今週は水曜日にもゲームが行われた。
Bリーグは週末2マッチ開催が基本となっており、ミッドウィークに試合が行われることは選手のコンディション調整、スカウティングデータの活用方法、ゲームプランの練り方など普段と様々なことが違ってくる。
その中で行われた昨日はロースコアの試合が多かった。
またB1は地区首位チームが全て敗れた。
アルバルク東京はイージーミスが多く、自滅のような形だったが、琉球ゴールデンキングス、シーホース三河はホームで逆転負けを喫している。
残り1分を切って1ポゼッション差のゲーム、残り時間との兼ね合いでどんなプレーを選択するか。明と暗が分かれました。|我慢の守備から劇的な結末へ、京都ハンナリーズが敵地で地区首位の琉球を撃破!https://t.co/I8gt5jLMBq pic.twitter.com/hCCGUcMbGi
— バスケット・カウント (@basket_count) 2017年12月21日
琉球は時間を残しすぎたという指摘があるが、バスケット・カウントの記事では結果論ではないかという考えだ。
その記事の中で佐々HCは自チームのディフェンス力の高さを信じての決断とコメントしている。
決勝点を決めたマブンガはこの日シュートタッチが悪く、スミスにボールを収めさせなかったディフェンスは成功でもある。
これができずに逆転負けというのを見るのは、個人的にバスケットボールで最も嫌な部分。日本はクロック・マネージメントができない例が多いんで、より理解してもらいたいから書きました。ゲームクロック、ショットクロック、何ポゼッションの点差かを常にチェックしながら、自分は試合を見ています。 https://t.co/zjs90XxgiK
— Takashi Aoki (@gobluetree629) 2017年5月22日
昨季のSF栃木対三河でも三河のクロックマネージメントの拙さを指摘する声はあったが、昨日の琉球もマブンガのシュートが決まってもなお5秒残っており、確かに琉球は早打ちだったのかもしれないが、結果論とも言える。
確実なのは3Qで相手の戦意を奪うくらいの点差に持って行けなかったことだ。
また京都目線で見れば完全アウェーの沖縄の地で逆転勝ちしたこと、特に最後の最後でチームを救ったマブンガを褒めるしかない。
三河もシュートが外れたことは結果論と言われればそれまでなのかもしれないが、ラストオフェンスのデザインには疑問を感じた。
アルバルク東京に敗れた試合でも同じようなシチュエーションとなったが、良いシュートを打つことも出来なかった。
その時は橋本・松井・比江島・金丸・オルトンの布陣を敷いた。
昨日は比江島・松井・金丸・桜木・オルトンの5人、インサイドプレーヤーを2人配した。
あのシチュエーションで考えられるオフェンスは
①出来る限り時間を使い、3ptシュート
②出来る限り時間を使い、2ptシュート&バスケットカウントをもらい、FTも決める
③出来る限り時間を使い、2ptシュート&バスケットカウントをもらい、FTはわざと外し、逆転まで狙う
④早めに3ptシュートを打ち、外れたらリバウンドを拾って、もう1回3ptシュート
だろうか。
④を狙って、桜木を起用したのだろうが、ならばバッツにすべきではなかったか?
また個人的に④をデザインすることに疑問で、強力シューターをケアさせつつ、ペネトレイトからのボックスアウトも意識させる布陣は敷けなかったのだろうか?
最近村上が好調で、この試合でもスピードを活かしたペネトレイトからの得点もあった。
リング下を切り裂いてのボックスアウトも得意な選手だ。
早い段階でファールで止めてしまえば、FTを決められても1点差あり、ポゼッションは入れ替わるが、今季はファールの基準が変わっており、安易に止めるとアンスポーツマンライクファールとなってしまう可能性もある。
ただ3点が必要な中で外のシュートがない村上起用はリスクも伴う。
では森川はどうか?
村上ほどのスピードはないが、テクニックとシュート力がある。
金丸、松井はリーグ屈指のシューターで、比江島は当然ペネトレイトもある選手だが、もう一人そういう選手がいたら、相手は守りずらいのではないだろうか。
森川は今季もプレータイムが少なく、この試合でもゼロ。
その選手は最終盤の緊迫した場面で起用することは勇気のいることではあるが、引き出しは多くあるべきで、いざという時のために普段から全選手にチャンスを与えることが重要だということを認識させられたシーンでもあった。
森川推しで締めくくった感もある今回のブログはここまで。
(森川来季は移籍してね!三遠を希望します、実現したら必ず豊橋まで応援行きます!!)