Bリーグ17-18 第23節 川崎対滋賀 Game1

川崎が40分間スキを見せない試合運びで快勝した。

勝因は主に以下の3点だと分析した。

〇デービスのリバウンド力

ディフェンスに難があるジョイスとのマッチアップで優位に立ったデービス。

ジョイスは5分弱でファール2つ、ターンオーバーも2つ。ベンチに下がらざるを得なくなった。

滋賀が点差を詰めた時間帯もあったが、結果的には1Qだけで8得点・5リバウンドと活躍したデービスの存在が大きかった。

(FTに関しては今後も練習を重ねていくしかないだろう/苦笑)

〇北HCの采配

川崎はオンザコート2-1-1-2を敷き、1Qで主導権を握る戦略。

この試合でも7点リードで2Qを迎えるが、そこで北HCは藤井・谷口・栗原・鎌田・アマンドソンとベンチメンバーを送り出した。

この5人が踏ん張り、2ポゼッション以上の点差は維持していたが、滋賀が並里を戻し、また川崎にターンオーバーが出たタイミングで篠山を戻し藤井との2ガード、段階的に辻、長谷川も戻し、4番ポジションは鎌田と野本をうまく使い分けた。

巧みなローテーションの結果、一番長く出場した辻でも27:59。

特別指定選手の青木は試合の決着がついてからの出場だったが、11人を使い分け、その中で一番少ない野本でも8:21出場している。

当ブログでは度々三河がタイムシェア出来ていないことに触れているが、対照的な川崎。

こういうチームは終盤戦での強さを発揮するのではないか。

〇要所でのゾーンディフェンス活用

後半何度かゾーンディフェンスを用いて、滋賀はやりたいオフェンスが出来なかった。

並里起点のピック&ロールを使えず、時間をかけたオフェンスとなってしまい、リバウンドも拾えず、川崎がオフェンスに繋げていた。

このように川崎としては盤石な試合運びだったが、コーナー攻略からの3ptシュートも良かったが、ターンオーバー19はいただけない。

マイボールにしてから慌てすぎて、陣形が整っていない状態にもかかわらず、前へボールを運び、奪われる場面が散見された。

これは来週以降続く東地区や勝率上位チームとの対戦を前に大きな課題だろう。

滋賀は駒は揃っているチームだが、それをどう活かすかが課題ではないか。

タイムシェアを徹底し、常にアグレッシブに動ける状態にしているが、5選手の組み合わせは良いのか・劣勢なら時にはスターターを無理させることも必要なのではないかという疑問もある。

個人的には高橋と佐藤を併用する時間があってもいいと思うし、ジョイスの能力をもっと活かす術はないのだろうかとも思う。

残留プレーオフ回避のためにギャンブルは出来ないが、何か変化も必要ではないかということを感じさせられた一戦だった。

しかし川崎の公式サイトの試合速報は実に見やすいですね。

このブログを書くにあたって、データ収集する上でも非常にありがたかったです。

Bリーグのサイトが改悪されたとの噂ですが、川崎を参考に作ってほしいです。