第21回Wリーグ終了…

海外でアスリートの感染例が何件か発生した。それにより無観客により一度は再開したBリーグも一部チーム・選手から不安の声が上がり、再び中断した。欧米で急速に感染拡大しており、日本もいつそうなるか分からないと考えると中止は妥当な判断としか言えない。

 

むしろ無観客・トーナメントのフォーマット変更により一度は開催を決めたリーグの決断に敬意を表したい。

 

ただ同じバスケ選手、同じフィジカルコンタクトの激しいスポーツでチーム間・選手間に温度差がかなりあるのはなぜだろうという疑問がどうしても腑に落ちない。ファンの勝手かもしれないけど、河村選手やサンロッカーズ渋谷の選手たちの考えが職業としている選手たちの心境だと思っていたから、中止の判断は妥当ではあるが、気持ち的に残念な部分もある。

 

今後もコロナウィルスの早期収束は見込めず、代表活動は5人制も3x3も国内合宿くらいしかできないだろう。東京五輪も延期の可能性が高まっているが、来年もしくは再来年に開催はされるわけで、継続的な強化は必要である。まして今季はレギュラーシーズン16試合と皇后杯で終了してしまったわけで、何かしらの代替プランが必要だ。

5人制のA代表ユニバーシアード代表が強化試合、3x3代表候補選手が伊集選手のように国内の大会に出場することなどは想定できるが、サマーキャンプをバージョンアップさせたWリーグカップを開催できないものだろうか

例年日本代表選手抜きで合同練習試合として開催しているが、五輪延期なら代表選手も参加できる。五輪延期=五輪出場チーム・選手の事前キャンプもなくなるので、全国各地で体育館に空きが出てくる。それなら各チームベストメンバーの下で、ユニバーシアード代表やU18代表、地域リーグのチーム、韓国や中国のチームも招待して、16~20チームで女子バスケ強化のための一大イベントとして全国何会場かで開催。

そこに今季限りで引退する選手のセレモニー的なことも出来れば、選手もファンも心残りは幾分か解消できるかと思う。

レギュラーシーズン終盤の6試合とプレーオフ中止で収入は大きく減ったと思う。さらに例年以上の出費となると厳しいのは分かるが、五輪が延期になればスポーツ熱は盛り下がること確実であり、でもそこで仕掛けられればビッグチャンス到来。

この状況でも明るく振る舞い、ファンの事を気にかけている選手たちに応えるためにも夏場の強化プランに期待したい。
f:id:antelopes_7_12_23:20200323222346j:image