アルバルク東京の戦力分析

先週シーホース三河の戦力分析を行ったが、そのシリーズの第2弾。

どのクラブを行おうかと思ったが、筆者は実は昨季アルバルク東京(以下A東京)の試合を一番多く見た(と思う)し、

代々木第二で現地観戦もしたので、今回はA東京の分析を行う。

まず触れておかなければならないのがHCコーチの交代。

なんと男子日本代表暫定HCを務めていたルカ・パヴィチェヴィッチ氏が就任した。

これはプラスしかないと思っている。

三重県に縁のある筆者としては前任の伊藤氏の三重弁と熱く闘う姿勢は好きではあったし、

分析力はある方だとは思うが、B1チャンピオンを目指すチームの指揮官としては経験不足な感は否めなかった。

またベンチテクニカルを受けることも多く、HCが感情をコントロールできない状態になることはいただけなかった。

ルカ氏はご存知の通り、日本代表のスタンダードを上げたと思う。

筆者は先日約1年前の五輪最終予選ラトビア戦を見たが、その時と東アジア選手権、さらにはラマス氏が率いた強化試合では明らかに向上している。

日本代表では暫定HCという何とも微妙なポジションだったが、クラブチームの監督となり、彼のスタイルが出せることだろう。

彼が成功して、日本バスケ界に外国人指導者が増えてほしいとも思っているので、とにかく期待している。

続いてロスター

外国人は総入れ替えとなった。

Bリーグの外国人としては異質だったギャレットの退団は非常に残念である。

日本人は松井、二ノ宮などプレータイムに恵まれなかった選手が退団したが、主力は残留し、現時点で以下の12人。

PG:正中 伊藤 小島 安藤

SG:田中

SF:菊地 馬場

PF:ウィリアムズ バランスキー 竹内

C:カーク ルーカス

…これは反則級なメンバーが揃った。

新加入の日本人は3人とも日本代表重点強化選手。

外国人は日本でのプレー経験もあるベテランシューターにストレッチ4タイプのセンターに大卒ルーキーの動けるビッグマン。

日本代表で長年中心選手として活躍している竹内譲次、サイズでは劣るもののインサイドで泥臭いプレーができるバランスキーもいて、

オン1でも外国人のフィットが遅れても全く問題ない充実ぶり。

そして大卒1年目だった小島、大学4年生の馬場を獲得、降格の秋田から期限付き移籍で安藤も加入。

彼らを加入させるためにルカ氏を招へいしたのかと思ってしまうくらいにズルい(笑)

死角が見当たらない。このブログの意味も特にないですね(笑)

あえて何か見つけるとすれば日本代表勢の疲労かな。

先日のウルグアイ戦に田中、馬場が選出され、竹内も再び選ばれる可能性は高い。

リーグ戦での活躍次第では東アジア選手権予備登録メンバーで先月の代表合宿にも参加していた安藤が選ばれることも出てくるだろう。

選手の疲労を考慮し、時には思い切って試合メンバーから外すことも必要だろう。

トレーナー等含めコーチングスタッフの力量も問われる1年となりそうだ。

今回はいつにも増して薄い内容になってしまいましたね。。

それくらいA東京は充実している。現時点では優勝候補筆頭でしょう。

ってまだアーリーカップも始まってないですが(笑)