理想のポイントガードとは

敬愛するバスケファン仲間の方が非常に共感できることを書いていた。

本題である筑波大学のことはサッパリ分からないのだが(笑)、以前はPGをやっていた田渡修人(三遠)の大学時代を以下のように評している。

>パスを何個か絡ませるだけでDFとのギャップを作る。オフボール時の動き方、ボールのもらい方でギャップを作り、DFの穴を見つける

>こう動けば良い!ってのが本能でわかってるみたいだった

確かにこれが理想のPG像だと思う。

齋藤拓実(A東京)や上記ブログでも名前が出てくる並里成(琉球)、女子だと町田瑠唯富士通)は華があり、観る者を魅了できる選手だ。

富樫勇樹(千葉)、三好南穂(トヨタ)はどこからでもシュートを狙ってくる選手で、バスケ初心者にも分かりやすい魅力がある。

正直富樫は好きではないが(笑)、三好は世の中のバスケ選手で2番目に好き。

という具合に様々なタイプのPGがいて、それぞれ良い面があったり、チームの戦術に合う合わないもあるが、理想のPGは冒頭で述べた通りだ。

こんなブログを書いた過去もあるし、実際ハイライトを見て頂ければ分かる通り、三好は凄い。

でここからが本題。

その凄い三好をも上回るPGとしてのポテンシャルの高さを感じさせる選手がいる。

しかも三好とチームメイト。

山本麻衣・19歳桜花学園高校を今春卒業したばかりのルーキーだ。

まず面構えが大物感を漂わせる。

先月行われた3×3のU23W杯では高校の先輩ら年上選手とともにプレーしていたが、それを全く感じさせない堂々たるプレーぶりでチームをけん引し、準優勝し、個人としても大会のベスト3に選ばれた。

その姿はまるで一人だけオーバーエイジの選手が入っているようだった

コート上どこにいても全体を把握できているかのような視野の広さでゲームをコントロールし、プレーにはムリ・ムダがない。

(彼女のコートネームであるリムはムリがないプレーからきているのだろうか。たぶん違うと思う 笑)

もうこれだけの説明で終わらせてしまっても問題ないとは思うが、それでは意味がないのでもう少し(笑)

トヨタでツーガードの一員として出場することも多いが、コントローラーとしてもウイングとしてもその時々の状況に応じて的確なプレー選択が出来る。

ムリ・ムダがないと言ったが、決してリスクを負わないわけではなく、手堅くいくところとの使い分けが絶妙。

ボールプッシュの部分では何気ない変化・緩急で相手に的を絞らせない。

味方が次のプレーに移りやすいパススピード、下がってボールをもらう動き出しも巧みである。

天性の感覚があるのだろうか。オフェンスリバウンドを取るのも上手く、セカンドチャンスの起点ともなれる。

ディフェンスでも間合いの詰め方が上手く、オーバーヘルプをすることも少ない。

要は天才、PGをするために生まれてきた人と言っても過言ではない選手だと思う。

トヨタには他にも安間志織という小柄ながらスピードとトリッキーなパスが持ち味の要は齋藤拓実のようなPGもいる。

3選手で切磋琢磨すれば魅力的で強いチームになると思う。

とタイトルからズレて、自チーム推しのブログになってしまいましたが、男子にも麻衣ちゃんのような高卒でプロ入りする天才が現れてほしいなってところで締めたいと思います。

冒頭と同じく敬愛するバスケファン仲間のブログです。

実力あるやつははよプロ行け!って内容です。