5人制女子代表強化試合 vsポルトガル game3

最適解が固まった。オフボールの動きは活発になりオフェンスの流動性が出てきた。

長岡選手は190センチオーバーで手足も長いポルトガルインサイドプレーヤー相手にパワフルなプレーで応戦した。所属チームでシラ選手や河村選手と日々マッチアップして鍛えられている成果だろうか。

東藤選手はディフェンスでも攻撃的な姿勢を見せ、信頼を勝ち取った感がある。ポルトガルが猛追してくる中での4Qで三好選手に代わって投入されたのも3ptシュートよりも重心の低いディフェンスなど決して上背はなく細身ながらフィジカルなプレーを厭わない点を期待されてのものではないか。

 

と3試合戦っていった中で修正されたことや収穫もあるが、正直なところ、不安が先立つ。詳細は後述するが、五輪メンバーは既に固まってると思う。しかしgame3でベンチスタートだった選手は信頼を勝ち取れていない様子がうかがえる。こうなると髙田選手中心にスターター5人に負担が集中し、体力・忍耐力勝負。オフェンスのリズムが作れるかは三好選手の3ptシュート成功率次第となってしまう。野球で打線は水物とはよく言うものだが、3ptシュートも同様だと思っているが、実際game3では三好選手の成功率が下がり、オコエ選手はアテンプトすら大幅減。

出たとこ勝負ではなく、安定感を構築したい。高さでゴリ押しが出来ない日本には絶対必要なことではないか。

引き続きターンオーバーが20近い数字を記録し、チーム全体での3ptシュートは8/26。結局3戦とも70得点を下回ったのも気掛かり。

またgame3では日本の選手の疲労が顕著な中でポルトガルの1勝して帰りたい気持ちの強さが上回り、3ptシュート攻勢に遭った。こういう劣勢の中でステファニー選手がいたらなぁと思っていたところ(笑)、町田選手・髙田選手が冷静にいなして、流れを食い留めていたのは流石の一言だった。

 

 

サッカーだと五輪やW杯の度に展開されるメンバー予想。

当ブログでもこういうのやってみようかと思いましたが、あまりにも読めてるので、この記事内で簡潔に。

game2後半開始時にコートに立った町田・三好・赤穂・長岡・髙田の5選手がgame3でもスターティング5に名を連ねた。この5選手とgame3のクラッチタイムに出場した東藤選手まではアクシデントがない限りは決まりと見ていいだろう。game3は良い入り方をしたので、スターティング5の連携熟成に入るかとも思ったが、ポルトガルタイムアウト後からメンバーをどんどん入れ替えたあたりホーバスHCの人情が感じられた。

その中でプレータイム、コンディション、そして代表での経験・実績を加味すると外れる選手が必然的に見えてくる。

  • PG 町田 本橋 安間
  • SG 三好 林 東藤
  • SF 赤穂 宮澤
  • PF 長岡 馬瓜
  • C   髙田 オコエ

上記が登録メンバーになると予想する。日本代表、ましてや五輪本大会はコンディションが万全ではない選手が出場する舞台ではないと思う。当ブログで既に触れている宮澤選手、本橋選手だけでなく、タフショット気味のものを決めていることがクローズアップされている林選手も本調子には程遠い。

フットワーク・ステップワークでオープンを作れておらず、シュートフォームも揃っていない中でエアボールなど打ってすぐに外れると分かるシュートが多い。

ここまできたら少しでもコンディションを上げてもらうしかないが、再発しないか・他の部位を怪我しないか心配をしてしまう。

 

最後に苦言というか小言というか。

game3のスターティング5に日本女子バスケのリーディングチームであるENEOSの選手は居ない。皆外国籍HCが指揮を執るチームに所属している。一方20-21シーズン終盤から一向にコンディションが上がらないのはENEOS絡み(前ENEOS、元ENEOSの内海HCが指揮を執る日立ハイテク所属)絡みの選手たち。

レーニング方法、時間、日常生活など見直す時期にきているのではないだろうか。選手のスキル向上やチーム強化の前に怪我をしにくい環境・長く現役で居られる環境を整備してほしい。