アルバルク東京の敗退から考えるBクラブのチーム編成の難しさとオールジャパンの日程問題

日本代表に3選手が招集され、8選手でオールジャパンを戦ったアルバルク東京

昨日はファイティングイーグルス名古屋に勝利したが、本日は京都ハンナリーズとのB1同士の対戦で敗れた。

詳しくは後述するが、オールジャパンでは大会規定によりクラブやファンの情報発信に制限があり、試合の様子を詳しく知ることが出来なかったが、8人でよく頑張ったとは思うが、クラブやヘッドコーチのリスクマネージメントが出来ていないと言わざるを得ない。

代表クラスの選手を多数揃えているのに、開幕直前に伊藤が北海道へ移籍し、ロスターが11人ということがとにかくおかしい。

ガード陣のディフェンス力は下がったようにも感じている。

少数精鋭主義で戦術理解度高めて、コンビネーションを上げる意図かもしれないが、ロスター11人以下は経営難のクラブが苦渋の策で行うことではないか。

W杯予選出場の3選手以外に安藤も代表合宿に参加しており、10月中旬以降5対5での練習の時間が取れていないと聞くが、それはあらかじめ想定できたこと。

早ければ明日にも新卒選手や特別指定選手の加入が発表されるかもしれないが、大切なオールジャパンを戦う準備は出来ていなかった。

(ルカHCにとっては大切な大会ではなかったかもしれないが)

繰り返すが選手は頑張ったと思う。

確かに負けは負け。

だがリーグ戦中断明けで三河との試合があることを考えるとかわいそうだ。

一方でその三河は今季大型補強をし、アーリーカップには参加せず、タイトル獲得への並々ならぬ執念を感じる。

中地区のレベル、金丸が早々にラマスの構想外になった(たぶん)のはクラブとしては幸運だったが、橋本の代わりを狩俣、村上、場合によっては比江島で埋められるのは松井、西川を獲得したことに他ならない。

半面森川、加藤は昨季よりもさらにプレータイムを減らしている。

シーズン最後に笑うのはどちらのクラブか、はたまたこの2クラブ以外か。興味深い。

そして今季から従来の新春集中開催から方式が改められたオールジャパンの日程。

島田氏はこのように発言しているが、問題が噴出した。

代表選手が出られない。

ロスターが少ない中で代表選手不在の公式戦を組まれるのは死活問題だ。

また私はアマチュア界には疎いのだが、都道府県予選でベストメンバーを組めないチームも多数あったようだ。

Bリーグソフトバンクの現行の放映権契約が19-20シーズンまでと言われており、それまでは抜本的な改革は難しいと思っている。

また学生は春秋制、プロ・実業団は秋春制なので、一筋縄ではいかない問題でもある。

手っ取り早いのはオールジャパンをアマチュア日本一を決める大会とし、プロクラブはJリーグルヴァンカップのような大会を新設することだ。

ただそれでは夢がないし、アマチュアがプロと相対する貴重な場もなくなってしまうのは残念だ。

こちらの提案にはなるほどと思わされた。

これをもとに私なりに考えてみた。

都道府県予選は10月末までに終える

Bリーグ枠はアーリーカップを予選と兼ねる

・B1、B2の36チームを4チームずつのブロックに分け(B1、B2が2チームずつ入る)、各優勝チームと成績上位3チームの計12チームをBリーグ代表とする

・大学王者(インカレ)、高校王者(インターハイ)などの特別枠を5つ設ける

・64チームでの本大会とする。

・1回戦は今後も国際マッチ期間となりそうな11月最終週

(プロクラブも都道府県代表などとの対戦なので若手育成のためにも代表不在で戦うのはあり)

・2回戦、3回戦は12月2or3週目の土日に今年度と同じ方式

・ベスト8以降は今年度同様

先述の通り、私はアマチュア界には疎く、Bクラブ優先の方式かもしれないし、異論反論は承知の上。

というかいろいろなアイディアを知りたいです。

最後に。

観客の少なさ、メディア露出の少なさなど含め、サッカーの天皇杯も同様だが、だからといってそれが許されるわけではない。

むしろサッカーとの差別化を図ってもらわなくてはならない。

何のためのスポナビライブか?(重要なW杯予選で茶化したような中継してるくらいだから期待するのもアレだが)

何のためのSNSか?

バスケ界の偉い人たち、島田氏ばかりに頼らないでください。