これまでスポナビプラスでブログを書いていたが、来年1月でサービス終了とのことでこちらへ引越をした。
今までのブログも移したが、こちらからの投稿は初。
改めましてよろしくお願いします。
さて2017-18のBリーグは5節(9試合)を終えた。
B1各チームのここまでの戦いの振り返りと今後の展望を行いたいと思う。
外国人HCを招へいし巻き返しを図るチーム、ロスターの大幅入れ替えを行ったチーム、継続は力なりなチームと様々だが、戦力は均衡したとの意見が多く見られた中での開幕だった。
実際新潟が東京、京都と大阪が千葉を破るなど混戦を予感させる試合もあったが、チャンピオンシップのセミファイナルでのホーム開催権を争うなのは東京、三河、琉球、千葉、川崎と見ている。そこに北海道、京都がどう絡めるかだろう。
東京は田中の活躍が目立つ。プリンスからエースを通り越してキングと称したい。
昨日の試合では25点を決める大活躍だったが、開幕から安定している。
また勝負所でチームを救うシュートも多く、来月のW杯予選でも活躍を期待したい。
鳴り止まぬ”ダイキ”コール📣
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) 2017年10月26日
vs川崎で25得点をあげたA東京#24 田中大貴プレーまとめ🗼❤️@ALVARK_TOKYO @dydk24 #Bリーグ pic.twitter.com/uLPStMDGS7
馬場も開幕直後は教育実習の影響からかコンディションが上がらなかったが、ここ4試合ではキレのいい動きを見せており、ミドルレンジからのシュート精度も上がってきている。
外国人選手もチームのスタイルにフィットしており(ルーカスは発展途上だが)、優勝候補の筆頭だろう。
三河は開幕戦で栃木に完敗し、今季標榜している速いバスケへの適性が疑問視されたが、2戦目から8連勝。
ただ正直なところ相手に恵まれた感はある。また昨季以上に桜木ジェイアールの負担が重いのも気になる。
三遠との愛知ダービーも競り勝ったが、次節は3連勝中の名古屋。
真価が問われるが、私は三河が連勝すると見ている。
琉球は前々節島根に連敗したのは痛恨だったが、3連敗は阻止した。
激しいディフェンスと素早いトランジション、コーナー活用のオフェンスで前評判通りの強さではないか。
ベテラン石崎のコンディションが上がっており、古川の合流も間近で、さらに伸びしろもある。
ローテーションに加われていない田代、渡辺を戦力化できれば勝率全体1位も夢ではない。
千葉は開幕3連勝を飾ったが、京都とのゲーム2でまさかの大逆転負け。
主力は外国籍選手2名を入れ替えた以外変更はなく、トランジションの速さは昨季以上。
エドワーズ、ガフニーはチームのスタイルと合致した選手ではあるが、個の能力としては昨季のストーン、アームストロングと比べると正直劣る面は否めなく、安定はしているが、爆発力には欠ける。
また開幕前に書いたブログでも触れているように劣勢時にチームを鼓舞できる選手がいないのも課題。
外国籍選手で初来日ではあるが、闘志むき出しに戦うガフニーに期待したいところだ。
川崎は磨々道が引退、スパングラー、永吉もチームを去った。
高校、大学と日本でプレーしたバンバ、野本、鎌田を育てながら目先の結果も求めていくシーズンだが、上々のスタートを切った。
デービスがファジーカスの負担を減らせるか、辻がフル稼働できるか。また前述の3人がHCの期待に応えられるか。
それによっては激戦の東地区で優勝も可能だ。
ここまでの5チームが今季のB1をけん引していくだろう。
東地区は北海道含め他地区対戦でハイアベレージを残せないとCS進出は難しい。
特に栃木に関しては引退した渡邊の穴を感じさせない生原の活躍は評価すべきだが、古川、熊谷、須田の穴は大きすぎる。
鵤、山崎、喜多川に移籍した3選手のような働きを求めるのは酷で、編成の失敗と言うべきだろう。
ロシターの負担も高く、ギブスの復帰が遅れる・トップパフォーマンスを取り戻せない事態が発生すれば、王者から一転残留プレーオフ行きもあり得る。
中地区は名古屋、三遠、富山で甲乙つけがたい。
名古屋は開幕戦勝利後5連敗を喫した。ディフェンス力も昨季と比べて落ちている。若さも露呈したが、ツボにはまった時のオフェンスの破壊力は抜群で東京や三河と対等に戦えるだけのポテンシャルはある。
三遠はリーグ屈指の組織バスケを展開しているが、日本人で平均2桁のスコアリング力のある選手がおらず、フィニッシュは外国籍選手頼みになってしまう点がマイナスか。
富山は魅力的なバスケスタイルだが、宇都の負担があまりにも大きい。
新潟、横浜は残留プレーオフ回避が現実的な目標か。
新潟はロスターが実質10人でベテランも多く、いつまで持つか疑問だ。
横浜はウォッシュバーン離脱は痛すぎる。昨季の仙台のような状況になってもおかしくない。
西地区は大阪、京都の2位争いだろうか。
ロスターを大幅に入れ替えた大阪はまだ選手が噛み合っておらず、ちぐはぐさがあるが、まとまったときは琉球の上にいても何ら不思議ではない。
京都はバックコート陣にベテランが多く、伊藤、晴山、坂東の成長がカギを握るだろう。
滋賀、西宮、島根も大きな差はなく、混戦となる可能性もあるだろう。
私の予想は開幕前同様東京が優勝、三河が準優勝だ。
選手の移籍が活発に行われ、20代半ばの能力の高い外国人選手も多数Bリーグにやってきて、昨季と比べてチーム間の実力は拮抗している。
勝敗予想に苦労しない試合・大差のつく試合はかなり減ったのではないか。
今後も2シーズン目のBリーグが楽しみでならない。