点やアシストは少なく、岡田監督好みのタイプでもなさそうだと思っていただけに、サプライズであった。実際本人がそう発言しているし、川淵キャプテンもビックリだったようだ。

また近年代表から遠ざかっている選手、中堅・ベテランの選手でも岡田監督はしっかり見ているということが証明された。どの選手も代表入り目指して戦って欲しいものだ。個人的には明神智和小笠原満男に期待している。どの選手も決して出番がないからと言って代表引退などとあくびが止まらなくなるようなことは言わないでほしい。

ただ勝負はここからだ。今回選ばれていない選手にポジションがかぶる選手が多い。松井大輔大久保嘉人中村俊輔三都主アレサンドロなどである。このチャンスをものにしなければ再び代表に選ばれることはないというくらいの決意で戦って欲しいものだ。まずは明日の浦和戦だ。開幕戦で敗れた浦和のホーム開幕戦ということでNHK総合テレビでの中継があり、ただでさえ注目を浴びる試合だが、久々の代表復帰ということで玉田個人もクローズアップされる。そういう状況でぜひとも結果を出してもらい、バーレーン戦で出場機会を得てもらいたい。

そして今後は名古屋生え抜きの選手から代表選手が生まれてほしい。ドイツW杯で活躍した玉田だが、当時は名古屋に移籍してきて半年強で、名古屋ではあまり活躍しておらず、正直思い入れがなかった。その後ケガや前監督からの冷遇など苦労を乗り越えて今があるだけに、「名古屋で一回り成長した」という思いもあり、うれしくはあるが、やはり名古屋生え抜きの選手が代表に選ばれ、やがてはレギュラーとして活躍する姿を見たい。