【名古屋グランパス】けが人が出始めてきた。

ピクシー故障者恐怖症!?(中日スポーツ

キャンプ終盤以降けが人が増えてきた。始動日から別メニューだった増川とキャンプ序盤で離脱した大森はまあいいだろう。前者は昨年3度戦線離脱している選手で、個人的にはダイナミックなオーバーラップが好きだが、シーズン通して計算できない選手となってしまっている。後者はオフに移籍騒動があり、本来いなくてもおかしくない選手。ただ後者は先日トヨタスポーツセンターに足を運んだときもグランドに姿を現していなかった。ケガが深刻なのかそれとも水面下で移籍話が進んでいるのか気になるところではある。

その他ではヨンセンがキャンプ序盤に一時離脱したが、回復し、練習試合にも出場している。キャンプ期間最後の練習試合では藤田、杉本、深井、渡邊の4選手が負傷した。杉本、深井は先週土曜(2/16)の練習試合に出場しており、渡邊も全体練習に合流している模様だが、藤田は未だ別メニューが続いている。昨年後半の様子を見ても、シーズン通して稼働するのは年齢的にも厳しいかもしれない。ただ彼の経験・サッカー頭脳はこのクラブに必要で、磐田の中山のようにベンチにはいてもらいたい存在である。また16日の練習試合を欠場した中村など体調不良の選手も出てきているようで、心配である。

そして一番心配なのが、トップの記事にあるマギヌンの負傷。程度は軽いようだが、24日にはプレシーズンマッチを控える中連携を高めていく上で非常に気にかかることである。ことさらマギヌンは今季新加入で、練習試合を観る限りまだ名古屋にフィットしていない感がありありだった。コンディションが回復しても不安が残る。

ただ他の選手にとってはチャンスである。特に今季はスーパーサブとして使われそうな杉本や新加入の深井である。また前政権下では重宝されていた山口やルーキーの花井、2年目の福島なども控えている。これらの選手は私が観戦した練習試合でも際だっていた。

マギヌンの負傷は残念だが、現状控え扱いの選手たちの奮起に期待したい。

岡田ジャパンが苦戦している。東アジア選手権では格下と目されていた北朝鮮に引き分けた。そんな中岡田監督の敷くワンボランチシステムに批判が噴出している。私も鈴木うんぬんよりあのシステムには疑問を感じる。脇を固めるインサイドハーフにジェラードやランパードセードルフなようなスーパーな選手がいるならまだしも日本人では誰が務めても無理があるのではないか。あのシステムではタイ戦や北朝鮮戦のような失点が生まれるのは半ば当然である。また攻撃面もプレイメーカータイプの遠藤、中村憲を並べていてはパスは繋がってもそれ以上のことは出来ない。オシム前監督のやり方を継承しつつ、自分の色を出していこうとしているのだろうが、いくらけが人が多いとはいえ、中途半端な感が否めない気がする。