そこで今日はJ1クラブを中心に有力選手の動向をまとめていく。
【決定】【確定】【他クラブがオファーor興味】の3つに分けて、書いていく。
なおソースはサンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツ、デイリースポーツ、中日スポーツのいずれかである。
※有力選手とは基本的に今季のレギュラー級で、その他今季世代別も含む代表経験がある、過去に代表チームで目立った活躍をした選手、Jリーグで活躍した外国人などで基準は私自身である。
【確定】【他クラブからオファーされているor関心を持たれている選手】の判断は私が情報を見て抱いた印象である。
また今季リーグ戦終了時の所属クラブを元に分類していく。
この3点をご了承いただきたい。
なお今季からJ2に昇格する熊本、岐阜に関しては現時点では情報が乏しいため、割愛する。
この点もご了承いただきたい。
(08/1/23更新)
◎決定
■鹿島
<out>
・柳沢敦(→京都)
<in>
・【残留】増田誓志 ※大分、千葉、仙台からオファー断る
■浦和
<out>
・ネネ
・ワシントン
<in>
・梅崎司(←大分)
・エジミウソン(←新潟)
・高原直泰(←ドイツ・フランクフルト)
・三都主アレサンドロ(オーストリア・ザルツブルグ)※期限付き移籍期間満了
■G大阪
<out>
・マグノ・アウベス(規律違反により11月末に契約解除)
・シジクレイ(→京都)
<in>
・ルーカス(←FC東京)
・水本裕貴(←千葉)
・山崎雅人(←大分)
■清水
<in>
・本田拓也(←法政大学)
・大前元気(←流通経済大学柏高校)
・フェルナンジーニョ(←G大阪)※昨季は期限付き移籍でプレー
・マルコス・アウレリオ(ブラジル・サントス)※期限付き移籍
■川崎
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・マギヌン(→サントス)※期限付き移籍期間満了→名古屋へ完全移籍
<in>
・フッキ(←東京V)※期限付き移籍からの復帰
・山岸智(←千葉)
■新潟
<out>
・エジミウソン(→浦和)
・坂本将貴(→千葉)
■横浜F・M
<out>
・吉田孝行(→神戸)
・那須大亮(→東京V)
<in>
・ロペス(←仙台)※ブラジルのクラブからの期限付き移籍
・小椋祥平(←水戸)
■柏
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・アルセウ(→札幌)
・谷沢達也(→千葉)
<in>
・アレックス(←福岡)
・ポポ(←韓国・慶南)※期限付き移籍
■磐田
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<in>
・萬代宏樹(←仙台)
・駒野友一(←広島)
■神戸
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<in>
・ボッティ ※ブラジル・コリンチャンスからの期限つき移籍期間を1年延長
・レアンドロ ※期限付き移籍で昨季プレーし、今季から完全移籍
・吉田孝行(←横浜F・M)
・松橋章太(←大分)
■名古屋
<out>
・金正友
・本田圭佑(→オランダ・VVV)
<in>
・三木隆司(←大分)
・ミロシュ・バヤリツァ(←セルビア・レッドスター)
・マギヌン(←ブラジル・サントス)※06年7月から川崎でプレー
■FC東京
<out>
・土肥洋一(→東京V)
・福西崇史(→東京V)
・ルーカス(→G大阪)
・伊野波雅彦(→鹿島)
・鈴木規郎(→神戸)
・馬場憂太(→千葉)
<in>
・ブルーノ・クアドロス(←札幌)
・羽生直剛(←千葉)
・【残留】今野泰幸 ※浦和からのオファー断る
■千葉
<out>
・黒部光昭(→福岡)
・山岸智(→川崎)
・佐藤勇人(→京都)
<in>
・坂本将貴(←新潟)
・谷沢達也(←柏)
・【残留】巻誠一郎 ※大宮からのオファー断る
■大分
<out>
・梅崎司(→浦和)
・松橋章太(→神戸)
・三木隆司(→名古屋)
<in>
■大宮
<out>
・平野孝(戦力外)
<in>
・【残留】波戸康広 ※東京Vからのオファー断る
■広島
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・駒野友一(→磐田)
<in>
・【残留】柏木陽介 ※柏などのオファー断る
■甲府
<out>
・須藤大輔(→神戸)
・茂原岳人(→柏)
■横浜FC
<out>
・山口素弘(引退)
・久保竜彦(→広島)
・奥大介(引退)
・マルコス・パウロ(→清水)
・カタタウ、オ・ボムソク
・菅野孝憲(→柏)
<in>
■札幌
<out>
・ブルーノ・クアドロス(→FC東京)
<in>
・ダビィ ※昨年は期限付き移籍でプレー 今季から完全移籍
・アルセウ(←柏)
■東京V
<out>
・フッキ(→川崎)※期限付き移籍期間満了
<in>
・那須大亮(←横浜F・M)
■京都
<out>
・秋田豊(引退)
・中払大介(→福岡)
<in>
・柳沢敦(←鹿島)
・佐藤勇人(←千葉)
■仙台
<out>
・萬代宏樹(→磐田)
・ロペス(→横浜F・M)※ブラジルのクラブからの期限付き移籍期間満了
<in>
・中島祐希(←鹿島)※すでに期限付き移籍でプレーしていたが、今季から完全移籍
・林卓人(←札幌)期限付き移籍で昨季途中からプレーしていたが、契約期間を1年延長
■C大阪
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・吉田宗弘(→福岡)
<in>
■湘南
<out>
<in>
・リンコン(←福岡)
■福岡
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・アレックス(→柏)
・リンコン(→湘南)
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・中払大介(←京都)
■鳥栖
<in>
・金信泳(←C大阪)※期限付き移籍で昨季途中からプレーしていたが、契約期間を1年延長
◎濃厚
■横浜F・M
<out>
・鈴木隆行(→東京V)
■千葉
<out>
■東京V
<in>
・鈴木隆行(←横浜F・M)
◎監督
■鹿島:オズワルド・オリヴェイラ→続投
■浦和:ホルガー・オジェック→続投
■清水:長谷川健太→続投
■川崎:関塚隆→続投
■新潟:鈴木淳→続投
■柏:石崎信弘→続投
■磐田:内山篤→続投
■神戸:松田浩→続投
■名古屋:セフ・フェルフォーセン→ドラガン・ストイコビッチ
■大分:シャムスカ→続投予定
■広島:ペトロヴィッチ→続投
■札幌:三浦俊也→続投
■京都:加藤久→続投
■C大阪:クルピ→続投
■湘南:菅野将晃→続投
■福岡:ピエール・リトバルスキー→続投
■愛媛:望月一仁
このオフ最も精力的に動いているのは今季がJ1復帰2年目となる神戸だろう。
復帰初年度としては上々の10位に入った昨季はやや不安定な戦いぶりだった。
攻撃陣はリーグ4位となる58得点と高い攻撃力を発揮したが、そこに手を加え、須藤、吉田と2人のベテランを獲得し、大分からは昨年代表にも招集された松橋章を獲得した。
これにより攻撃のオプションはかなり増すだろう。
また中盤にはハードマークが持ち味の韓国代表・金南一を獲得し、守備強化。
ここに駒野が加われば攻撃力はさらに上がるが、このクラブの課題はむしろ守備。
先に挙げた金に昨季途中に酒井と補強はしているが、CBの補強は今オフもなさそう。
また補強によってバランスが崩れる危険性もあるだけに、ここは松田監督の手腕の見せ所だろう。
昨季のアジアチャンピオン・浦和はエースのワシントンが退団し、JリーグMVPのポンテが負傷により今季前半戦が絶望、長谷部は海外移籍が濃厚となっているが、その代わりに大分から梅崎、新潟からエジミウソンを獲得し、三都主の復帰、高原の加入が濃厚となり一昨年に続き積極的な補強に動いている。
今野獲得には失敗したが、来季も優勝争いの中心を形成することは間違いないだろう。
ただ攻撃陣は大幅に入れ替わるので、連携面に不安を残す。
また代表選手も多く、序盤戦は昨季同様苦戦を強いられるだろう。
その中でいかに勝ち点を拾えるかがポイントだろう。
その他清水は中盤の補強、攻撃がフランサ依存だった柏はアタッカー獲得に成功している。
また補強が進んでいなかった今季ACLに出場する鹿島とG大阪だが、年が明けて急速に動きが出てきた。
鹿島は守備のユーティリティプレイヤー・伊野波の獲得が決定し、ブラジル・パウリスタから加入の決まった笠井は内田がU23代表での活動時に抜ける穴を埋められるか。
自身もU23世代だけにクラブ・代表ともにライバルとなる存在でもある。ただDF陣に関しては中田浩二を早期復帰させられるとなると同じくユーティリティプレーヤーだけに貴重な戦力となるだろう。
一方主将・柳沢が京都へ移籍し、昨年新潟へ期限付き移籍していた深井は復帰も考えられたが、結局名古屋へ期限付き移籍し、攻撃陣の層はやや心許ない。
G大阪はマグノ・アウベスの代役にはFC東京のルーカスを獲得がし、昨季終盤課題を露呈したDF陣も大分・福元が期限付き移籍で加入し、千葉・水本の獲得も決まった。ただ個人的には今季から完全移籍となった児玉、井川を復帰させるべきだったのではないかと思う。
来季J2降格の横浜FCは大幅リストラを断行したが、代わりとなる選手の獲得がまとまらず、試合数の多いJ2で戦っていけるのか心配になってしまうくらいだ。
またしてもJ1復帰を逃した仙台は大黒柱の萬代、ロペスが退団。
監督も交代し、来季はさらに苦しい戦いを強いられるのではないか。
また千葉が草刈り場と化しており、日本代表クラスの主力に軒並み他クラブからオファーが届いている。
移籍の可能性は低いと見ていたが、GM・監督の決定が遅れるなど新体制を確立に時間が掛かり、4選手の移籍が決まり、水野も海外移籍が濃厚となっている。
大分もすでに決まっている梅崎、松橋章に加えて、三木、福元の移籍が確定しており(福元はレンタル)、この2クラブは現段階では降格候補と言わざるを得ない。
最後に我が名古屋に関して。
来季はクラブ史上初のOB監督としてストイコビッチ氏を迎える。
監督経験なしという点は不安だが、参謀役に2名のコーチを迎えた。
またこちらもクラブ史上初となるGM職を設置し、清水から久米氏を迎えることとなっており、サポート体制は整った。
一方選手は高卒3年目ながら大黒柱に育った本田が海外移籍をした。この穴を埋めることが最大のポイントだろう。