Bリーグ17-18 第11節 川崎対三河 Game1

プロ野球Jリーグのシーズンが終わり、それらのファンの方々も少しは見てくれたかもしれない。

その中で素晴らしい試合だった。

先週の三河対東京Game1、川崎対渋谷Game2も熱戦だったが、ライト層受けする熱戦は今日のこの試合だろう。

あと少しで両チームとも100点達成という試合だったが、両チームのオフェンス面の特長が存分に発揮された上でのもので、ディフェンス面の大きな問題は感じられず、バスケットの魅力が詰まった一戦だった。

もう少し掘り下げて分析すると、今季の川崎の問題点が今日も現れていた。

まずオンザコート2でスタートしているにも関わらず、主導権を握れず、点差をつけられて、2Qを迎えていること。

出だしでもう少しアグレッシブに・ハードにやれれば、この試合でも川崎が余裕を持って戦い、勝利できていたかもしれない。

また最終盤でのクロックマネージメントやディフェンスが甘い。

昨シーズンの渋谷ダービーでギャレットが決めたブザービーターを彷彿とさせる比江島のプレーは称賛に値するが、その前の川崎のオフェンスにも問題がある。

藤井が持ちすぎて、結局タフショットを強いられ、それもリングに当てることすら出来ず、ポゼッションは入れ替わった。

またサイズで三河が上回り、さらに三河には金丸という変態シューターもいるのでやむを得ないのかもしれないが、ディフェンスが得意ではない辻が比江島のマークについていたことも不幸だった。

最終盤に甘さを見せてしまった川崎だが、2Q以降は局面局面では強さを発揮できていた。

長谷川の名前の通りの技ありなプレー、鎌田の献身的なスクリーンには特に目を引いた。

また後半は辻と比江島の3ptコンテストの様相を呈していたが、辻が比江島を上回る26得点で両チーム最多の大活躍。

一方の三河は11得点を挙げたものの金丸に存在感がなく、オルトンはファールアウト。バッツはディフェンス面で穴となってしまっていた。

オルトンはディフェンスが得意でなく、バッツはスピードで劣る。結果桜木のプレータイムが長くなる悪循環。

日本人選手に関しても松井、狩俣はローテーションに加われているが、西川は不甲斐ない限りだ。

優勝を狙う上でバッツ、西川が進化できるか。ここがカギを握るだろう。

しかし改めてスタッツを見るとすごい試合だったことが分かる。

この2週間好ゲームばかりで、本当に楽しませてもらえている。

明日明後日の渋谷対千葉も注目カードだ。

そして川崎。これで3連敗だ。

昨季のCS以降アリーナの雰囲気がものすごく良くなっているし、これ以上の連敗は避けたいだろう。

PS

現役人気アイドルが仕事抜きでこういう感想を寄せてくれることは人気拡大の上でもプラス。

色んな人がBリーグを見てくれているので、より良い試合・運営がされることを期待している。

私は来週三河対新潟を三河応援団近くのエキサイトシートなる席で観戦予定だ。

微力ながらバスケ、Bリーグの魅力を発信していきたいと思っている。