名古屋ダイヤモンドドルフィンズの集客策について

まず初めに。

名古屋市の隣市に住む私は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下名古屋D)に期待している。

刈谷市の隣市でもある場所で、Bリーグ初年度の昨季はシーホース三河を応援していた。

だが緩慢なオフの広報活動と選手を過保護すぎるくらい守る姿勢に嫌気がさして、三河を応援することをやめた。

これは以前からTwitterで私をフォローしてくださってる方やスポナビプラスのころからこのブログをご覧いただいてくださってる方はご存じだろう。

今季は昨季以上に色んなクラブの試合を見て、可能な限り豊橋など行ったことのないアリーナにも足を運び、応援するクラブを決めていこうと思っていた。

そんな中でアーリーカップが行われ、アルバルク東京のクラブ、選手・スタッフ、ブーストの一丸となった姿勢に好印象を持ち、昨季も現地観戦含め何度も試合を見たこともあって、今後はA東京を応援していこうと早くも決意したのだった。

ただ定期的に現地観戦出来るのは県内だし、その中で一番集客力がある(たぶん)三河というクラブを本気にさせたいので、名古屋Dには期待しているのだ。

ここまではどうでもいい私の話(笑)

ここからが本題で、先週末愛知県のBリーグファンには衝撃とも言える事態が起きた。

名古屋Dとほぼ同じ時間帯に名古屋市北西部でB2・ファイティングイーグルス名古屋(以下FE名古屋)の試合も行われていたのだが、名古屋D、FE名古屋の観客動員は以下の通り。

〇名古屋D‐三遠 11/11 1,208人 11/12 2,020人

〇FE名古屋‐信州 11/11 1,968人 11/12 2,159人

 

...なんと土日合わせて約900人もB2のFE名古屋が上回ったのである。

FE名古屋は今春B1ライセンスが発行されず、今後もそのメドは立っていない。

また競技成績としても信州戦前の時点では勝率5割を切っていたチームだ。

シーズンオフに積極的に学校等へ出向きクリニックを開催した効果が集客に現れたのだろうが、名古屋Dブースターからは怒り、不満、呆れ、嘆き、色んな声が聞こえてきた。

まず名古屋Dの良いところ

・アリーナへのアクセスは良い方

→車社会の名古屋圏において近隣のコインパーキング含め駐車場が少ないのはマイナスだが、繁華街の栄から地下鉄で2駅。最寄駅から徒歩5分はJリーグのスタジアムと比べたら格段に便利。

観戦したことない人に「どこで試合してるの?」と聞かれても名古屋城の隣、大相撲名古屋場所やるところなどと簡単に説明できる。

ちなみに三遠のメインアリーナはとてつもなく不便だ。車で行くにはナビがないと辿り着けないだろうw

・選手にブースターを思う気持ち・新規客を獲得したい気持ちは強く感じる

→あくまでSNSでの発信と9月に公開練習試合を見学した時の印象だが、努力はしていると思う

・選手は実力派揃い

日本代表常連の張本、数少ない日本人ダンカーの中東、Bリーグ屈指の外国籍選手バーレルなど選手の能力値を足し算すればCS出場どころかSFには進出できるレベル。

また張本は中国生まれだが、来日後は大学入学まで岐阜県、愛知県で生活している。両親は今も愛知県で飲食店を営んでいるそうだ。

笹山、安藤は三重県出身で、この3選手は準フランチャイズプレーヤーと言えるだろう。

一方問題点は

・招待券をばら撒きすぎ

→昨季もそうだったようだが、今季もホーム開幕節から早速招待券。

やり方と回数を工夫すれば有効な手段だが、それがないと招待券もらえるときだけ行くという発想に陥りかねないし、真面目にチケットを買っているブースターの不信感も招く。

またばら撒き頼みで、他に客を増やす・1グループあたりの人数を増やすという意欲が感じられない。

三河ではこのようなものがある。

団体観戦チケット「わいチケ」

席種の選択肢が豊富で、チケット代金がお得になるだけでなく、様々な特典がある。

名古屋Dでは回数券を買って、単価をお得にすることしかできないようだ。しかも席はスタンド席のみ。

これを真似する必要はないが、何か独自色が欲しい。

・試合前後やハーフタイムのイベントに工夫がない。

11月11日(土)・12日(日) ホーム(三遠戦)イベント情報

このような形で毎試合イベント情報がリリースされるが、グルメの部分以外は変化がないので、特にチェックする必要がない(笑)

ちなみに三河のホームゲーム情報はこちら

https://go-seahorses.jp/news/game_20171118_20171119.html

全く予備知識のない例えば名古屋市の笠寺や大高に住んでる方がそれぞれのHPを見て、どちらの試合を見たいかとなったら大半は三河だと思います。

・グッズやマスコットのキャラなどにもインパクトが足りない、センスが感じられない

グッズは琉球や栃木、千葉あたりには非常に良いと思う。アリーナに行く機会があれば是非何か買いたいと思う。

人気がないと良いデザイナーがつかない、低コストで製作できないなど事情はあるのだろうが、それにしても購買意欲をそそられない。

時々無料配布されるグッズも毎回Tシャツで、しかも生地、デザインとも最悪でパジャマにしか使えないww

A東京では他クラブのマスコットとは一線を画す愛くるしいキャラのルークを積極的に活用し、次々と新グッズを販売している。

新グッズはTwitterで情報発信することが多いが、金太郎飴のようにいつの間にか出ているものもある。

FE名古屋のこのグッズも非常に好評とのことだ。

マスコットに関しても三河は今季誕生した(公式ではないけど)タツヲが常にアクティブに活動しているが、DDは地味な感が否めない。

チアガールのショーや光・音の演出もそうだが、これが名古屋Dというものがあれば...

三河はHCが琉球の佐々氏のような若くて情熱的でファン思いな人に変われば劇的にクラブが変わる可能性があると思っているが、名古屋Dはクラブ全体の体質に問題があると思う。

名古屋のチーム、赤、親会社は大きいけど一枚岩になれてない感じがある、良い選手は揃ってる、時々良い試合するけど最終順位は中位など90年代の名古屋グランパス臭がプンプンするのです。

このままでは10年後に残留プレーオフ、15年後に入れ替え戦、20年後に降格という未来が見える。

いや、もっと早いかもしれない。

純粋なブースターは大勢いると思う。選手も必死だ。大革命が起こることを願っている。

※PS

11/12 B2 FE名古屋 vs. 信州 ハイライト

FE名古屋の試合の様子です。