来季の展望【名古屋グランパス】

名古屋グランパスは一昨日で今季の活動を終え、

本日フェルフォーセン監督は母国へ帰国した。

そこでストイコビッチ新監督を迎える来季の展望をしてみたいと思う。

おっと、その前に今季の回顧をしないといけないね。

これをやり出すと丸三日くらいあっても足りなさそうなので、簡単に振り返ります。

まず収穫。

これは若手の成長だろう。

2年目の阿部が5月のGW明けからスタメンで出場し始め、

DFラインに欠かせない存在にまで成長した。

ユース出身のルーキー吉田も5/3の大分戦でリーグ戦初出場を果たすと

その後もコンスタントに出場し、一時期はスランプに陥ったが、

シーズン終盤は完全にレギュラーに定着した。

その他小川、渡邊も夏場以降出場機会を得ていった。

一方3年目の津田、2年目の青山はケガもあり、伸び悩んだ感があった。

ともにユース出身でサポーターからも人気のある選手。

世代別の代表に選ばれた実績もあり、特に青山に関してはU20W杯で活躍した選手。

来季は奮起を促したい。

また2年目の片山は今季サイドハーフにコンバートされ、5・6月は出場機会を得たが、

中断明けは出番が激減した。

練習試合等を見る限り仕掛ける姿勢、シュートなど積極性は評価できるが、

クロス・シュートの精度を向上させてもらいたい。

課題はシーズンを通してけが人が多かったことだろう。

しかも公式戦での不慮のケガがほとんどなく、練習量や質、選手各自のコンディション管理に問題があるのではないか。

その他セットプレー時を中心とする守備時の集中力、ゴール前での個々のアイディアの不足を挙げたい。

さて本日の本題である来季の展望に移る。

来季はストイコビッチ氏と監督就任の仮契約を結んでいる名古屋。

同氏は先月末のリーグ戦視察時に「ゴール前での集中力」、就任会見時に「ファイティング・スピリット」「ネバー・ギブ・アップ」とメンタル面の改善を強調しており、

まずは戦術面より闘う姿勢の注入に全力を注ぐことが予想される。

また具体的な名前は出てこなかったが、補強の必要性にも言及している。

本日の本題中の本題はここである。

まずオフの退団/新加入選手と移籍の噂を整理する。

○退団

スピラール、中島、和田、鴨川と契約延長せず

・金も退団が決定し、韓国Kリーグのクラブへの移籍が濃厚

・櫛野、金古は期限付き移籍期間終了に伴い保有元へ復帰

・山形へレンタル移籍中の豊田はレンタル期間を延長し、来季も引き続き山形でプレー

○未確定情報

・本田が移籍を念頭に入れた海外クラブの練習に参加

結果次第では退団となる。

○新加入

・名古屋ユースの花井、浜名高校の佐藤が新加入

○噂

・コーチにOBのハーフナー・ディド

GMに清水の久米氏

ソースはともに日刊スポーツ名古屋

また金に代わる中盤の助っ人に川崎を退団したマギヌンの名前が挙がっている。

こちらも第一報は日刊スポーツ名古屋で、その他スポニチ、報知でも記事が出ていた。

地元中日スポーツには出ていないが、これだけ記事が出たということは

条件を詰めている段階の可能性がある。

マギヌンの能力の高さはJを見ている人なら誰もが分かる。

また日本に馴染んでおり、人格者でもあり、川崎サポーターの間では

退団を惜しむ声が多いようだ。

ただ今年は6月以降コンスタントに試合に出られていない点が気になる。

コンディションの確認をしっかり行わないとスピラールの二の舞になる

可能性は否定できない。

日刊名古屋では「ストイコビッチ新監督も了承済み」とあったが、

本当にそうなのかも気になるところである。

個人的には中盤の外国人はアンカータイプを獲得して、アタッカーには横浜FMを退団した吉田、層の薄い右SBには降格する広島の駒野、櫛野の抜けるセカンドGKには同じく降格する横浜FCの菅野の獲得に乗り出して欲しいが、本日現在そういう情報は出ていない。

吉田は神戸と古巣の大分、駒野は神戸が獲得に乗り出しており、その他柏木は柏がオファーを出し、京都・神戸も興味を持っていると言われているなど移籍市場は活発化しているが、名古屋は動きが鈍い。

(駒野は先週スポニチ大阪に出ていたが、信憑性は乏しい。)

と思っていたら・・・

日本代表・播戸獲りへ 決定力不足解消へ白羽の矢(中日スポーツ

名古屋がFW播戸へ正式オファー(日刊スポーツ名古屋)

ええーっ、FWですか???

確かに決定力不足だけど、補強ポイントの優先順位から外れてませんか?

こういう記事って「チーム関係者によると」みたいな書き方するけど、モロ小椋伸二強化担当部長って名前出してるし。

ってことは信憑性高いのかな。

でも記事をよく見ると、播戸が14日の契約交渉で保留→翌日の新聞で移籍の可能性が浮上

→とりあえず声掛けておこうか?

って感が丸出しなんだよね。

相変わらずブランド好きだなって思う。

ただ能力は高い選手なことは間違いないし、名古屋にはいないタイプ。

また闘争心剥き出しのプレーはピクシーが好みそうで、チームに好影響を与えるだろう。

嫌いな選手ではないし、本当に移籍してきたら応援する。

ただこの記事が出たことで玉田がスネてないか心配。。。

と播戸にオファーでいろいろ考えてたら、さらに・・・

名古屋が家長獲りへ…本田圭の来季海外希望表明(スポーツ報知)

いやいやいや、それはアリエナイでしょ?!

何で家長が本田の代役なんて屈辱を受け入れなかんねん!!!

まあ播戸も家長も移籍認められないでしょう。

ガンバは来季ACLがあるからね。

だからフロントさん、ネームバリューにとらわれず地道に補強活動してくださいね。

ってか今もしてるよね?

まさかオフに入ってないよね???

あとこんな記事もあった。

MF須藤が期限付き移籍横浜FC

J2でフィジカル強化すれば大化けするかもね。

あと視野の広さもか。

技術は高いんだからさ。

それから今日はクラブW杯のことにも触れないといけないですね、サッカーファンとしては。

3位決定戦はやる意義に疑問を感じているので割愛して、決勝のみ。

正直両チームとも強さ・すごさは感じなかった。

カカとか個人能力にはすごみを感じたけど。

それよりも「洗練されたチーム」・「成熟したチーム」という印象を両チームに抱いた。

後半予想外に大味なゲームとなったが、前半は両チーム攻守ともそういう印象で、

クラブチームの戦いだと感じた。

Jのクラブ、日本代表との違いで感じた点は挙げればキリがないが、

特に「緩急の付け方」「攻守の切替の早さ」があまりにも違うのではないだろうか。