【Jリーグ】ストーブリーグ07-08

Jリーグではストーブリーグの動きが賑やかだ。

そこで今日はJ1クラブを中心に有力選手の動向をまとめていく。

【決定】【確定】【他クラブがオファーor興味】の3つに分けて、書いていく。

なおソースはサンケイスポーツスポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツ、デイリースポーツ、中日スポーツのいずれかである。

※有力選手とは基本的に今季のレギュラー級で、その他今季世代別も含む代表経験がある、過去に代表チームで目立った活躍をした選手、Jリーグで活躍した外国人などで基準は私自身である。

【確定】【他クラブからオファーされているor関心を持たれている選手】の判断は私が情報を見て抱いた印象である。

また今季リーグ戦終了時の所属クラブを元に分類していく。

この3点をご了承いただきたい。

なお今季からJ2に昇格する熊本、岐阜に関しては現時点では情報が乏しいため、割愛する。

この点もご了承いただきたい。

(08/1/23更新)

◎決定

■鹿島

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深井正樹(→名古屋)※期限付き移籍

柳沢敦(→京都)

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笠井健太(←ブラジル・パウリスタ

伊野波雅彦(←FC東京

・【残留】増田誓志 ※大分、千葉、仙台からオファー断る

■浦和

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・ネネ

・ワシントン

長谷部誠(ドイツ・ヴォルフスブルグ

<in>

梅崎司(←大分)

エジミウソン(←新潟)

高原直泰(←ドイツ・フランクフルト)

三都主アレサンドロオーストリアザルツブルグ)※期限付き移籍期間満了

G大阪

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マグノ・アウベス(規律違反により11月末に契約解除)

シジクレイ(→京都)

家長昭博(→大分)※期限付き移籍

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・ルーカス(←FC東京

ミネイロ(←ブラジル・インテルナシオナル

福元洋平(←大分)※期限付き移籍

水本裕貴(←千葉)

山崎雅人(←大分)

■清水

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本田拓也(←法政大学)

・大前元気(←流通経済大学柏高校)

児玉新(←G大阪)※昨季は期限付き移籍でプレー

フェルナンジーニョ(←G大阪)※昨季は期限付き移籍でプレー

マルコス・パウロ(←横浜FC

マルコス・アウレリオ(ブラジル・サントス)※期限付き移籍

■川崎

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マギヌン(→サントス)※期限付き移籍期間満了→名古屋へ完全移籍

河村崇大(→磐田)※期限付き移籍期間満了

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菊地光将(←駒澤大学

・フッキ(←東京V)※期限付き移籍からの復帰

井川祐輔(←G大阪)※期限付き移籍で06年から所属

大橋正博(←東京V) ※昨季は期限付き移籍でプレー

山岸智(←千葉)

■新潟

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シルビーニョ

エジミウソン(→浦和)

深井正樹(→鹿島)※期限付き移籍期間満了

坂本将貴(→千葉)

■横浜F・M

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マルケス鈴木隆行(戦力外)

吉田孝行(→神戸)

ハーフナー・マイク(→福岡)※期限付き移籍

那須大亮(→東京V)

<in>

兵藤慎剛(←早稲田大学

・ロペス(←仙台)※ブラジルのクラブからの期限付き移籍

小椋祥平(←水戸)

■柏

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アルセウ(→札幌)

・谷沢達也(→千葉)

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茂原岳人(←甲府

太田圭輔(←清水)※期限付き移籍で昨季途中からプレー

菅野孝憲(←横浜FC

・アレックス(←福岡)

・ポポ(←韓国・慶南)※期限付き移籍

■磐田

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マルキーニョス・パラナ

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名波浩(←東京V)※期限付き移籍からの復帰

萬代宏樹(←仙台)

河村崇大(←川崎)※期限付き移籍期間満了

駒野友一(←広島)

■神戸

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近藤祐介(→FC東京)※期限付き移籍期間満了

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金南一(←水原三星

ボッティ ※ブラジル・コリンチャンスからの期限つき移籍期間を1年延長

レアンドロ ※期限付き移籍で昨季プレーし、今季から完全移籍

古賀誠史(←福岡)※期限付き移籍で昨季途中からプレー

吉田孝行(←横浜F・M)

須藤大輔(←甲府

松橋章太(←大分)

鈴木規郎(←FC東京

■名古屋

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スピラール

金正友

本田圭佑(→オランダ・VVV)

櫛野亮(→千葉)※期限付き移籍期間満了

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三木隆司(←大分)

ミロシュ・バヤリツァ(←セルビアレッドスター

マギヌン(←ブラジル・サントス)※06年7月から川崎でプレー

深井正樹(←鹿島)※期限付き移籍

FC東京

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土肥洋一(→東京V)

福西崇史(→東京V)

・ルーカス(→G大阪

増嶋竜也(→京都)※期限付き移籍

伊野波雅彦(→鹿島)

鈴木規郎(→神戸)

馬場憂太(→千葉)

<in>

長友佑都(←明治大学)※大学に籍を残したまま入団

近藤祐介(←神戸)※期限付き移籍期間満了

ブルーノ・クアドロス(←札幌)

羽生直剛(←千葉)

・【残留】今野泰幸 ※浦和からのオファー断る

■千葉

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黒部光昭(→福岡)

羽生直剛(→FC東京

水本裕貴(→G大阪

山岸智(→川崎)

佐藤勇人(→京都)

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坂本将貴(←新潟)

櫛野亮(←名古屋)※期限付き移籍期間満了

馬場憂太(←FC東京

・谷沢達也(←柏)

苔口卓也(←C大阪)※期限付き移籍

・【残留】巻誠一郎 ※大宮からのオファー断る

■大分

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梅崎司(→浦和)

松橋章太(→神戸)

三木隆司(→名古屋)

福元洋平(→G大阪)※期限付き移籍

山崎雅人(→G大阪

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鈴木慎吾 ※期限付き移籍で昨季途中からプレー

家長昭博(←G大阪)※期限付き移籍

ウェズレイ(←広島)※期限付き移籍

■大宮

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平野孝(戦力外)

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村山祐介(←湘南)※期限付き移籍で昨季途中からプレー

内田智也(←横浜FC)※期限付き移籍

・【残留】波戸康広 ※東京Vからのオファー断る

■広島

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ウェズレイ(→大分)※期限付き移籍

駒野友一(→磐田)

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久保竜彦(←横浜FC

・【残留】柏木陽介 ※柏などのオファー断る

甲府

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増嶋竜也(→FC東京)※期限付き移籍期間満了

須藤大輔(→神戸)

茂原岳人(→柏)

横浜FC

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山口素弘(引退)

久保竜彦(→広島)

奥大介(引退)

マルコス・パウロ(→清水)

小村徳男(→JFL鳥取

・カタタウ、オ・ボムソク

平本一樹(→東京V)※期限付き移籍期間満了

菅野孝憲(→柏)

内田智也(→大宮)※期限付き移籍

<in>

御給匠(←JFL佐川急便SC

戸川健太(←横浜FC)※期限付き移籍

■札幌

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ブルーノ・クアドロス(→FC東京

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高木貴弘(←大宮)※期限付き移籍期間を1年延長

・ダビィ ※昨年は期限付き移籍でプレー 今季から完全移籍

アルセウ(←柏)

宮澤裕樹(←室蘭大谷高校)

■東京V

<out>

名波浩(→磐田)※期限付き移籍期間満了

・フッキ(→川崎)※期限付き移籍期間満了

戸川健太(→横浜FC)※期限付き移籍

<in>

土肥洋一(←FC東京

福西崇史(←FC東京

那須大亮(←横浜F・M)

レアンドロ(←ブラジル・サンパウロ

平本一樹横浜FC)※期限付き移籍期間満了

■京都

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秋田豊(引退)

中払大介(→福岡)

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中谷勇介(←柏)※期限付き移籍で昨季途中からプレー

増嶋竜也(←FC東京)※期限付き移籍

柳沢敦(←鹿島)

佐藤勇人(←千葉)

シジクレイ(←G大阪

徳重隆明(←C大阪)※昨季は期限付き移籍でプレー

■仙台

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萬代宏樹(→磐田)

・ロペス(→横浜F・M)※ブラジルのクラブからの期限付き移籍期間満了

<in>

岡山一成(←柏)※期限付き移籍で昨季途中からプレー

・中島祐希(←鹿島)※すでに期限付き移籍でプレーしていたが、今季から完全移籍

一柳夢吾(←東京V)※期限付き移籍

林卓人(←札幌)期限付き移籍で昨季途中からプレーしていたが、契約期間を1年延長

C大阪

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ゼ・カルロス

吉田宗弘(→福岡)

苔口卓也(→千葉)※期限付き移籍

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羽田憲司 ※期限付き移籍期間延長

■湘南

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エドワルド・マルケス

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リンコン(←福岡)

■福岡

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・アレックス(→柏)

リンコン(→湘南)

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吉田宗弘(←C大阪

中払大介(←京都)

鳥栖

<in>

金信泳(←C大阪)※期限付き移籍で昨季途中からプレーしていたが、契約期間を1年延長

◎濃厚

■横浜F・M

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鈴木隆行(→東京V)

■千葉

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水野晃樹(→スコットランドセルティック

■東京V

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鈴木隆行(←横浜F・M)

◎監督

■鹿島:オズワルド・オリヴェイラ→続投

■浦和:ホルガー・オジェック→続投 

G大阪西野朗→続投

■清水:長谷川健太→続投

■川崎:関塚隆→続投

■新潟:鈴木淳→続投

■横浜F・M:早野宏史桑原隆

■柏:石崎信弘→続投

■磐田:内山篤→続投

■神戸:松田浩→続投

■名古屋:セフ・フェルフォーセン→ドラガン・ストイコビッチ

FC東京:原博美→城福浩

■千葉:アマル・オシムヨゼップ・クゼ

■大分:シャムスカ→続投予定

■大宮:佐久間悟樋口靖洋

■広島:ペトロヴィッチ→続投

甲府大木武安間貴義

横浜FCジュリオ・レアル都並敏史

■札幌:三浦俊也→続投

■東京V:ラモス瑠偉柱谷哲二

■京都:加藤久→続投

■仙台:望月達也手倉森誠

C大阪:クルピ→続投

■湘南:菅野将晃→続投

■福岡:ピエール・リトバルスキー→続投

鳥栖岸野靖之→続投

■山形:樋口靖洋小林伸二

■愛媛:望月一仁

草津植木繁晴

■水戸:前田秀樹木山隆之

■徳島:今井雅隆美濃部直彦

このオフ最も精力的に動いているのは今季がJ1復帰2年目となる神戸だろう。

復帰初年度としては上々の10位に入った昨季はやや不安定な戦いぶりだった。

攻撃陣はリーグ4位となる58得点と高い攻撃力を発揮したが、そこに手を加え、須藤、吉田と2人のベテランを獲得し、大分からは昨年代表にも招集された松橋章を獲得した。

これにより攻撃のオプションはかなり増すだろう。

また中盤にはハードマークが持ち味の韓国代表・金南一を獲得し、守備強化。

ここに駒野が加われば攻撃力はさらに上がるが、このクラブの課題はむしろ守備。

先に挙げた金に昨季途中に酒井と補強はしているが、CBの補強は今オフもなさそう。

また補強によってバランスが崩れる危険性もあるだけに、ここは松田監督の手腕の見せ所だろう。

昨季のアジアチャンピオン・浦和はエースのワシントンが退団し、JリーグMVPのポンテが負傷により今季前半戦が絶望、長谷部は海外移籍が濃厚となっているが、その代わりに大分から梅崎、新潟からエジミウソンを獲得し、三都主の復帰、高原の加入が濃厚となり一昨年に続き積極的な補強に動いている。

今野獲得には失敗したが、来季も優勝争いの中心を形成することは間違いないだろう。

ただ攻撃陣は大幅に入れ替わるので、連携面に不安を残す。

また代表選手も多く、序盤戦は昨季同様苦戦を強いられるだろう。

その中でいかに勝ち点を拾えるかがポイントだろう。

その他清水は中盤の補強、攻撃がフランサ依存だった柏はアタッカー獲得に成功している。

また補強が進んでいなかった今季ACLに出場する鹿島とG大阪だが、年が明けて急速に動きが出てきた。

鹿島は守備のユーティリティプレイヤー・伊野波の獲得が決定し、ブラジル・パウリスタから加入の決まった笠井は内田がU23代表での活動時に抜ける穴を埋められるか。

自身もU23世代だけにクラブ・代表ともにライバルとなる存在でもある。ただDF陣に関しては中田浩二を早期復帰させられるとなると同じくユーティリティプレーヤーだけに貴重な戦力となるだろう。

一方主将・柳沢が京都へ移籍し、昨年新潟へ期限付き移籍していた深井は復帰も考えられたが、結局名古屋へ期限付き移籍し、攻撃陣の層はやや心許ない。

G大阪マグノ・アウベスの代役にはFC東京のルーカスを獲得がし、昨季終盤課題を露呈したDF陣も大分・福元が期限付き移籍で加入し、千葉・水本の獲得も決まった。ただ個人的には今季から完全移籍となった児玉、井川を復帰させるべきだったのではないかと思う。

来季J2降格の横浜FCは大幅リストラを断行したが、代わりとなる選手の獲得がまとまらず、試合数の多いJ2で戦っていけるのか心配になってしまうくらいだ。

またしてもJ1復帰を逃した仙台は大黒柱の萬代、ロペスが退団。

監督も交代し、来季はさらに苦しい戦いを強いられるのではないか。

また千葉が草刈り場と化しており、日本代表クラスの主力に軒並み他クラブからオファーが届いている。

移籍の可能性は低いと見ていたが、GM・監督の決定が遅れるなど新体制を確立に時間が掛かり、4選手の移籍が決まり、水野も海外移籍が濃厚となっている。

大分もすでに決まっている梅崎、松橋章に加えて、三木、福元の移籍が確定しており(福元はレンタル)、この2クラブは現段階では降格候補と言わざるを得ない。

最後に我が名古屋に関して。

来季はクラブ史上初のOB監督としてストイコビッチ氏を迎える。

監督経験なしという点は不安だが、参謀役に2名のコーチを迎えた。

またこちらもクラブ史上初となるGM職を設置し、清水から久米氏を迎えることとなっており、サポート体制は整った。

一方選手は高卒3年目ながら大黒柱に育った本田が海外移籍をした。この穴を埋めることが最大のポイントだろう。