男子のW杯予選は今回より初夏の集中開催からサッカーのようなH&A方式となった。
これによりNBAやユーロリーグ所属の選手がリーグ戦シーズン中に行われる予選に出場出来なくなった。
日本も渡邊雄太がWindow4、八村塁がWindow3に出場したのみだ。
日本にとっては長期決戦への変更は追い風となり、Bリーグで個々が腕を磨きながら、W杯予選の度にチーム力を上げていくことが出来た。
一方女子は毎年夏にアジア杯、W杯、五輪のいずれかが行われ、日本代表は4月末から強化合宿や対外試合をこなしている。
昨年のW杯に関しては9月末に行なわれてたが、4月末から多少のオフは挟んだものの、ほぼ代表に拘束され、W杯の時にコンディションのピークを作れなかった印象がある。
Wリーグの試合を増やし、またシーズン期間も延ばし、所属チームで個々の技量を伸ばす。
一方でシーズン中にも代表合宿、理想を言えば対外試合も組み、選手がシーズン通して代表選出をモチベーションの1つに出来る仕組みを作れないものだろうか。
・Wリーグのシーズン期間を10月上旬から4月中旬
・レギュラーシーズン33試合、合間の11月もしくは2月に代表合宿
・プレーオフの試合数増やす
・シーズン終了後は1ヶ月半ほどの完全オフを挟み、6月から国際大会に向けて始動
例えばこのような流れ。
他にも地方開催が多い・冬に雪国での開催もあり移動・滞在の負担、下位チームの実力が劣り(戦力は充実しているのに活かせていないチームもあるが、ここではこれ以上は割愛/笑)ワンサイドゲームが増える、中間は実力が拮抗しており試合数も少ない中で戦力底上げが困難などの課題がある。
(これまでにも当ブログで取り上げてきたネタばかりですみません…)
そしてBリーグとの一番の違いはこの部分ではないか。
CS、東地区上位対決、天皇杯準決勝決勝あたりはかなり緊張感ある戦いが繰り広げられています。
— アイルトン・セナ (@Ante_7_Sena) 2019年2月21日
そこでの経験が活きているんだなと思いました。 https://t.co/GR3Dwh2VZs
強豪との対戦や負けたら終わりの戦いを大観衆の後押し(ブーイング)の中で戦う。
Wリーグの試合もこういう雰囲気になったらもっと観戦は楽しくなると思うんですよ。
— アイルトン・セナ (@Ante_7_Sena) 2019年2月21日
だからバスケのステータス向上のために今回の男子W杯予選は女子バスケ界にとっても重要な戦いなんです!https://t.co/3E8WLShcPB
代表の強化試合ですら非公開や海外で行われることが多い女子では得難い経験をBリーグの選手たちはしている。
その経験がブブゼラが鳴り響く異様な雰囲気のアウェーイラン戦でも臆することなく戦えた要因の一つではないだろうか。
Wリーグをこれに近づけるにはお金がいる。企業の理解も必要。
アリーナの確保も難題である。
それらを成し遂げるためにはやはり日本においてバスケのステータスを向上させることが必要だ。
一ファンの力なんて微々たるものではあるが、これからも叱咤激励を続けていきたい。