ダブルオーバータイムまでもつれ込むまさに未知なる戦い。激闘、死闘だった。Wリーグ史、いや日本バスケ史に残るであろう名勝負。バスケを見始めて6年ほどの私の中では千葉ポートアリーナの奇跡、スペインピックから比江島選手が3ptシュートを決めたあのセミファイナルと並ぶ名勝負。
.@rui_8mura finishes it off with ⚡️⚡️dunk 💥#FIBAWC #ThisIsMyHouse #AkatsukiFive @JAPANBASKETBALL pic.twitter.com/qUBkmC8UfN
— FIBA Basketball World Cup (@FIBAWC) 2018年6月29日
三河#6 比江島のビッグショット!!!
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) 2018年5月20日
4Q残り9.9秒で三河が同点び追いつく。
試合は振り出しへ。
@go_seahorses @Hiejima_m6 #共に頂点へ #ここから先は結果こそすべて#Bリーグ pic.twitter.com/VCCCsTx6b2
TV観戦でこれほど熱狂し、魂を揺さぶられたのはプロ野球中日×巨人の10.8以来だろうか。エブリンさんの解説に批判の声もあるようだが、苦楽を共にした仲間、家族が目の前で優勝を賭けて戦っている中で冷静に話せる人なんていない。批判したい人は起用した側にお願いします…
3連戦で心身ともに凄まじい疲労の中での戦いだったと思う。ダブルオーバータイムに突入した時は両チームで優勝でいいじゃん…と思ってしまった。。
最後まで怯むことなく・逃げることなく戦い続けた両チームの選手たちにただただ感謝と労いの言葉を贈りたい。疲労が極限に達しているであろうダブルオーバータイムでも笑顔を見せ、試合後は笑顔と涙と汗が入り混じったクシャクシャな顔で健闘を讃えあった勇者たちにありがとう、お疲れさま。ゆっくり身体を休めて。
🏀 #Wリーグプレーオフ 2022-23
— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) 2023年4月18日
ファイナル🏆Game3 名場面
ノーサイド❗❗
両チームの選手が入り混じった恒例の記念撮影✨
ライブ&見逃し視聴▶https://t.co/Fi0rnGkYYe#行こうよWリーグ#Wリーグ@wjbl_official@eneossunflowers@Antelopes_1 pic.twitter.com/BfkJVTusRb
戦術や戦略、采配について多くを語ることはできない。
記者会見に出た馬瓜、山本両選手の発言を「good speech!」とたたえ続けた大神HC
— 【公式】朝日新聞バスケットボールinfo フォロワー1万人ありがとう🏀 (@asahi_bballinfo) 2023年4月17日
「みんなが全力を尽くしたベストゲーム。トヨタも、ENEOSさんも。言葉で言い表せない。戦術とかじゃない。選手たちはよく戦った。選手を責める人はいないと思う。負けは私の責任。この負けを次にどう生かすか」 pic.twitter.com/Pzw97xWMzt
でも負けには不思議の負けはないし、ずっと批評ブログとしてやってきたし、いくつかね…
-
センター陣のファールトラブル
ステファニー選手が1Qで膝を負傷し、100%の状態ではない中でダブルオーバータイムではセンターがいなくなってしまった。宮下選手が出足早いディフェンスで奮闘したが、どうしてもゴール下ではソフトにならざるを得ない。梅沢選手の2Qのオフェンスファール、3Qで渡嘉敷選手にバスケットカウントを献上したソハナ選手のファールは特に痛かった。
梅沢選手は移籍加入後オフェンスでのフィジカルコンタクトの際のファールやイリーガルスクリーンが減っていた。ソハナ選手はファイナルgame2では手をかなり我慢しているのが見て取れた。疲労、特に頭の疲労度が高かったと思うが、このロスター編成にしたチームの責任が大きい。ただ渡嘉敷選手、長岡選手は不用意なファールをしなかった。長岡選手の4Qやオーバータイムでのノーファールで止めるスキルは圧巻だった。選手の経験差もあった。
-
ベンチメンバー
前回の当ブログで両チームの2選手をキーパーソンとして挙げたが、トヨタ自動車は負傷
、ファールトラブルがある中でダブルオーバータイムまでもつれたが宮下選手のプレータイムはレギュラーシーズンとあまり変わらなかった。2Q終盤に切れ味鋭いドライブを見せた梅木選手は3Q以降出番がなかった。一方で山本選手、平下選手がなんと50分フル出場。さすがの山本選手もダブルオーバータイムではエアボール、平下選手は林選手へのディフェンスで疲弊し無得点。彼女たちのプレータイムを5分ずつでも梅木選手にシェア出来ていたらと思ってしまう…
ステファニー選手が負傷した時、すぐに一度ベンチに下げてトレーナーなどコンディショニングスタッフに判断を仰いでもらうべきだったのではないか。
一方のENEOSは藤本選手が7分ほどの出場ながら5得点を挙げ、貢献した。
🏀 #Wリーグプレーオフ 2022-23
— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) 2023年4月17日
ファイナル🏆Game3
#ENEOS 🆚 #トヨタ自動車
途中出場の #藤本愛瑚 が連続得点!
ライブ&見逃し視聴▶https://t.co/Fi0rnGkYYe#行こうよWリーグ#Wリーグ@wjbl_official@Antelopes_1@eneossunflowers pic.twitter.com/EZhzSlDMi3
ベンチメンバーの活かし方は勝負を分けたポイントの1つだった。
-
渡嘉敷選手の守り方
センター陣のファールトラブルによりインサイドではENEOSが優位に立つと思ったが、トヨタ自動車がよく守っていた。戦術渡嘉敷を使わせなかったし、アウトサイドもgame2よりはケアできていた。それだけに↓のプレーが悔やまれる。
🏀 #Wリーグプレーオフ 2022-23
— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) 2023年4月18日
ファイナル🏆Game3 名場面
ベンチメンバーの活躍もすごかった✨
4Q残り1分 #ENEOS #高田静 がチームを救う同点の3P🔥
ライブ&見逃し視聴▶https://t.co/Fi0rnGkYYe#行こうよWリーグ#Wリーグ@wjbl_official@eneossunflowers pic.twitter.com/6H9kdBgqBI
山本選手の3ptシュート、山本選手のドライブからソハナ選手の得点で一歩前に。ENEOSタイムアウト明けのオフェンスだったが、どういうディフェンスプランだったのだろうか。3点リードなのでノースリーだと思ったが…
外に追い込まれた中で逆サイドに飛ばした渡嘉敷選手、それを決め切った高田選手を褒めるべきなのは言うまでもないが(ファイナルに限定すればMVPは高田選手だと思う)プレーオフ好調の長岡選手、国内最強シューター林選手もいる中でトヨタ自動車のヘルプディフェンスが寄りすぎた面は否めない。
渡嘉敷選手がgame3になった時点で走り負けるわけがないと試合後に言っていたようだが、game2を制しgame3では追いついてオーバータイムに突入したENEOSの方が心理的にも有利。トヨタ自動車としては40分で決めたかっただろうが、ダブルオーバータイムで一瞬のマークのズレを突いて3ptシュートを決めた林選手、高速ドライブからバスケットカウントを獲得しFTもしっかり決めた宮崎選手がクレイジーだった…!
🏀 #Wリーグプレーオフ 2022-23
— バスケットLIVE (@BASKETLIVE_JP) 2023年4月17日
ファイナル🏆Game3
【試合終了】
#ENEOS 72-64 #トヨタ自動車
50分の大激闘🔥
ENEOSが4年振り17回目の優勝🏆
勝利を手繰りよせた劇的プレー集!!!
ライブ&見逃し視聴▶https://t.co/Fi0rnGkYYe#Wリーグ@wjbl_official@Antelopes_1@eneossunflowers pic.twitter.com/FNS4Umn8Vh
結局多く語ってしまったな…w
最後にプレーオフファイナルの在り方について。
個人的には既に述べている通り一発勝負でいいと思っているが、今回白熱した戦いになったのは3戦勝負だったからという面が大きい。またプロ野球やJリーグ、Bリーグがない月曜日にテレビ中継があったことで普段よりは確実に多くの人が見たはずだ。一方、3連戦で選手がベストコンディションを発揮することは不可能である。Bリーグファイナルのように土日火だと運営経費が増す。
現行レギュレーションを維持するなら金日月の開催で、土曜はレギュラーシーズン表彰式、引退選手のセレモニー、高校や大学、3x3のエキシビジョンマッチを行なうのはどうだろうか。ファイナル進出チーム以外から選手が参加し、サイン会やファイナルプレビュートークなどファン感謝祭的な内容を加えれば稼ぐこともできるはず(笑)
これでシーズンオフに入ってしまうのは寂しいが(オールスターあるけどあんまり興味ないので…苦笑)、6月に予定されているらしい新ビジョン発表ってどんなことなんだろなぁプレーオフ改革も含まれてるのかなぁとかステファニー選手ニューヨーク・リバティと契約出来るかなぁ、エブリンさんはトヨタ自動車で復帰するのかなぁ(退団の発表はされてないのでたぶんそうなるだろなとは思いつつも)などなど期待を膨らませて秋まで過ごしていきたいと思いますw
野口さくら選手来ないかなぁ