【お知らせ】
— W LEAGUE(Wリーグ) (@wjbl_official) 2020年7月17日
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今シーズンは、本来のスケジュールを変更し、「東西カンファレンス制」を採用することとしました。
新たな試合形式、試合日程等はコチラになります↓https://t.co/c2BSdNNRa8
何卒ご理解の程、お願い申し上げます。#Wリーグ pic.twitter.com/EnHgz68L6S
Wリーグ全12チーム+招待4チームが一堂に会するという開催発表時点で無理があったオータムカップを代案なしに中止にした時は不信感しかなかったが、今回は素直に感謝申し上げたい。変更、調整に尽力してくださった方に敬意を表したい。
卓球Tリーグは年内の無観客開催、バドミントンS/Jリーグは今季公式戦の中止を早々に決定した。Wリーグも無観客開催、加盟各チームの練習施設での開催、観客は各チーム運営会社従業員や地域のバスケ少年少女のみなどもっとリスクを下げる方法はあったはずだが、選手からのヒアリングも実施した上でこの方向性を出したとのこと。非常に嬉しいし、試合会場・日時等の微修正をする程度だと思っていたので、意外でもあった。
疑問に感じる点や残念なこともある。全試合リーグ主管になったことで、ホームゲームを失ったクラブチームとしては致命的だ。
【CLUB Vickies情報】
— 🏀東京羽田ヴィッキーズ(Wリーグ)⛹️♀️ (@VickiesStaff) 2020年7月17日
特典に関する重要なお知らせ
第22回Wリーグの開催方法変更に伴い、一部の特典が提供困難となりました。詳細はHPをご確認ください。
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楽しみにお待ちいただいた皆様には申し訳ございません。続報をお待ち下さい。#東京羽田ヴィッキーズ#Wリーグ pic.twitter.com/wo9P5bZANU
試合日程!|mizuno naho @rariruren74 #note https://t.co/j9J1kVpAY5
— Naho Mizuno / QB74 (@rariruren74) 2020年7月17日
コロナ禍で夏祭りなど地域イベントへの参加やクリニック開催等もほぼ出来ず、シーズン開幕後も地元での試合が0や2試合では存在価値・意義を示していくことは容易ではない。企業チームにしても地元での試合が無くなったケースがある。東京、神奈川、愛知での試合が基本となり、地方開催はゼロとなってしまった。プロ野球も各チームの本拠地開催のみとなっているが、Wリーグだと富士通の旭川開催が好例で、選手の親族や出身ミニバスチームの後輩たちが詰めかけて賑わっている試合も多く、楽しみにされていた方のことを考えると切ない。一部会場未決定の週があるが、そこは是非クラブチームのホームタウンや企業チームの拠点でありながら開催がなくなってしまった千葉県、茨城県、名古屋市で確保できればと思う。もしくは飛行機をチャーターして北海道や九州で開催できれば尚良い。
また別カンファレンスのチームとの対戦、いわゆる交流戦は行われず、ENEOS×トヨタ、富士通×デンソーなど目玉カードが組まれないのは残念である。個人的には富士通、東京羽田が愛知県で観られないことが残念で、東カンファレンスの試合も可能であれば観に行きたいと思っている。
交流戦なし、1会場3試合開催なら同一カード連戦ではなく、1日目・2日目で対戦カードを変えられたらより楽しみが増えたのにってのは欲張りすぎですよね...すみません。
1会場3試合開催により、安城、静岡など小さな会場では特にロッカールームなどコート外での密が懸念される。横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナのような大規模会場が使えればそれに越したことはないが、使用料が莫大であり、会場到着時間、アップでのコート使用時間など細かくルールが設けて、極力密を発生させないようにしていくしかない。
↓がカンファレンスごとのチーム振り分けだが、東は新潟の大苦戦が予想される。それにより東は他のチームの勝率が上がるのではないか。
「東西カンファレンス制」でのチーム振り分け pic.twitter.com/B3kMw9k1ZB
— W LEAGUE(Wリーグ) (@wjbl_official) 2020年7月17日
すると東の5位より西の4位より勝率が高いという事態が起こりうるが、両カンファレンス4位以上がプレーオフ出場とのことだ。カンファレンス制である以上仕方がないのだろうか…
と言い出せば色々あるが、今シーズンに関しては不公平や誰か・どこかが不利益を被ることは飲み込んで、リスクを低減させつつ、バスケで日本を元気にすることが必要で、ギリギリの着地点ではなかろうか。
感染予防のため心身ともに気を遣っているであろう選手・スタッフの移動負担を軽減させたこと、とにかくこの点である。また使用会場が減り、利用料が削減できる。会場ごとに導線等異なってくるが、運営オペレーションは練りやすくなるだろう。
個人的にはアンテロープスの試合が愛知県で最大16回観られて、ウィングスも無条件に同会場。四国開催の予定だったアンテロープス×デンソーアイリスが安城で観られる。これらが非常に嬉しい。毎回3試合あるのは嬉しいような疲れるようななので、程々に場外で休憩を挟みつつ楽しみたい。あとウィングスの試合で碧南での開催が予定されていたが、これがなくなったのはホッとした。
以下は私が期待していること・妄想していることです。
- 全試合リーグ主管→チケットは全試合Wリーグチケットで販売?
Wリーグにも一応BリーグやJリーグのようなチケット販売システムがあるが、各チームのホームゲームや地方開催には対応しておらず、昨季の大田区総合体育館での開幕戦のようなリーグ主管試合、オールスター、プレーオフでしか利用できないシステムだった。全試合リーグ主管になったことで、理論上は全試合Wリーグチケットで販売することが可能となった。リーグとしては観戦者管理が出来て、万一の時に対応できる。Jリーグでもコンビニ等の端末では購入できない。ファンとしてもこれまでは試合ごとに発売日や席種、料金を各都道府県協会HPで確認し、場合によっては担当者の携帯に問い合わせることもあったが、この手間と精神的負担が軽減されたら非常にありがたい。普段Wリーグをあまり観ることがないBリーグファンも(Bリーグより)買いやすくなれば来てくれるかもしれない。
これまでのチケット料金相場から大幅に上がることが懸念されるが、そこは会場使用料を少なく出来ているはずなので、値上げは最小限に留めていただければと思う。
- Bリーグ開幕に向けた運営シミュレーション、五輪に向けた実績作り
BリーグはB1、B2とも10月1週目に開幕する。それまでに日本バスケ界では天皇杯・皇后杯の1次ラウンド中止が決まるなど有観客での試合が予定されていない。本来であれば各チームが公式戦会場を使っての公開練習や紅白戦、プレシーズンマッチを行うべきだし、オータムカップも分散開催でリーグ戦に向けた諸々のシミュレーションをしてほしかった。しかし秘密主義の日本バスケ界であり、コロナ禍で各チーム経営は厳しく、公式戦会場を借りる出費が惜しいだろう。Wリーグ序盤戦が行われるのはウィングアリーナ刈谷、大田区総合体育館、アリーナ立川立飛、とどろきアリーナなどBリーグクラブのホームアリーナが多い。五輪に向けて運営力を国内外にアピールしていくチャンスでもある(と島田チェアマンが仰っていました 笑)
- 全試合リーグ主管→企業従業員や地元協会向けの割り当てなし?
某企業では「運動部の応援はオンラインで」というお達しが既に出ているそうだ。会場は純粋にバスケが、Wリーグが好きなファン中心になっていくかもしれない。雰囲気もガラリと変わるだろう。声出し応援が出来ないからシャッター音が鳴り響くかな...(笑)
- 1会場3試合開催→バスケットLIVEの配信の質向上?
人や機材のコストは抑えられる。基本東京、神奈川、愛知での開催なので、移動もしやすい。実況解説付き、マルチアングル、ハイビジョンなどへの期待が高まる。
DAZNでの配信への期待も?
6チームずつ東西に分かれ、毎節各地区で1ヵ所開催との発表!リーグ主管との事で1回のチケットで3試合観戦が可能に!取材する人間からしても多くの試合に触れられるのはとてもありがたい。観戦時も再入場可だと会場周辺での1日コーディネートがしやすい気がするけど、どうなんだろう🤔⁉️#Wリーグ https://t.co/Hw4Ug2jZak
— 市来 健|Takeshi Ichiki (@4take3) 2020年7月17日
- 開幕戦のTV中継
当初スケジュールでは9/18の大田区総合体育館はENEOS×トヨタ自動車の1試合が組まれていた。現時点で決まっている分では他に金曜開催はないが、開幕週の大田区だけは金曜のENEOS戦が維持された(相手は富士通に変更)。昨季同様NHK-BS1での生中継に期待したいところだ。
- 実質9,10月と1,2月の2ステージ制
昔のJリーグのようにステージ優勝の表彰があるといいですね(東は2ステージともENEOSだろうけど)さらに妄想するならばステージごとにスポンサーがついて、賞金が出たりすると...コロナ禍でついてくれるスポンサーなんているのかって話ですね...来季以降もこのレギュレーション継続すればスポンサー現れるかも??
とにもかくも関わる全ての人達が健康で開幕を迎えられること。プロ野球やJリーグなど他のスポーツが予定通り開催出来て、Wリーグも有観客で開幕を迎えられること。首都圏と他地域の往来をうしろめたさなく出来て皆が観たい試合を観に行ける状況であること。そしてレギュラーシーズン全試合有観客で開催出来て、プレーオフも有観客で開催できること。
これが今の願いです。
Wリーグが『東西カンファレンス制』を実施です。感染拡大を第一にせざるを得ない状況、新しい形となりました。プレーオフで初めて他カンファレンスと戦うので、今までとは違ったワクワク感があります!#Wリーグ https://t.co/wCKMmnXQa9
— バスケット・カウント (@basket_count) 2020年7月17日