【Jリーグ】処分下る。

Jリーグから外された“家本の笛”(スポーツニッポン

またしてもあいまいな処分が下った。この場でSR&国際主審剥奪で良かったのではないか。これまでを考えると次も3ヶ月から遅くとも半年で復帰するだろう。彼が自ら返上し、一から出直すことを期待したいが、1,000万円強の年収を得られるというSRだけにそんなことは期待できない。

しばらく「"家本ルーレット"から解放される」と浮かれているサポもいるが、自分は喜んでいられない。抜本的な再発防止策が明示されなかったのだから。

目立つのは家本ばかりだが、他にも家本と同レベルもしくは家本以下の審判は何人もいる。特にJ2専任は相当ひどいようだ(J2を今まで1試合通して見たことがないので詳しくは知らないが)。このままではただ"役者"が家本から他の人間に変わるだけだろう。また「家本二世」を生み出すことにもなるかもしれない。

もっとも選手も変わらないといけない。あまりにも審判を信用していない選手が多すぎる。異議・抗議も多い。私がそれ以上に気になるのはセルフジャッジをする選手が多いこと。海外サッカーを見ていても異議・抗議をする選手は試合によっては多くいる。しかしJのようにセルフジャッジが多いリーグは皆無に等しいのではないか。

具体的にはオフサイドだと手を挙げて勝手にプレーをやめること、接触プレーで倒されたときにプレーをやめてボールを手で持ち、FKを始めようとすること、タッチラインを割ったと自分で判断し、スローインをし出そうとするプレーなどである。選手はプレーするのが仕事であって、判定を下すのは審判だ。審判も人間だし、セルフジャッジを何度もされたら自分の仕事が奪われたようで腹が立つのも理解できる。だからセルフジャッジした選手が不利になるような判定をしてやろうという気も起きるのではないか。

審判がいなくては試合が成り立たない。ボールを使ったただのじゃれ合いと化してしまう。審判を信頼し、敬意を持つ姿勢が選手に求められる。

今回のトラブルが協会、リーグ、審判、選手それぞれが意識改革をするきっかけとなってもらいたいものだ。