Wリーグ 18-19 三菱電機×デンソー

1戦目は三菱が圧勝。

開幕週を見た印象だとデンソーはチームケミストリーが構築されておらず試行錯誤な部分があると思ったが、30点近い差つけて三菱が勝利するのは正直予想外だった。

2戦目はデンソーが修正して手堅く勝つと予想していたが、1Qでその予想は外れるかもしれないと思った。

デンソーが勝つにしても薄氷の勝利だろうと。

三菱はディフェンスのエナジーが40分間誰が出ても途切れることがなかった。

中でも光ったのが西岡。

高田ら日本代表選手相手に臆することなく挑み、互角に渡り合った。

オフェンスでもミドルショットを決め続け、U18日本代表で竹原が不在な中インサイドを支えた。

後半はやや息切れした西岡だったが、そこでチームを救ったのがPGの川井。

私は前週の富士通戦を見て、三菱はベスト4進出となるとPGがやや弱いという印象を受けたが、お詫びせざるを得ない川井の大活躍。

派手さはないが、小気味のよいゲームメイクと重要な場面での3ptシュートで勝利へ導いた。

古賀HCの我慢の采配も実った。

今まで三菱は渡邉、根本の負担が大きく、35分以上の出場もざらにあるようだが、この日はともに30分ほどの出場。

前半から休むことができ、最終盤までハイパフォーマンスを見せた。

(渡邉は38分とか出ても常にハイパフォーマンスらしいが)

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見崎、篠宮あたりがさらに成長し、次週は代表から戻ってくる竹原が安定したパフォーマンスを出せるようになれば、渡邊、根本の負担をさらに軽くでき、ベスト4も現実的なものとなってくる。

川井・見崎のツーガード、竹原の3番ポジション起用でのビッグラインナップなどオプションが増やせれば鬼に金棒だ。

デンソーはオフェンスの連携がかなり噛み合っていないように感じた。

インサイドの高田へフィードし、ディープツーでオフェンスを終える展開が多かった。

その高田も当然と言えば当然だが、コンディションが良くないように見え、さらに赤穂姉妹、オコエからは迷いが感じられた。

このような珍しい光景も見た。

デンソーの苦悩を感じたが、今季から実質指揮を執るカミノスコーチは田村、笠置らを積極起用しており、ベンチメンバーの底上げで活路を見出していきたいところだ。