ENEOSが野戦病院と化していた昨シーズンのリーグセミファイナル、デンソーは2試合とも優位に試合を進めたが連敗。連勝してもおかしくない内容だっただけに歯がゆさが残る終戦だった。今シーズンの皇后杯決勝、1Qは互角の展開だったが、2Q以降突き離されて、3Qで決着はついてしまった。
そして今回の対戦でもデンソーはENEOSの壁を越えられなかった。前週の試合でENEOS岡本選手、デンソー近藤選手が負傷。診断の結果2選手とも膝の大怪我で戦線離脱。またENEOS林選手、デンソー髙橋選手が欠場。両チームともベストメンバーではなかったが、ダメージが大きいのは紛れもなくENEOS。デンソーはアーリーエントリーのクンバ選手、木村選手がフィットしてきており、皇后杯からの上積みもあったが、それでもスコア以上の完敗だった。1回勝てば殻を破れそうだが、その殻はものすごく分厚く固い。
まるでベテランPGのような冷静沈着なプレーでチームに落ち着きをもたらした木村選手は高評価だが、ENEOS相手だとどうもコーチも選手も萎縮してしまっている気がする。戦術の引き出しは少なく、髙田選手とクンバ選手を同時起用しても活かしきれていなかった。オフェンスは単調で、ディフェンスではENEOSが前週も多用していたハイロープレーを止められなかった。ENEOSはスタメン起用された奥山選手がキャリアハイの得点数を記録。
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前週は攻守で穴になっていた梅沢選手がインサイドを制圧。PGの中では一番若い星選手の堅実なプレーも光った。一方のデンソーはスターター頼みになってしまった。リードして2Qを終えたものの3QはアジャストしたENEOSが一気攻勢。3Q終了間際に木村選手がロングブザービーターを決め、望みを繋いだが、勢いある中でシュートをことごとく落とし、リバウンドも確保出来ず。ENEOSが流れを取り戻して押し切った。
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ENEOSがものすごく良かったわけではない。コンディションが万全ではなさそうな渡嘉敷選手が40分フル出場するなど苦しい状態でもある。game2はトヨタ自動車戦でいつも見せる堅固なディフェンスと研ぎ澄まされた集中力を見せてほしい、と思っていたら無念の中止。
一連の試合中止や不成立に関しては言いたいことがたくさんあります(笑)今週末の開催予定が確定したら当ブログを更新いたします。