東京五輪に向け飛躍が期待される選手たち 〜サプライズ選出はあるのか?〜②

コロナウィルスの影響が各方面に及んでいる。女子バスケ界もWリーグプレーオフが開催できるのか心配である。また開催できたとしてもそのあとに行われるであろう代表合宿に影響が出たり、他の五輪出場国との強化試合が組めないなどの弊害が出てくるかもしれない。さらに言えば東京五輪そのものが開催できるのかも心配である。

しかし選手もファンも願うのみで、普段通りに行動するしかない。五輪出場を目指す選手たちは現状の中でレベルアップしていくしかないし、なので私も普段通りに思うことを思うままに述べていきたい(笑)

 

①で挙げた選手は女子バスケに多少興味ある方ならご存知だと思うが、②ではガチなファンしか知らないような秘密兵器をピックアップした。3選手ともホーバスジャパン未経験者です。①を見てくださった方からハードルを上げられてしまった感はあるし、そのポジションだともっと活躍してる選手いるのにと思われる方もいるだろうが、ご容赦ください(笑)

なおプロフィールは以下の通り紹介していきます。

 

名前

所属チーム ポジション 身長

2019-20シーズンWリーグ出場試合数(スタメン出場数) 平均プレータイム

得点、アシストなど主なスタッツ

代表歴

 

小笠原 美奈

東京羽田ヴィッキーズ  SF/PF 178㎝ 

2試合(2試合) 28分

得点14.5 リバウンド6 3pt成功率50%(6/12)

拓殖大学卒業見込、アーリーエントリー(来季内定選手)でのプレー

2017年ユニバーシアード

 

①で述べたようにSFはあくまで宮澤選手が絶対的存在である。バックアップ候補として得点力の高い選手は多数いるが、ディフェンス面で物足りなさを感じる。

そこで小笠原選手を推したい。宮澤選手が万全な前提で語るならば20分出場して10点取れる選手より10分出場で相手エースを密着マークしたり、粘り強くリバウンドに絡んだり、相手が嫌がりことをして、機を見て3ptシュートを1,2本決めて、涼しい顔で宮澤選手にバトンタッチが求めれるのではないだろうか。

そこにベストマッチなのが小笠原選手だと思う。これ以上は最近書いたばかりなので割愛します(笑)

 

梅木 千夏

アイシン・エイ・ダブリュ ウィングス PG 167㎝

16試合(3試合) 21.6分 

得点8.5 3pt成功率リーグ1位(51.92%、27/52)

2018年U18アジア選手権

 

PGはインサイド以上に固まっている感がある。備えは必要だが、ホーバスHCの下で試合出場している選手が少ない。正直誰であっても経験不足は否めず、今後の強化合宿で何人か呼んで、合う選手・調子の良い選手を残していくしかないように思う。

そこで私が推したいのが梅木選手。あどけなさの残る顔つきからは想像できないくらいの強気な姿勢が光るスコアリングガードだ。本橋選手と似たタイプだと思うが、より3ptシュートを積極果敢に放っていく。ルーキーながら3pt女王を獲得しており、東藤選手の大活躍が目立ったが、新人王でもおかしくない選手。川上憲伸高橋由伸のようなハイレベルな争いだった(伝わらないw)加えてドライブからのシュートバリエーションも多彩な点も魅力だ。

アイシンAWではベンチスタートが主だったが、スターターの酒井選手よりプレータイムは長く、結果的にレギュラーシーズン最終週となったトヨタ自動車戦では2試合ともスターターを任された。残り6試合での活躍が期待されたが、打ち切りとなり、チームもプレーオフ進出を逃したため、アピールの場を失ったのは残念だが、オフに入ることなく、トレーニングに励んでほしい選手である。

 


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平末 明日香

トヨタ紡織サンシャインラビッツ SG 163㎝

Wリーグでのプレーなし

東京医療保健大学卒業見込、アーリーエントリーでのプレー

2019年李相佰杯

 

私が現地観戦した李相佰杯は韓国との実力差があったことは差し引いても非常にポジティブな印象ばかりで、どうしてもそのメンバーから1人入れたかったので、かなり強引なところはあります。

その中から平末選手にしたのは強烈だから、そしてユニバーシアードにも出場していない秘密兵器感満載なところである。SGでこのサイズはWリーグでも小さく、そして細い。8~10人で組むであろうローテーションに加えることは難しいかもしれない。ローテーション入りを想定していた選手にアクシデントが発生した場合に個性的すぎる選手がいるのはチームビルディングをさらに難しくするし、スポット起用するにもその時間帯だけ戦術平末を構築しなくてはならないだろう。

しかしそのデメリットに目を瞑ってでも試す価値がある選手だと思う。とにかく速い。速い選手は他にもたくさんいるが、一瞬の速さで抜き去り、そのスピードを持続してレイアップまで持ち込む姿は圧巻だ。3ptライン付近右45度から急加速してのドライブをファールなしで止めることは容易ではない。高速ドライブだけでなく外からも決めれられる選手であり、OQTベルギー戦で彼女がいたら相手は残り2分くらいでバテて、日本が勝てたかもしれないと思ったりもする。

起用法は限定されるだろうし、五輪まで5か月を切っている中でどう組み込みのか・枠は12しかないなどツッコミどころがあるのは承知の上だが、こういう面白い存在がいることを知って頂けたらと思う。

 

たとえプロ=メディアがこのような記事を書いたところで大して意味はないし、あと5か月弱で五輪を迎える中でピックアップした6選手が強化合宿に選ばれる可能性すら低いとは思う。ただ渡邉選手や宮下選手の代表入りを予想していたファンは少ないと思うし、何が起きるか分からない。その時にドやりたいので書きました 笑笑

 

BリーグWリーグなど各スポーツも中断しており、3x3のOQTも延期されるなど先が見えない状況ではあるが、日常が戻る日が早く来ることを願っている。